秋の里山 赤石山系プチ縦走  2010/11/06
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− 瀬場 赤石山荘 石室越 前赤石トラバース 物住頭 西赤石山 日浦 −


家内が突然東赤石山に行きたいと言いだした。

先週の西赤石山では膝が痛くならなかったらしい。

まだ少し不安があるので、東赤石山で試してみたいらしい。

朝6時前に出発。

瀬場の登山口に来ると山口ナンバーが一台停まっているだけ。



7時18分出発

標高650m

古い石積みの残る道を上る。



15分程で筏津からの道と交わる

視界が開けると青空が広がる。



畑の跡ではゲンノショウコが咲いているが霜で震えている。

いよいよ木橋の始まり



まだ標高が低いので木々は色付き始めたばかり。



沢の音が大きくなるとモミジの紅葉が美しい



紅葉が朝の日に輝く



何度も立ち止まって見入ってしまう程素晴らしい



まだ緑の混じるこの時期の紅葉が好きだ。



赤石山荘まで2時間15分の文字が消されている標識通過



一本橋を過ぎると分岐に着く

一瞬ある計画が頭をよぎるが家内は何時もの赤石山荘への道へと進んでいる。

まあいいか

此処の標識も東赤石山まで2時間30分を3時間30分に直してある



沢に沿って急坂を登る

所々に小さな滝がある



リョウブの黄葉も美しい



色付いた木々の間から柔らかい日が注ぐ。



東赤石山は頂上付近の橄欖岩が有名だが静かな広葉樹のトンネルもとてもいい雰囲気



急な木の階段を登ると丁度半分位登ったことになる。



傾斜が緩くなると二本橋の休憩所

8時55分着

登山口から1時間40分程掛かっている。



沢の右岸をしばらく上る。



沢の大岩を回り込んでしばらく行くと右に少し引き返す様に沢を渡る



岩ゴロゴロ道に出ると目の前にコマドリ山

タカネバラの赤い実が残っている。



目の前に八巻山の独特の岩の稜線が屏風の様に立ちはだかる。



標高1550m 赤石山荘着

10時4分着

登山口から2時間46分



さあ此処から八巻山のコルに向けて直登しようか?

実は少し気になっていることがある。

先日前赤石山に入った時、何故か石室越までが急坂の様に思えて、引き返してしまった。

そのため東赤石山から西赤石山までの縦走路でそこだけポツンと空白となっている。

本当は此処から東赤石山に登って八巻山経由で尾根を縦走すべきだろうが時間も体力も足りない。

山荘の左から石室越えを目指す。



ヒヨドリ尾根を左に見て黙々と登る

右には八巻山に続く岩尾根



10時26分石室越到着

 此処からは初めての道

前赤石山を目指して下って行く



目の前に端正な西赤石山

その向こうに黒森山、沓掛山

吊り尾根を辿ると笹ヶ峰だがその手前にチチ山がそびえる。

吊り尾根の向こうに瓶が森

真ん中奥に堂々とそびえるのは石鎚山

このように吊り尾根の真ん中に石鎚山が聳えるアングルは初めてだ。



前赤石山に向かうと右に下兜山のイボが見える



コルでまた石鎚山へと続く山並みを眺める



前赤石山への分岐の赤マークに来て家内に登ろうかと聞くが、足がまだ不安なので今日はパスとのこと



トラバース道を行くと、別子ダムが遙か遠くに光っている。

これからあのダムまで下りていくんだ。



トラバース道は遠くから見ると何処に道があるの?という感じだが実際に歩くと確りとした道がある。



前赤石山に登らなくても北アルプスを歩く様な気分にさせてくれる。

このまま遙か向こうの石鎚山まで歩いて行けそうな気がする。



崩れてきそうな岩の下を行く



ミヤマハナゴケを撮影していると家内が橄欖岩をドンドン登って行っている。

あれっ?そんなに登って行くんだったっけ??



ふと見上げると見覚えのある岩が!

いつの間にか前赤石へと向かっていた。大失敗。トラバース道が下に見える。

立ち止まっていると黄色のジャンパーの男性が登って来た。

私達が登っているのを見て付いてきたらしい。

今日は前赤石へは登らないと言うと、怒った様に引き返していった。

一人では登る自信はないみたいだ

引き返して物住頭に11時25分着。

石室越えから丁度1時間。

標準コースタイムの倍位掛かっている。

私達は岩場ではグンとスピードが落ちる。

誰もいない頂上で昼食



振り返ると前赤石山の左には二つ岳から赤星山



眼下には眩いばかりのカラマツの黄葉が広がる



西赤石山に向かって下って行く



大岩の所でカラマツの黄葉を見下ろす



西赤石山への登りで物住頭から前明石山そしてヒヨドリ尾根へと続く尾根を眺める



12時17分西赤石山到着

此処まで一人に出会っただけだが西赤石山は大賑わい



何故か聞き慣れない言葉が飛び交っている。

団体さんかな?

土佐弁とも違うし?

とにかく賑やか。



兜岩も先日の燃える様な紅葉は消えている。



カラマツの黄葉はもう終わり近いがまだまだ美しい



振り返ると、先程歩いてきた道筋が遙か遠くに見える。



賑やかな団体が追い越していった。

道を譲ると「よかとよ」

聞き慣れた様な?知らない言葉?



13時33分銅山越え到着

先程の団体が休んでいる。

私達も休んでコーヒーブレイク

次々と団体のお仲間が到着する。

「〜と」と土佐弁とは違うが何故か聞き慣れた様な言葉。

お聞きすると佐賀から来られたとのこと

流石、がばいばーちゃんの国から来られた人達は賑やか。

皆さんとても人なつっこい。

みんなで寄ってきて、「この供養塔は?」「松がみんな枯れているけど?」

住友家の話とか松が黄色いのは枯れているのではなくてカラマツが黄葉しているのだとか色々話す。

ツガザクラを写したという人の写真を見るとアカモノだったり、

銅山ヒュッテや東平は何処にあるのか、西山からツナクリ山を回って帰ってくると何時間?

とにかく賑やかなこと。

今夜は筏津山荘に泊まるそうだ。

楽しいけど、きりがないのでお先に失礼する。



日浦に向かって下って行くと先程の女性が写したのと同じかな?アカモノの花



水量が多く滝が見事だ



ダイヤモンド水に着くが誰もいない。

喉を潤し空のペットボトルに汲んで帰る。



ノンビリ下り15時丁度駐車場着

先程の佐賀の団体の車が二台停まっていた。



渓流のモミジを楽しみながら瀬場の登山口に向かう。

早くもミツマタの蕾が沢山



南光院の大モミジは見事

庭園の様になっていて苔も綺麗だ



渓流の紅葉はボチボチ



5〜6q位の歩きだが単調できつい。

郵便局には見事なカエデ

佐賀の人達の車が追い越していってみんなが手を振ってくれた。



こんぴら大滝の水音が聞こえてくると筏津山荘に着く



筏津の登山口にはまだ車が二台停まっている。

足の裏が熱くなって痛くなる頃やっと瀬場の登山口に着いた。

16時31分

やっとこれで東赤石山から西赤石山まで繋がった。

カラマツの素晴らしい黄葉も見ることが出来た。

家内の足の具合は何ともないみたい。

やっと通常の山歩きに復活出来るかな?


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