日本アルプス  japan-alps                     里山倶楽部四国編  
大天荘 燕山荘 中房温泉 2011/07/23

− 天上の花園 日本アルプス表銀座の稜線歩き −

中房温泉→燕岳→北燕岳→燕山荘泊→東天井岳→大天井岳→大天荘泊→燕山荘→中房温泉  

その1  7/21  中房温泉  →  燕山荘

その2 7/21 燕岳 → 北燕岳→ 燕山荘


その3 7/22 東天井岳 大天井岳 大天荘




朝日の出が4時45分というので食事の前に4時30分前に外に出る。

昨日までのガスが消えて青空が見えている。

槍ヶ岳が大きく目の前にそびえている。



4時50分雲海から朝日が顔を出した。



槍ヶ岳と穂高連峰のモルゲンロート

大天井岳の影が丁度槍ヶ岳に映っている。



朝日が雲間を抜けて一際輝く。



槍ヶ岳頂上を双眼鏡で見ると大勢が登っているのが見える。

朝食をゆっくり食べてからピンバッジを購入して出発。

あれ!何か忘れているような?



槍から前穂高へと続く素晴らしい稜線を食い入るように見つめる。



北穂高岳の山荘や奥穂高岳そしてその間にジャンダルムまでくっきりと見える。



6時丁度

さあ、眺望最高の稜線歩きを楽しみながら帰ろうか。

眼下に、これから帰る燕山荘までの稜線が随分と下に見える。



左には立山連峰と剱岳が随分と大きく見える。



晴れていたのにどんどんガスが湧いてきた。



目の前に双六岳から水晶岳、野口五郎岳、三ッ岳へと続く裏銀座縦走コースの山々がそびえている。

その右端は剱岳



6時39分レリーフに付く



またいつ会えることだろうか?



唯一少しばかりのスリルを味わうことの出来る鎖場を登る。

平成16年7月24日午後この鎖に落雷し登山者が重傷を負ったそうだ。

夏の午後の稜線歩きは気をつけなければ。



稜線の東はガスが激しく湧いている。



大天井岳を振り返る。



振り返ると槍が見えてくるがガスが巻いている。



何度も振り返りながら進むがいっこうにガスが晴れない。

ガスの中の槍ヶ岳もまた良いものだ。

しばし休憩してガスに巻かれた槍の姿を楽しむ。



桜が咲き始めている。

エッチらと大下りを登る。

頭に8時35分着。



天気が良いのでハクサンシャクナゲやタカネナナカマドの花がくっきりと見える。



蛙岩に到着。



大岩のゴルジュ通過



鳴き声がするので横を見るとすぐそこに雷鳥がいる。

近く過ぎて吃驚。



逃げもせずに餌を食べている。

今回は会えないと諦めていただけに感激



燕山荘手前のコマクサと燕岳



登山者で賑わう燕山荘到着。

9時56分

大天荘から約4時間。

随分とユックリ帰ってきた。



お腹がすいた。

少し早いが弁当にしようと思って気がついた。

大天荘で弁当を受け取っていない。

買い物をしていてすっかり忘れていた。

仕方が無いのでカップヌードル+お湯 350円 を購入する。

お姉さんに失敗談を話すと、大天荘とは同じグループ会社なのでラーメン代はいりませんと返してくれた。

そのお金で缶ビール500円を購入。

カップラーメンと缶ビールは最高の組み合わせ。

おしゃまな女の子がしきりにポーズを取っている。

可愛いなあ。

この子とは、これからしばらく一緒に下山する事になる。。



記念撮影してさあ帰ろうと階段を下りていると突然呼ぶ声がする。

こんな所で?誰?

なんとストーンリバーさんご夫妻だった。

昨年寒風山で霧氷が綺麗だった時にお会いして以来だ。

大喜びしてしばらく話が弾む。

 この後ストーンリバーさんご夫妻は常念岳まで縦走されたそうだ。

すごいなあ。

10時35分下山開始。



?の花



ハイマツの実が真っ赤で美味しそう。

雷鳥やホシガラスがこの実を好むのが解る。






賑やかに大勢登ってきた。

装備がしっかりしているので高校生かと思ったがやはり中学生の学校登山だった。

なんと槍ヶ岳まで縦走するらしい。

がんばってとお別れする。



行きの時ツボミだった不明の花が開いている?



11時38分合戦小屋着。

先ほどの女の子がお父さんにねだってスイカを購入。

お母さんは、行きに食べたから駄目よと言っていたが、

お父さんはこんな可愛い子にねだられると断れないよね。

私も欲しかったが家内はとっとと下山



土曜日なのでどんどん登山者が登ってくる。

団体が多くて上り優先ルールでは全く進むことが出来ない。

何とかすり抜けて進む。

第三ベンチで単独の男性が話しかけてくる。

家内と私の話を聞いていて懐かしいと言う。

お聞きすれば高知出身で東京に出てきてからもう30年になると言う。

高知時代は三嶺などに良く登っていたらしい。

お母さんの里は徳島らしい。



14時42分中房温泉着。

合戦小屋から3時間あまり掛かっている。

随分と時間が掛かっているが、家内の足の調子を考えれば精一杯だった。

大盛りの甘い氷イチゴ450円を食べると疲れが吹っ飛ぶ。

登山口にある立ち寄り湯700円(ネットで割引券あり500円)で疲れを癒やす。

ちょっと熱いお湯だが泉質は最高。

後はひたすら高速を走り、恵那SAで食事およびガスチャージ。

更にどんどん走り11時には自宅に着いた。

風呂に入りビールを飲んで二階に行くと家内は布団を敷こうとして、そのまま眠り込んでいた。

疲れたのだろう。

私も二日後に口にヘルペスが出来てパンパンに腫れてしまった。

疲れと紫外線の刺激が原因らしい。

やはり下山後は温泉宿に泊まってゆっくりするべきだったと反省。

しかし、初心者向けコースとは言え今年も日本アルプスに登ることが出来て感謝。


その1  7/21  中房温泉  →  燕山荘

その2 7/21 燕岳 → 北燕岳→ 燕山荘


その3 7/22 東天井岳 大天井岳 大天荘



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