伯耆富士 大山 2009/10/10 
里山倶楽部四国編
ダイセンキャラボクの赤い実とサワフタギのブルーの実がガスの中で神秘的な雰囲気を醸し出していました

三連休前に大型台風がやってきたので、山行きの計画を立てる気が起こらなかった。

北アルプスや南アルプスの紅葉は見頃だろうか?

行きたいなあ!

でも前日の計画では無理。

そうだ!

大山に随分と登っていない。

2004年レポート

山麓のペンションを調べると一部屋だけ空きを見つける事が出来た。

朝5時に出発。

蒜山SAで弁当を仕入れる。

青空の下で、蒜山三山が少し色づき始めて美しい。

大山はと見ると、頂上付近は黒い雲を被っている。

天気予報は朝は曇り。昼前から快晴の予報。

頂上に着いた頃には素晴らしい天気になっている事だろう。

溝口ICを下りて登山口に向かう。

徳島の家を出発してから丁度3時間で夏山登山口駐車場に到着。

天狗塚登山口や土小屋へ行くのと同じくらいの時間で来る事が出来た。早いなあ。

駐車場は、前回410円で有料だったがいつの間にか無料になっていた。



所が出発の準備をしていると雨がポツポツ降ってきた。

こんなはずでは??

しばらく登っていくが土砂降りの雨となる。

これはまずい。

引き返して一旦車に帰る。



今日は蒜山登山に切り替えようかと悩んでいたら雨が小降りとなる。

8時53分再出発

標高775m



霧雨が降っているせいか登山客は少ない。



真っ赤な登山服に帽子の男性が下りてきた。

5年前に来た時にもお会いした様な?

ブナやミズナラの林の緑が雨に濡れて美しい。



登山客が少ないのでガンガン進む事が出来る。



木の階段は滑りやすい。

気を付けて進む。



三合目あたりから登山客が多くなる。



五合目でも皆さんのんびり休憩中

山の神に久しぶりにお参り。

9時49分 此処まで約一時間



そのまま六合目を目指す。

元谷登山道分岐を通過。

帰りは此処から元谷に下りる予定。



振り返ると弓ヶ浜と日本海



ブルーの実が目立つ様になる。

下りてきた男性がキャッツアイだと言っていた。

キャッアイは茶色だよね?聞き間違えたかな?

多分この実はサワフタギの実。

10時4分六合目に到着。

休憩にする。

標高1347m



隠岐島が見えると書いてあるが無理みたい。



六合目避難小屋はシェルターかトイレみたい。

目の前に鈷峰とユートピア小屋が見えるはずだがガスの中。



サクラの実?とガスの中で幻想的なナナカマドの実



サワフタギの実が多くなる。

蛇籠が壊れていて足を引っかけそうで注意して登る。



1500mを過ぎると誰も歩いていない。

かなり荒れた道を黙々と登る。



木の階段を越えると木道は近い。

ダイセンキャラボクが多くなる。



木道に出ると強風で寒くなる。

梵字ヶ池への分岐に来る。

前回来た時は此処から頂上への木道が付け替え中で右に下りて梵字ヶ池へと回って行った。

誰かとはぐれたのか大声で呼んでいる。

晴れていれば木道の全てを見晴らす事が出来るがこのガスでは、はぐれたら解らないだろうなあ。



木道の周りはダイセンキャラボクの純林が続く。

ガスの中に赤い物が。



木道にうずくまってよく見ると紛れもないダイセンキャラボクの赤い実

今日の目的達成。



濡れた木道を滑らない様に慎重に登っていく。



ガスの中一面に青い実が見える。

サワフタギの実がビッシリ。

ガスの中で幻想的だ。



木道を登り切ると避難小屋に着く。



今日の山頂は寂しい。

10時57分到着。

登山口から約二時間。

従走路は厳重にロープが張られていた。

従走路の崩壊を防ぐ為に植栽しているらしいが、心ない登山者が踏み入る為、根付かないとか。



記念撮影をして少し早いが昼食。

風が強くて寒い。

ウィンドブレーカーの上にレインの上着を着る。

それでもまだ寒い。

コーヒーが美味しい。



天気予報からしてもう少し待っていると晴れてくるはず。

避難小屋に向かう。

気温は5度。体感温度はかなり低い。



湿度は85%

小屋の中は満員。

お湯を沸かしたりしているので温かい。



次から次へと登山客がやって来る。

何時までも座っているわけにはいかない。



11時43分下山開始

以前風力発電の風車があったポールは取り外されていた。



ガスが時たま晴れてサワフタギのブルーが輝いている。



次から次へと登山客が登ってくる。



ガスが大きく流れて視界が良くなる事がある。

後一時間も待っていればカンピーに晴れる予感。

しかし家内は眺望にはあまりこだわらない。

どんどん下って行く。



朝は見えなかった稜線も見えてくる。



日本海に向かって転げ落ちる様に下って行く。



天気が良くなったので凄い数の登山客



ナナカマドの向こうに鈷峰とユートピア小屋



小さな子供も元気に這い上がってくる。

大きな声で挨拶してくれる。元気だね。



紅葉の向こうに崩壊斜面



弓ヶ浜の左に中海。その左奥には宍道湖。その真ん中あたりが松江市かな。



六合目に帰ってくる。

12時43分

鈷峰とユートピア小屋はまたガスの中。



登りでは気が付かなかったがコマユミの実がビッシリ。






青空も見えてきた。

ブナの木が素晴らしい。



12時57分 元谷分岐

元谷に向かって行者谷コースの急な階段道を下って行く。



素晴らしいブナの林が続く



小さな子供連れが下っていたが急な階段にとまどっているみたい。

単独行の若い男性が追い抜いていった。



のんびりとブナの林を楽しみながら下る。



ブナの実が一杯



此処のブナは日本海に近いのですらりと伸びている。

先日出会った権田山のブナとはかなり趣が違う。



モミの実とクチベニタケ



急な階段道が終わると快適な道となる。

若い男性が大勢追い越していく。



元谷に着く

ユートピア小屋から砂走りで此処まで下りてくると言うが?



元谷避難小屋があるが樹木に囲まれている。

今は使われていないのか?



大山寺に向かう。



ツリバナの実がかろうじて残っていた。



大神山神社に着く

この神社は神仏混淆時代の代表的な権現造り。



日本一長い石畳の道を下って行く。



途中で金門に寄り深い谷から大山を眺める。



ツリバナが咲き残っている。

大山寺は有料の為、門の前から参拝



今年始めて出会ったマユミの実

なんとモンベルの店が出来ていた。



以前おにぎりを買った店がこんなおしゃれなモンベルの店に!

今日のお宿のペンションを目指す。

なんと雲一つ無い大山の姿。



今日の宿舎のペンション「アリスの丘」に着く。

庭のアオハダの木に真っ赤ま実がビッシリとなっている。



時間も早いので米子の市内の温泉に入りに行く。

帰りに見た夕焼けの大山と弓ヶ浜



このペンションの宿泊棟は列車の車両を改造してある。私達はオリエント2号。

オーナーのご主人はなんと徳島の池田の出身だとかで話が盛り上がる。



不思議の国のアリスの衣装の可愛いおばあちゃんが食事の案内をしてくれる。



前菜と白身の魚

メインディシュの鶏肉とキャベツ



デザートとコーヒーも大変美味しく、幸せな時間を過ごす事が出来た。



今月はハローウィンでテーブルの小物もみんなカボチャ君。

途中の道の駅で買ってきた純米吟醸「だいせん」をじっくりと楽しんで熟睡。

里山倶楽部四国編
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