− 秋晴れの白山 御前峰からお池回り 眺望の大汝峰 −
その2
その3
楽しみにしていた連休がやってきた。
山歩きには最適な季節。
アルプスの山々は紅葉が大変美しい事だろう。
混んだ山小屋には泊まりたくないし、長距離や岩場の歩きは家内には無理。
そう言えば、まだ白山に登った事がない。
白山は白山スーパー林道や北陸道を通過する時よく見る山だ。
北アルプスからも遠く遙かに見る事が出来る。
しかし、白山は花の山。
花の咲く夏に行くのが常道だろう。
調べると白山の室堂の山小屋は予約制でどんなに混んでも一人布団一枚はあるという。
花のない季節にはゆっくりと歩く事が出来るだろう。
白山に行く事に決定。
夜12時半に出発
淡路から山陽道、中央道、名神、北陸道と順調に飛ばし北福井インターを降り勝山市方向に向かう。
白山はかっては『越白嶺』と書いて『こしのしらね』と呼ばれていた。
その名残が現在の白山周辺の地名『白峰』として残っている。
恐竜街道を走り山の中を飛ばし白峰から市ノ瀬駐車道に5時40分着
約5時間で着くとは意外と早い。
早くも沢山の車が停まっており、さらに次々と車がやってくる。
走り続けて疲れた。
立派なトイレで顔を洗いバス停へ。
一人400円
満車で6時出発
15分ほどで別当出合登山口へ着く
此処にも立派なトイレがあり出発準備
まずは皆さんのレポートを参考に初心者用コース「砂防新道」を行く事にする。
左の観光新道から降りてくる予定
白山自然保護センターの情報によると今年は紅葉は良くないらしい。
6時22分吊り橋を渡って出発
これから標高差約1200mの室堂を目指す。
すぐに木道となる。
霜が降りていて滑りやすい
大山で見た赤い実
何だろう?
10分もしないうちに一方通行の分岐に着く
ここからの登りは結構急だ。
ジャケットを脱ぐ
振り返ると赤兎山1629mだろうか?綺麗な山が見える。
10分ほど綺麗な石積みを登ると一方通行上の分岐に着く
此処で別当出合から1q
緩やかな自然道を行く
ミヤマガマズミの実が熟れている
大規模な砂防工事が続いているのが見える。
ミヤマコゴメグサが咲き残っている。
この時期貴重な花だ
6時58分 中飯場につく。
綺麗な水洗トイレもあり水も豊富に出る。
一休憩
広場になっていて大勢休んでいる。
この若者達とは下山するまで相前後して歩いた。
紅葉が少し始まっている。
整備された石段を登る。
でっかいノリクラアザミの花はもう終わっている
7時5分 登り始めてから43分
まだ1.6q 室堂まで4,4qもある
結構メタボな人達も登っているが苦しそう。
ドンドン追い越していく
右の谷ではへりが工事用の荷物をぶら下げて何回も飛んでくる。
右側の柳谷川は砂防工事が続き作業用小屋が沢山あり車道もあり車が停まっている。
ミヤマガマズミの向こうに柱状節理の山肌が見える。
イワギクが一面に咲いている
ミヤマガマズミやマユミの実が多い
7時34分
別当覗からは観光新道の尾根が見える。
此処まで先を歩いていた若者達や大勢の登山者が休憩中
先に進む
中々、甚ノ助避難小屋に着かない
整備された石畳の道が続く
ツルリンドウは既に実になっている
登山者とは思えない若者達が大勢追い抜いていく
作業場で先程の若者達が休んでいた
登山道の整備でもやっているのかな
向こうに観光新道の尾根
8時9分
甚ノ助避難小屋着
標高1960m
標高差約700m登ってきた
新築のとても立派な小屋だ
トイレも綺麗で水も美味しい。
目の前に大崩壊跡が見える
大勢が休んでいる。
私たちもコーヒーを飲んで一休憩
古い避難小屋の解体工事が進んでいた
ゴゼンタチバナの赤い実が目立つ
ゴゼンタチバナの名は白山の主峰の御前峰から付いたらしい
外来種の侵入防止用のマットが所々にある。
靴底を擦りつけて進む
柳谷の向こうの尾根に避難小屋が見える
チブリ尾根避難小屋だろう
別山がはっきりと見えてくる。
8時37分
南竜道分岐に着く
標高2090m
此処まで2時間15分
皆さんは此処から黒ぼこ岩への道を進んでいる
目の前に別山2399mが美しい
別山は火山ではないので山容が優しい
真下に甚ノ助避難小屋が見える
かなり高度感がある。
右へと南竜道を進む
感じの良い水平道だ
霜柱があちこちにある。
突然家内が「シモバシラみっけ!」とはしゃぐ
なんと氷花のシモバシラ
今年初めての出合
先程までの砂防新道と異なり、登山者が全く居ない。
静かな山歩きを楽しむ事が出来る。
?の実
見晴らしが素晴らしい
所々で景色を楽しむ
目の前に油坂から別山への稜線
ヘリが忙しく荷物を運んでいる。
目の前に南龍ヶ馬場が広がり、立派な南竜山荘が建っている。
こんな所に大規模な山荘があるのに驚き
それにしても登山者が全く居ないのだけど
分岐からエコーラインに曲がる。
8時55分
綺麗に整備された石畳の道
ジグザグに登っていく
若者達が元気よく賑やかに下ってきた
若者達は軽装で登山靴など履いていない
軽やかで良いなあ
南龍ヶ馬場を見下ろすと何人か登山者が木道を南竜山荘に向かっていった
単調な登りに家内がかなり疲れたようだ
御前峰が見えてきた
室堂センターが中腹に建っている
まだかなり上に見える。
チングルマの実が沢山残っている
コイワカガミの葉も黒く色が変わっている
やがて阿弥陀が原の木道となる。
霜柱や氷があちこちに残っている
クサモミジの綺麗な原っぱを進んでいくと黒ぼこ岩からの道と交わる
室堂平まであと少しだが最後の五葉坂が待っている
振り返ると阿弥陀が原が綺麗だ
五葉坂と言うから五葉松だろうか?
背の低い末の樹林帯が続く
シラタマノキの実が沢山ある
岩の登りは可成り応える
やっと室堂センターに着く
10時9分着
出発から、3時間47分
随分とゆっくり登ったつもりだが花が少なかったので標準タイムで登る事が出来た
屋根から雪の塊が沢山落ちている
昨日は雪だった様だ
気温は4度
とりあえずチェックインしようと思ったが、チェックインは1時半から。
お昼ご飯には、まだ早いなあ
天気も良いし、これからすぐに御前峰へ登ってみようかな。
出来たらお池巡りもしてみたい。
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