秋の里山  白山 御前峰 お池巡り    2011/10/08
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− 白山 御前峰からお池回り −

別当出合から室堂センター

大汝峰大眺望 観光新道下り



室堂センターでは大勢が休憩している。

早くもお鍋の料理とビールで盛り上がっている団体もいる。



室堂センターで小休止してから白山の主峰「御前峰」に向かう

10時42分

白山比盗_社(しらやまひめじんじゃ)の右から登山道が始まっている。

平坦な石畳の道が続く。

頂上まで約1.1q

標高差250m位



振り返ると室堂センターとその向こうに別山

石畳は綺麗に整備されていて歩きやすい

ハイマツ帯を登っていく



石畳には昨日の雪が残っている。

登山道は大勢が歩いていて、だんだん詰まってくる。



青石を過ぎて、高天原に着く。

此処から頂上まで500m



頂上付近が見えてくる

コケモモの実が多い



やはり標高差1500mを登ってくると足に疲れがたまってくる。

家内の足が遅くなる。

励まして進む。



石積みの中に白山奥宮。

全国3000の白山神社・総根元社だ。



シーズンオフなので神主さんや巫女さんはいなくて閉まっている。

神社の横を頂上に向かう



標高2702m、白山最高峰の「御前峰」山頂着。

11時24分

センターから42分ほど掛かった

撮影の順番待ち



とりあえず記念撮影

正面に大汝峰2684m

眼下にブルーの神秘的な色の湖は紺屋ガ池。初夏まで雪に覆われている池。

今は雪はない。

左の油ガ池は白く凍っている。

同じ標高なのに何故凍っているのかな?



山頂は外輪のように北東方面が細長い絶壁になっており、岩がゴツゴツしている。

ふと見るともう一つ小高い岩の塊の中に三角点があり、此処にも山頂標識がある。

先程のが山頂標識で、こちらは三角点標識?



さらに先にも岩の塊がある。



岩に座ってお昼ご飯

最高の天候で室堂平や頂上池が綺麗に見える

しかし、何故か遠くはかすんでいる。

北アルプス等は探しても見えない。



昼食後お池巡りに向かう

登りで一緒だった男の子達が先に下っていった



火山から噴出した様な大岩がある。

天柱石と言うらしい

此処から千蛇ヶ池まで1.2q



尾根を真っ直ぐ進まずに御宝庫(おたからこ)を右に巻いて降りる



可成り急な道で岩が不安定

おっかなビックリ降りるが、頂上までの登りでフウフウ言っていたおばちゃん達はスイスイ降りていく。

目の前に剣が峰2677m



左奥には大汝峰2684m

鞍部から少し登っていく



剣が峰と紺屋ヶ池



凍った油ガ池の向こうに御前峰

翠ヶ池が見えてくる



翠ヶ池は水が今にもあふれそう。

ブルーの色が美しい



目の前の大汝峰に登っていく人達が見える。



大岩の横を通っていくと血の池がある。



血の池の向こうに剣が峰と御宝庫

美味しそうなコケモモの実が真っ赤に熟れいる



大汝峰への分岐に着く

家内が大汝峰に登りたいと言う

しばらく眺めていると、登っている人達が岩道に苦労して中々進まないのが見える。

いつもの家内なら躊躇せずに登るのだが、今日はさすがに疲れている様だ。

残念だが諦めてお池巡りを続ける。



イワカガミの霜葉が赤黒く光って美しい。

右はアオノツガザクラの実

この辺はクロユリ等の高山植物が咲き乱れるところらしい。

いろいろな花の跡が見られる。



小さな池は五色池

下ったところに真っ白な池がある。

万年雪で有名な千蛇ヶ池だ。

一年中融けないと言われている雪渓の上に昨日の雪が積もっている。

白山を開山した泰澄大師が悪さをする千匹の蛇を万年雪で封じ込めたという伝説がある。

万一雪が溶けて蛇が出てくる恐れがあるときには山頂の御宝庫が崩れ落ちて池をふさぐといわれているという。



此処からショートカットで室堂に帰る事が出来る

しかし、せっかくだからお池巡りコースを進む



百姓池の向こうに大汝峰

チングルマの綿毛が沢山残っている。

シーズンには見事な花園だった事だろう。



クサモミジが美しい

この白く涸れた草は何だろうか一面に残っている。



ハイマツの実を囓った殻が沢山落ちている

ホシガラスが居るのかな。



整備中の石畳の道を下っていく



石がゴロゴロして歩きにくい

嫌になるほど下っていく



ゴゼンタチバナとシラタマノキの実が多い



いつの間にかガスってきた

ハイマツの間を進む

カヤクグリの可愛い鳴き声がする。

姿を探すとパッと飛び去ってしまう。

写真は写せなかった



水平道に来るとクサモミジが美しい

変わった実が沢山ある

何だろうか?

ツガザクラの葉の様だが

調べるとアオノツガザクラの実らしい。



ピンクのシラタマノキが多くなると室堂センターに帰ってきた

丁度二時

お池巡りに二時間かかった。



チェックインすると宿泊練に案内してくれた

宿泊練はいくつかに分かれている。

私たちはこざくら荘



二段ベットで20人ほどが寝る事が出来る。

一人布団一枚だが布団は可成り幅が狭い。

疲れたので毛布に潜り込むが猛烈に寒い。

靴下を二枚履いて、レインのパンツをはいてウィンドブレーカーの上に更にジャケットを羽織る。

毛布二枚だけではそれでも中々暖まらない。

夕食は5時

ワンカップ500円を購入してベンチでノンビリ

部屋の中より外が暖かい



やっと夕食

セルフサービスだが、ご飯味噌汁はおかわり自由

おかずは二種類でハンバーグか魚料理を選べる。

中々美味しい



夕食後は夕焼けを楽しみに室堂平で過ごす。



しかし雲が出てきて夕焼けは駄目

まだドンドンと登山者が登ってくる。

若い子達はみんなウルウルして感激して話しかけてくる。

誰かに感激を伝えたい様だ。

お疲れさんと声をかけると、茶髪でジャージの女の子が「私頑張ったよ!」と涙声。

部屋に帰るとご夫婦二組と中判のフィルムカメラを手入れしている男性が二人

遅れて山ガール(とても若くて綺麗な人達)の団体と登りで一緒だった男の子達がやってきた。

ワンカップを飲みながらしばらく北陸の山情報をお聞きする。

7時過ぎて眠くなるが山ガール達はお話に余念がない。

可愛い笑い声を聞きながらいつの間にか眠り込んでいた。

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