冬の里山  伊予富士     2011/12/23
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− 寒波到来 アクシデントあり 伊予富士撤退 −

新しい(中古車だけど)が陸送ZEROで届いたので、会社を休んで登録申請へ

仮ナンバーや車庫証明そして自賠責は昨日用意した。

仮ナンバーで走るのは初めて。

名義変更は何回かしたことがあるけれど、今回は予備検査を受けた車の登録なので勝手が少し違う。

けれど窓口で聞くとすべて若い女性が教えてくれた。

1時間ほどで新しいナンバーの交付を受ける

帰りに車屋に寄り今までの車を引き取ってもらう。

いろんなところを走り回った車と分かれるのは寂しい気がする。

ついでにスタッドレスに付け替える

同じ車にしたのでスタッドレスは流用できた

というわけで雪山対応完了

今日から寒波がやってくるらしい

伊予富士に向かう



今までの車はランチョで足回りを固めてインチアップをしてあった

今度の車はセミアクティブサスペンションなのでノーマルのまま

スポーティモードにしてもショックが柔らかく感じられて最初は戸惑った

まあ、これからはそうガンガン走るわけでもないのでこれで良いか

新寒風山トンネルを抜けると粉雪が舞っている

新雪の積もった道を上っていく

雪はまだ少なくて凍っていないのでスタッドレスでも滑ることはない

駐車場には、福井などの県外ナンバーの車が3台のみ

隣のジープは初めて見る形だ

8時56分出発



ところが最初の岩場の急登でアイゼンが外れてしまった。

このアイゼンはネットで購入して一度履いたきりだった

10本爪だが歯が小さく飛び出して無くて歩きやすいというので購入した

前と後ろを繋ぐところが外れている

うまく金具が入っていなかったのかな

寒くて手がかじかむのでなかなか修理できない。

やっと直ってしばらく進むと、登山靴がおかしい

冬用の登山靴でこれもネットで購入して今日初めて履く

どうもサイズが大きくて足がずれて踵がすれて痛い

そういえば今日は薄い靴下一枚

冬用の厚い靴下を履いてくれば良かった

履き直そうとしたがアイゼンやスパッツを外さないといけない

我慢して進む



男性が一人降りてきた

寒風山に向かったが、吹雪いて何も見えなくて雪も深いので引き返してきたという



家内はガンガン進むが、私は足が痛くてドンドンはなされる



桑瀬峠に来たがガスで何も見えない

岩に座って踵にバンドエイドを貼るがもう真っ赤になっている

靴紐を思い切り締めて伊予富士に向けて出発



稜線に出ると風がきつく寒い

樹氷が沢山付いているがガスの中ではもう一つ冴えない



先行者の足跡があるが新雪で消えかかっている

どうも一人しか伊予富士には向かっていないようだ

車は3台なのでもう一組は寒風山に向かったようだ



何時も樹氷がきれいな急坂に来ると新雪にアイゼンが役に立たない

滑りまくってなかなか登っていくことが出来ない

止まるとズルズルと下がってしまう



家内は体が軽いのでなんとか進むが、私は大苦戦

家内にずいぶんと遅れてしまう

汗ビッショリとなる



急坂になると踵が擦れて痛いし滑るしで大変

家内は今日は調子が良いみたい



峠を越えて一旦下りまた登り始めると、大柄な男性が降りてきた

もう頂上まで行ってきたのだろうか



あと25分の標識着



一旦下っていよいよ最後の急登



雪が飛んで凍ったところはアイゼンが効いてドンドン登ることが出来るが雪が深いとやはり滑って踏ん張りがきかない



樹氷のトンネルの所では木の枝を掴まないと登ることが出来ない

家内は6本爪の簡易アイゼンなのに、あまり滑らずに登っていく

私のアイゼンは爪が小さすぎて全く駄目

写真を写す余裕もなくて画像なし



樹氷のトンネルを越えて回り込むといよいよ正念場

スポーツドリンクで一息入れようとしたらシャーベット状に凍っている

登山道が消えてどこを登ったら良いかわからない

先行者の足跡がかすかに残っている後を登っていくが、所々古い足跡がとんでもない方向に付いている

各自勝手にルート取りをして登っているようだ

新雪を一歩一歩蹴り込みながら登っていく

手前のピークを回り込んだ所から雪が深くなる

ズルズルと踏ん張りがきかずに体力を消耗する

写真を写そうとして立ち止まるとずり落ちるので写真は無し

必死に登っていくととまたアイゼンが壊れた

急坂の途中では外すこともままならない

何とか外して直そうとするとピンが外れていてうまく入らない

片足アイゼンで這うようにして登るが、滑って登れなくなった

凍った岩の上に新雪が積もっている

足掛かりがなく段差が大きくて体を持ち上げることが出来ない

体重が重すぎるのか

万事休す

最後の急坂を残すのみだがどうにもならない

頂上直下まで行っていた家内が心配して引き返してきた

待っているから登ってくるように言ったが、そのまま二人で引き返すと言う

残念だが諦めよう

危険を感じたり無理だと思ったら即中止するのが私たちの決まり

チャレンジはまた今度すれば良い

後から考えると少し手前から高巻きした足跡を辿れば良かったのかもしれない



新雪の下りは楽ちんだ

雪を蹴散らして下っていく

突然ガスが切れて高知の海が光って見える



一旦広場に降りると少しばかりの登りがある

踵の擦り剥けた私はこの少しの登りが辛い

ガスが激しく流れていく



ピークまで来ると霧氷がきれいだ

お腹がすいてきたが寒くて食べる所ではない



一瞬ガスが晴れて西条の町がくっきり見えた



掛け声がして大勢登ってきた

3つの集団に分かれていて30人くらいのお年寄りの集団だ

見ると足下は4本爪の簡易アイゼンとかゴムバンド等を付けている

お年寄りが多くてすでに可成りバテている人もいる

大丈夫かな?

大勢なので雪が堅く踏まれて意外と大丈夫かもしれない



またガスが巻いて小雪が舞いだした

峠の窪みで昼食

金ちゃんラーメンは体が温まるが山頂まで行けなかったので、もう一つ美味しくない。

家内はもっと残念だろう

樹氷の急坂も団体が歩いて階段状に踏み固められていて歩きやすい

快調に下る



桑瀬峠に帰ってきた

寒風山もガスの中

寒風山から4人ほど下りてきた



駐車場まで帰ってくると先ほどの団体のバスと先ほど寒風山から下りて来た方の車が停まっているだけ

今日はずいぶんと登山者の少ない日だなあ

駐車場は雪かきがされていた

今日は私の所為で山頂に辿り着くことが出来なかった

久しぶりに使ったアイゼンが壊れたり、新しく買った登山靴のサイズが大きくて靴擦れをした

また冬用の登山靴は硬くてとても歩き辛かった

近場で慣らす必要があった

最近、山歩きに慣れすぎて事前準備やチェックを怠っていた

反省しなければ



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