冬の里山 伊予冨士   2012/12/24
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- 強烈な寒気がやってきた。 一瞬の晴れ間に輝く伊予富士と寒風山 -

今日は、強烈な寒気がやってきて雪も降るそうだ。

安全で雪山を楽しむとなれば剣山だが、昨日も登ったばかり。

アプローチの簡単な伊予冨士に出かけることにする。



寒風茶屋の駐車場に来ると先着車は6台。

この時期にしては少ない。

やはり天気が悪そうなので敬遠しているのだろう。

8時30分出発。



今日は、昨日届いたばかりのモンベルの12本アイゼンを試してみるつもり。

昨年の12月23日に伊予富士に登ろうとして頂上寸前で敗退した苦い経験から思い切って購入した。

カジタックスをモンベルが吸収して今年新しいモデルが出たばかり。

12本爪にしては軽量だが丈夫で装着もしやすくなっている。



積雪は少なく締まっているので先行者は誰もアイゼンを付けていない。

まあ今日は練習なので、私たちは雪が少なくてもアイゼンを付けて登る。

家内は今まで使っていた6本爪より安定して歩きやすいと言う。



寒気団が近づいているせいかガスが巻いて眺望は全くない。



桑瀬峠に9時29分着

アイゼンの調整をしたりしていたので随分と時間がかかった。

先行者の足跡は全員伊予富士に向かっている。

寒風山へは誰も行っていないようだ。

普段なら圧倒的に寒風山へ行く人が多いのだが..



しばらくすると女性が登ってきた。

これから寒風山に向かうそうだ。

寒風山がガスの中から少し顔を出した。



私たちは伊予富士に向かう。

沢山の足跡が付いていて心強い。

昨年の12月には先行者がいなくて大変だった。

素晴らしい霧氷が沢山付いているが、天候が悪いのでくすんで見える。

小雪まで舞い始めた。



去年は滑りまくって苦労した樹氷のトンネルも雪が少ないのと大勢が歩いているので楽勝

早くも単独行の女性が下りてきた。

朝早くから女性一人で伊予富士に登るとは、ただ者では無い?



雪が凍ると危険な細いトラバースもなんてこと無く通り過ぎる。

窪地を越えると目の前に伊予富士が屏風の様に立ちはだかっているはずだが、いかんせんガスの中。

しかし、しばらく進むと青空が見えだした。



一眼レフを首から提げた男性が二人下りてきた。

天気がいまいちで残念と言っていた。

東予市の方向(東予市はいつの間にか西条市と合併したらしい)のガスがとれてくっきりと見えだした。



今治市やしまなみ海道の橋もくっきりと見えている。



振り返ると寒風山にも日が当たって輝いている。



青空が見えるようになりゴジラの背のような伊予富士の全貌が顔を出した。

頂上には数人の姿が見えている。



振り返ると寒風山が輝いている。



土佐の海が光っている。

ガスが晴れて素晴らしい眺望となる。

手前のピークで、しばらく景色を楽しむ。



白銀の寒風山とブルーの瀬戸内海そしてしまなみ海道



どう見ても富士山には見えないけれど、ゴジラの背のように目の前に立ちはだかる伊予富士の存在感は強烈だ。



山頂から団体が下りてきている。

私たちは黙々と登る。



6人組の団体が下りてきた。

なんと全員アイゼンを装着していない。

この急坂をアイゼンなしで登るとは!



単独行の男性も下りてきた。

ツツジのトンネルに入るが、12本アイゼンでも滑ってツツジの幹を握って登る。



最後の急登は慎重に登る。

山ガールが二人簡易アイゼンで下りてきた。

最近の山ガールは伊予富士の急登も登ってくるのに驚き。



11時17分 伊予富士山頂着

石鎚山方向はガスの中。

残念だ。

ガスの晴れるのを待って昼食。

しかし、ガスは全く晴れない。



寒くなり、ジャケットを着て下山開始。




この高度感が伊予富士の魅力です。

一度下ると病み付きになります。



12本アイゼンは、下りの時に威力を発揮する。

不安感無しに下って行くことが出来る。



雲がすごい速さで流れていく。

景色に見とれながら歩いていて、アイゼンの歯が笹の根に引っかかり大転倒。

したたか膝や肘を打ち付けてしまった。

気をつけないと駄目だなあ。



冠山が輝いて、丸い頂上が冠のように見えた。



雲が流れて、霧氷が光り輝く。

寒風山もきらめいて見える。



ひたすら下りて、14時丁度駐車場着

寒いと思ったら駐車場でもマイナス3.6度。

今日は、小雪の舞う天気だったが、輝く伊予富士や寒風山を見ることが出来て大満足。


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