春の里山 寒風山  2010/3/14
          里山倶楽部四国編 

− 今年最後の雪?も、あっという間に融けて 寒風山は春山の装い −





先日、GPSを買い換えた。

以前のGPSは随分と昔に購入し里山歩きに活用した。

そのうち東京へ転勤となりメジャーな山ばかりで、登山道で迷う事もなくなり使用しなくなった。

しかし、最近徳島の里山歩きをする様になりトラックデータをアップして欲しいとの要望をいただく様になった。

日本語版は高いので英語版の購入を検討。

GpsMap60CsxとColorado300のどちらにしようか迷う。

結局画面が大きいからとColorado300(英語版)に決定。

個人輸入代行で3万2千円程で購入。

英語版地図は「いどんなっぷさん」のマップを購入。

四国5ブロックが2千円。

登山道や等高線そして山名などが表示されて便利。

操作方法も今までとは違うので今日は試しに何処かの里山へ出かけようと計画。

しかし、家内から先日降った雪がまだ残っているかも知れないので寒風山に行きたいと言いだした。



8時半頃駐車場着。

ここまで来る道路には全く雪はなかった。

駐車場は満車状態

8時47分愛媛からの団体に続いて出発。

登り始めの半崩壊地の危険場所はステンレスの手すりが設置されていた。



歩き始めは団体さんの後ろなのでゆっくりモード。

これは楽だなあと思っていると「お先にどうぞ」と道を譲っていただいた。

実は昨日は以前の会社のゴルフコンペ

何故か足腰おまけに腕まで疲れが残っている。

家内の後を必死に付いていく。

汗が噴き出し、アンダーシャツ一枚になる。



途中暑さでへばっているご夫婦をパスさせていただく。

桑瀬峠に近づくとチチ山が白く迫ってくる。



桑瀬峠9時39分着

先着者が一名写真を撮っていた。

若い男性が一人寒風山方向から下りてきた。

見るとスニーカーの軽装。

頂上まで到達できたのかな?



伊予富士や西黒森もあまり雪はない様に思われる。

家内は休憩もせずにどんどん進んでいく。



登山道は夏山登山道を行く。

雪は完全に融けている。



伊予富士方面を振り返ると、大勢が登っている。

やはり伊予富士が人気があるのかな?

冬道との合流点まで来ると少し雪が現れた。



マンサクの花が春を告げている。



ステンレスの階段を上っていくと直ぐ目の前にマンサクの花



凍ると危ないトラバース道も新しくロープが設置されていた。

橋本さんありがとうございます。



素晴らしいブナの稜線を登り始めるとご夫婦かな?

道を譲ってもらって先に進む。

家内の足が益々軽くなり、私は追いつけなくなり、とうとうダウン。

一人座り込んで水を補給する。

暑さで頭がクラクラする。



しばらく休んで後を追う。

やはりお酒を少し控えないと駄目だなあ。



振り返ると伊予富士と西黒森方向はガスって居る。



11時丁度寒風山到着。

駐車場は満車だったのに寒風山頂上には誰もいない。

みんな笹ヶ峰に向かって行ってしまったのかな?

エントツ山さんのお友達のヤブコギくりちゃんさんが消防士さんと登ってきているはずなんだけど?



頂上の北側は笹が刈られて広くなっている。

笹ヶ峰を見ながらゆっくりと昼食タイム。

笹ヶ峰への従走路も頂上も人影は見えない。



昼食を終えてコーヒーを飲んでいると先程のご夫婦かな?のお二人がやってきた。

風穴の小さな祠の説明をしている。

此処の穴からは暖かい風が出ていて雪が積もらないらしい。

こんな祠がある事も知らなかった。

ご挨拶をすると、寒風山の整備に情熱を傾けている橋本さんだった。

女性を案内している様だった。

橋本さんの話によると昨日まで普通車では登山口まで来る事が出来ないほど雪があったそうだ。

二日間であっという間に雪は融けてしまったみたいだ。

裏寒風の見晴らしの良い岩場へ行くというので私達も案内していただこうと付いていく。



下り始めると単独行の男性からお声がけいただく。

なんと紫雲さんのレポートでおなじみの与力さんだった。

木曜日は三嶺で腰までの雪をラッセルしてくたくたになったらしい。

与力さんは、ヤブコギくりちゃんさんとは途中でお会いしたとか。

「エントツ山さんを知っていますか」と話しかけられたようです。

お二人は無事笹ヶ峰まで縦走できたのでしょうか?



裏寒風への尾根道は非常に見晴らしが良い。

伊予富士や桑瀬峠から寒風山までの稜線が何時もと違った姿を見せている。

途中から右へと下りていく。

最初は厳しいロープ場の下り。

ストック二本を抱えて下りていると具合が悪い。

与力さんに持っていただく。



雪道の急傾斜を下りていって裏寒風分岐点まで行く。

トラバースして登山道に戻ろうとしたが雪の為道がはっきりせずまたロープ場を登り返す。



また橋本さんにご挨拶して下山する。



途中で花の見所などを教えていただきながら下って行く。

花の季節が楽しみ。

下って行くと今頃登ってくる人達も多い。

おばちゃんから「あんた達靴に水は入らないの?私はもうグチョグチョよ」と話しかけられる。

簡易トレッキングシューズはタン(靴紐を結ぶところ)から水が入る。

「ゴアテックスの靴でないと厳しいかも?」

と話すと悲しそう。

私達もゴアテックスの靴を購入したのは4年前ぐらい。

それまではトレッキング靴もどきの運動靴で何処の山でも登っていた。

最近でも剣山や里山では月星の1980円の靴で登っている。

これがまた軽くてグリップが良くて最高。

雪山は2980円の長靴が威力を発揮する。



13時42分桑瀬峠。

桑瀬峠からの下り道は雪が融けてグチョグチョ。

与力さんのように長靴を履いてくれば良かった。

14時27分駐車場着。



駐車場の車は随分と減っていた。

駐車場脇には沢山のフキノトウ。

与力さんの新車を見せていただきお別れ。

帰りは順調に走り17時30分頃自宅着。

GPSデータをカシミールにダウンロード。問題なく取り込む事が出来た。

痩せようと思うが風呂上がりのビールは美味しくてやめられない。

里山倶楽部四国編
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