雪の里山 春の霧氷 寒風山 2011/03/05
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− 春の霧氷が輝く寒風山 −

ひな祭りも終わったと言うのに、昨日はコ島市内でも雪が舞った。

もしかしたら春の霧氷を見ることが出来るかもしれない。

行き先はもちろん寒風山。

アプローチには問題はないし、朝冷えれば確実に霧氷を見ることが出来る。

西条市内に入ると石鎚山が輝いている

伊予富士や寒風山の北面も霧氷で真っ白。



所が間違いないと思っていた寒風茶屋への道は一ノ谷の館の上で通行止め。

8時30分から9時20分まで時間通行止めだそうだ。

時計を見ると8時34分。

無情にもゲートが閉められてしまった。

ガックリ。

何だかんだで寒風茶屋の駐車場に着いたのは9時半過ぎ。

ネットで買った10本爪アイゼンの長さ調節に手間取る。



駐車場はかなりの積雪

四国外の四駆が目立つ



駐車場の正面には冠山



10時8分出発

新しいアイゼンの調子は良い

6本爪とはグリップが格段に違う。



何時もの休憩場所で伊予富士のトラバース道を見上げる



急坂を回り込むと目の前に冠山が美しい



寒風山が見えてくると桑瀬峠に到着

先着のお二人は伊予富士に向かった



二人のご婦人はなんとアイゼンの代わりに靴に荒縄を結びつけている。

これで凍てつく石鎚山にも登ってきたらしい

すごいなあ!



若者の団体が登ってきて新雪を走り回って大はしゃぎ



広島ナンバーの車のご夫婦が長靴スタイルで先行する。

今は松山にお住まいだそうだ。

ブナの霧氷に感嘆の声を上げている。





振り返ると真っ白な伊予富士



冬道の稜線をまっすぐに上る。

回り込むと笹ヶ峰とチチ山が真っ白



夏道との分岐から細尾根を寒風山手前の大岩に向かう



この辺はブナが多く霧氷がとても美しいところだ





大岩に向けて階段を上る



階段から振り返ると伊予富士



目の前には冠山



細尾根では雪が緩んでいて崩れそうで慎重に歩く

ため息の出るほど美しい霧氷のブナが続く



危険なトラバース手前の階段は雪に埋まっている。

慎重に下る。



家内がトラバース道を行くのを写していると後ろから団体がやってきた。

カメラを持ったまま、急いで進むと雪が割れて滑り落ちた。

直ぐ止まるかと思ったらそのまま斜面をズルズルと滑る。

こりゃあマズイ。このまま落ちたら洒落にならない!

ストックを突き立てるとやっと止まった。



這い上がって進むがカメラに雪が付いていた。

知らないで写したのでしばらくダメ写真ばかり



若者団体には先に行ってもらう



所が団体は危険な細尾根などに来ると記念撮影で前に進まない。

まあいいか

試験的に動画を撮影しているが、ビデオではなくてコンデジの動画モードを使用している。

コンデジを目の前につきだして撮影しながら歩くのはとても大変。

腕が痛くなってきた。

止まったり走ったりするので疲れも倍増、転げそうにもなる。

小さな液晶画面を見ながら歩いていると船酔いみたいになって気持ちが悪くなった。



明るいトラバース道に出ると一気に眺望が広がる



何時もはかなり滑るトラバース道も新しいアイゼンのおかげかしっかりとグリップする



頂上へ最後の登り

もうかなりの人が下山してくる。



やっと寒風山頂上に着く。

360度の眺望



ポカポカ天気に皆さんノンビリしている



次々と登ってくる人達は素晴らしい眺望に感嘆の声を上げる



目の前には笹ヶ峰

何人か頂上にいる



冠山の右肩には真っ白な平家平

その奥には牛の背から剣山に続く山並み

皆さんが、あの白い山々は何と聞いてくる。

私達以外にコ島県人は居ないようで、何人にも剣山系の説明をした。



皆さん賑やかに山の同定をしている



何人かヒップソリを持っている

大流行みたいだ。

何しろホームセンターで500円未満で買える。そして雪の上に座るのにも良いみたい。



伊予富士を見ながら昼食



ぐるっと山々を見渡す



昼食後もう一度記念撮影

皆さんの記念撮影をしている男性は松山の方で、私のホームページも覗いてくれているらしい。

ありがとうございます。



チチ山の右奥には二つ岳

あまり雪はない



名残惜しいがさあ帰ろう



下山時になっても未だ良い天気

石鎚へと続く山並みを見ながら下る。



裏寒風の見えるところに登ってみる

大勢が昼食中

此処は見晴らしがよいからなあ

裏寒風へも多くの足跡が続いている

荒縄のご婦人二人も座っている。

ここから裏寒風を下る予定かな?

すごいなあ!



気温が上がってますます雪が緩んできた。

気を抜くと転びそう



滑って転落しないように気をつけて降りていく



かなり霧氷は落ちてしまったが、それでも未だ美しい



危険なトラバースは大勢が通ったので硬く踏まれていて歩きやすくなっていた。





下山路もウロウロ楽しみながら下る

若い人達も滑るらしく時々キャーと叫び声が聞こえる。





伊予富士が出迎えてくれた。

日が回って少し影になっているのが残念



15時32分駐車場着

ノンビリしたので殆どの車が居なくなっていた

最近暖かくなって今年はもう霧氷は見られないと思っていたが、

思いもかけず素晴らしい霧氷を見ることが出来て幸せ

今日登った人達はみんなニコニコ帰途についたことだろう。




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