北アルプス 唐松岳 五竜岳   2012/08/10~11
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その2 唐松岳へ

その3 五竜山荘へ

例年恒例の夏の北アルプスは、先月白馬三山周回で終了したと思っていた。

しかし家内は当初計画していたが雪の為断念した唐松岳から五竜岳への周回をあきらめていない。

お盆前の木、金曜日に休暇を取って出かけることにした。

五竜山荘は混むのが有名で布団1枚に2人寝る事も多いというのが心配。




準備万端の筈だったが水曜日朝から腹の調子が悪くなった。

下痢が止まらないし熱も出てきた。

医者に行くと感染性胃腸炎だという。

でっかい抗生物質の点滴をしてもらい、薬をもらう。

丸一日は固形物は食べないようにと言われた。

木曜日起きるとまだ胃腸の調子は万全では無い。

とりあえず白馬に向かいペンションにチェックイン。

食事もそこそこに7時過ぎには就寝。



朝6時に朝食をお握りにしてもらい出発。

バスターミナル前の無料駐車場に駐車してゴンドラ乗り場に向かう。

白馬鑓ヶ岳が正面にそびえている。



始発の7時のゴンドラに乗り出発。



リフトを乗り継いで行く。



リフトの足下は一面の花園になっている。



リフトの乗り継ぎ地点でも、タカネマツムシソウやアカバナシモツケが一面に咲いていて感激



五竜のアルプス平のアカバナシモツケは有名だが八方尾根も一面に咲いていて綺麗



八方池山荘 1850m

トイレをお借りして7時32分出発



左は木道 右の登山道を行く



ヤナギランやハクサンシャジンが出迎えてくれる。



シロバナハクサンシャジンも咲いている。

とにかく道の両脇にビッシリとこれでもかと咲いているのには驚かされる。



ワレモコウもこのように標高の高い所にも咲くんだ。



ホツツジもハクサンボウフウもとにかく一面に花だらけ



先程まで一面のガスだったが次第に晴れて白馬三山が顔を出してきた。

ハッポウタカネセンブリも素敵な色をしている。



ハクサンシャジンとタカネイブキボウフウの向こうに白馬三山がクッキリと見えだした。

見事な三角錐は白馬鑓ヶ岳



花火のようなのはミヤマトウキ



岩の道を写真を写しながら歩くのは大変



ミヤマダイモンジソウとタカネマツムシソウ



ミヤマウィキョウとハッポウウスユキソウ

八方尾根には特産種と言われる花が多い。

これもその一つ。

ミネウスユキソウの変種で花が斜め上に向いているのが特徴とか。



標高が高くなるにつれてハクサンシャジンの花が多くなる。

平凡なウラジロタデも山の景色の中では綺麗に見える。



同じような風景だがあまりにも素晴らしいので何枚でも写してしまう。



オオコメツツジが固まって咲いていた



オオバギボウシも至る所に咲いているが既に花期は終わりに近いようだ

トンボソウかな?



オヤマボクチとヤマホタルブクロ

ヤマホタルブクロは色が濃い



タカネナデシコとミヤマトウキ



タカネウツボグサは紫色が濃くて鮮やか

イワガサに似ているのはイワシモツケ



砂礫の道となるとハクサンオミナエシの黄色い花が目立つ



カライトソウは既に花が終わりかけていたが新鮮な花を見つけた。



ミヤマコゴメグサが群生している

いつ見ても可愛い花だ

薄いブルーの花が素敵なハッポウタカネセンブリは,北アルプスの蛇紋岩地帯に生える。

タカネセンブリの変種で,萼の脈が不明瞭な点で異なるらしい。



木道を進むとまたガスって来た。

ハクサンタイゲキは萼が鮮やかな黄色になっている。



左はイワイチョウかな?

白馬で見たのよりも花が小さい



湿原地帯に来るとキンコウカやワタスゲが一面に咲いている



ヤマハハコとヤマブキショウマ?



チングルマは既に実になっている

木道を行くと雪渓が残っている



ヨツバシオガマとニッコウキスゲ

何処まで行っても花が途切れることは無い



雪渓の脇にはミヤマタンポポが群生していた。



ミヤマアズマギクとタカネウツボグサ



いつの間にかガスが晴れて白馬三山がクッキリと見えてきた

白馬三山の左には天狗尾根と不帰の剣も顔を出してきた

家内の右足は片方の靱帯が切れている為に外に曲がっている。

そのために下りでは踏ん張りがきかず大変のようだ。



ミヤマママコナは赤紫色が綺麗

広場に来ると不帰の険が正面に見える



コオニユリが沢山咲いているが色が褪せ始めている

息(ヤスム)ケルン(第2ケルン)

一息入れて記念撮影

8時21分



左から不帰の剣Ⅲ、Ⅱ、Ⅰそして天狗の頭

右には白馬鑓ヶ岳、杓子岳、白馬岳



先月は雪渓が山を覆っていたがあっという間に雪渓は殆ど消えている。

緩やかな広々とした尾根道を行く





タテヤマリンドウとエゾシオガマ



八方(開成)ケルン2,035m

ワレモコウが風に揺れている。



正面左にガスの中から五竜岳がちらりと顔を出した

ハクサンシャジンに混じって茶色のノギランも咲いている



正面もガスが晴れてタカネマツムシソウの向こうに五竜岳がクッキリと顔を出した。

五竜岳の左奥には双方峰の鹿島槍ヶ岳



右に八方池が見えてきた

左には五竜岳と鹿島槍ヶ岳



八方池と白馬三山



第3ケルン(2080m)へ到着

池に降りて水面に映る白馬三山を写したかったが家内はとっとと先に進んでしまった。

先程までの緩やかな道から少し急になる。



クモマミミナグサかな?



ハクサンチドリが咲いている

振り返るとニッコウキスゲの向こうに八方池



目の前に五竜岳が大きく見えるようになる。

岩にはイブキジャコウソウが這うように咲いている



サンカヨウは実になりかけていた



ザレた道を登ると暑くなってきた

喉が渇くが腹の調子が悪いので少しずつしか飲めない。



目の前に大きな扇雪渓(標高約2200m)が見えてきた

大勢が休んでいて冷たい風が吹き上げてくる。

休みたかったが今日は長丁場なので家内は休まずに進む。



暑さに参ってしまいそう

目の前に丸山が見えてきた。

ゴゼンタチバナが咲いている



ミヤマアキノキリンソウとウサギギク



雪渓が残る所にはチングルマがまだ綺麗に咲いていた



アオノツガザクラとタテヤマリンドウ



ヤマハハコが真っ白で日に輝いている



丸山ケルン(2442m) に10時丁度に着く

暫く行くとツマトリソウが沢山咲いていた



目の前に唐松山荘へのトラバース道が見えてきた。

タテヤマリンドウの群生が綺麗だ。



不帰の険が目の前にそびえている。

縦走するのは厳しそうだ。



トラバース道へと来ると時折ガスが覆う



五竜岳もガスの中



ウサギギクとエゾシオガマ



トラバース道から唐松山荘は直ぐ近くだと思っていたが、結構遠い。



暑さにバテバテになった頃やっと山荘が見えてきた。



山荘手前にはチシマギキョウが沢山咲いていた

山荘の入り口へは左から回り込んでいく。



山荘前に来ると目の前に唐松岳が綺麗な姿を見せている。



唐松岳頂上山荘(2630m) に10時55分着。

登り始めてから3時間半程かかった。

標高差(750m程)の割には、かなり疲れてしまった。

体調不良と暑さの所為だろうか?

唐松岳の左には剱岳がデンと聳えている。

左にはこれから向かう五竜岳への縦走路

目の前のとんがりが牛首かな?



有名な唐松岳頂上山荘の鐘

窓に剱岳が映っている。

山荘前のベンチでしばし休憩。

トイレは200円 飲料水は500ミリリッターのペットボトル300円

歯磨き用の水も別料金


その2 唐松岳へ

その3 五竜山荘へ





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