剣山 初雪 2009/11/03 
里山倶楽部四国編

まさか文化の日に雪景色を楽しめるとは!驚き。

息子が帰った後、竜王山にでも行こうかと高速道路を走っていると、なんと矢筈山が白く輝いている。

急遽、貞光から見ノ越を目指す。

第三ヘアピンのあたりで渋滞している。

スキー場の上からは雪で通れないと引き返してきたドライバーが大声で言っている。

高知のタクシー会社のバスは可哀相に引き返した。

私が進もうとするとなおも「滑って進めないぞ!」と叫んでいる。

朝の凍結はこの時期あっという間に融ける。

通れるかどうかは、この目で確かめなくちゃ!

どんどん進むと車が停まっていて大勢が雪景色を楽しんでいる。

ほへっえ!なんとまあほとんとに大雪だ。

でも路面の雪は既に融けていて通行に支障はない。



紅葉真っ盛りなのに雪景色



夫婦池の手前には塔の丸に登っているのか沢山の車が駐車中



剣山展望所から見ると、剣山頂上は雪雲がモクモク



丸石から三嶺までの稜線も真っ白



見ノ越の駐車場は満車。

隅っこにやっと停めて出発。

10時38分と遅いスタート



神社前から三嶺

青空だともっと美しいのだけれど。



今日はおニューの皮登山靴のデビュー

ワックスを三回も塗り込んで準備万端。



気温は丁度ゼロ

結構雪が積もっている。



もう大勢の団体が下りてきた。

夕べ見ノ越に泊まって朝早く登ったらしい。



おお!なんと素晴らしい樹氷が青空に輝く。



文化の日に樹氷を見る事が出来るなんて。ラッキー

昨年は何回かチャレンジしたのに青空の下での樹氷を見る事が出来なかった。



観光客は思いもかけない雪にとまどっている。



11時17分西島着。



目の前には定番の三嶺



久しぶりに中津峰山で何時もお会いする男性とお会いする。

大剣神社経由で剣山に登り次郎笈に回る予定だとか。



私達は刀掛けの松コースから登る



赤帽子山をトラバースする国道438号線から下はまだ紅葉真っ盛りの様だ。



登るに連れて樹氷が素晴らしくなる。



天神丸から高城山へと連なる山並みも雪で白い。



ガスがどんどん流れて晴れ間が見える。



こんな見事な樹氷を今の時期に見る事が出来るなんて幸せ!



刀掛けの松にはどんどん下山者がやってくる



白骨樹も樹氷でお化粧



新雪なのに大勢が歩いたのでかな踏み固められてかなり滑る。

観光客は難儀している。

樹氷のトンネルを越えると先程西島でお別れした男性とまたお会いする。



可愛い女性は徳島新聞の記者 Nさん。

この地区の担当だそうで明日の朝刊には彼女の「剣山の樹氷」の記事が載るのかも。

また何処かの山でお会いできるかな?



剣山ヒュッテ12時丁度着

気温はマイナス三度



とりあえず山頂に向かう。

測候所はかなり壊されていた。ポールには立派なエビの尻尾



記念撮影して次郎笈に向かう男性とお別れ

丁度この時向かいの次郎笈山頂で、こもれびのコモさんが寒さに震えながらおにぎりを食べていたそうだ。



私達は剣山ヒュッテで昼食

暖かくてありがたいなあ。



今朝はマイナス7.7度だったらしい。

野菜天ぷら蕎麦とおにぎりで昼食。



この荒縄は滑り止め。

二本で100円

新居さんは忙しそうに水汲み

朝雪景色を撮影してNHKに送ったそうだ。

帰ったら6時のニュースで流れていました。



荒縄を買って付けている人が多い。

また頂上に向かう。



次郎笈に向かって下って行く。

三嶺方向もガス



次郎笈はものすごいガスが巻いている



槍戸山方向はくっきりと見えている。



先週登ったほら貝の滝のあたりはまだ紅葉が残っている。



一瞬次郎笈が顔を出した。

山頂には数人の人影が見える。

コモさんはもう下山したのかな?



今日は次郎笈に登らずに西島に向かう。



初めて履いた皮登山靴は心配した靴ズレもなく快適。



次郎笈の北西斜面は樹氷がビッシリ

岡山から来たというご夫婦は今日は大山に行く予定だったが雪で通行止め。

橋を渡り矢筈山に向かったが凍結していたので引き返し剣山にやってきたのだと言う。

素晴らしい雪景色に感動していた。



御塔石が青空にそびえ立つ




樹氷がバラバラと落ちてくるトラバース道を下って行く



これだけ見れば飽きると思うがまだまだ感激が続く



枯れ木も生きている様



風が吹くと樹氷がバラバラと降ってくる

樹氷の向こうに丸笹山



西島に帰ってきてコーヒーブレイク

晴れてきて頂上がくっきりと見える様になった



ヘリがぐるぐると飛び回っている。

測候所の解体作業用のヘリかと思ったが、登山路が凍結して転倒した登山客を救出する為のヘリだったらしい。

外人さんも多い



カエデやシロモジの枯葉が雪の上に落ちている



神社まで下ってくるとまだモミジが美しい

雪の上にカエデが散って雪モミジ



帰りの国道438号から先日登った砥石権現から高城山そして天神丸へと続く山並みを眺める。

今日は予定変更して剣山に登ったおかげで、思いもかけない素晴らしい雪景色と樹氷を楽しむ事が出来た。

これからのウィンターシーズンが楽しみ。

革製登山靴は初めて履いたというのに足にしっかりと馴染んでくれた。

槍ヶ岳の後購入した登山靴が何故かしっくりせずに悩んでいたのでうれしい。

これから良い相棒となってくれるかな?


里山倶楽部四国編
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