秋の里山 剣山  2009/11/22
         里山倶楽部四国編 

− 12月末並みの寒さ 静かな剣山、次郎笈を歩く −

今日は12月末から年始並みの寒さだという。

7時に豪華な朝食を済ませ、支配人に来年の再会を約束して出発。

見ノ越の駐車場も車は少ない。

隣に大阪から着た四人組が登山準備をしていた。



8時4分出発

三嶺もガスの中



気温は2度

意外と低くない

登り始めると直ぐに工事中の看板。



何の工事かと思ったら登山道に木の階段を設置している。

この辺は傾斜も緩やかで落ち葉フカフカの気持ちの良い道だった。

やけに突き出た階段と工事後の道がジュルジュルになってとても歩きにくくなっている。

誰がこんなよけいな工事をしたんだ・



数組の団体が下りてきた。

泊まり客かな?

切り倒された丸太から樹液の氷柱



遊歩道との分岐に着く。

頂上はガスの中。

西島駅近辺は全く雪がない。

樹氷も付いていない。

昨日、三嶺の帰りに見た時は真っ白だったのに?



三嶺は相変わらずガスの中

刀掛けの松コースから登る。

丸笹山から赤帽子山の稜線も白くなっていない。



今日は雪道だと思って家内はおニューの1980円の長靴。

スパイクがゴムの中に隠れていて、歩いてもシャリシャリいわない優れもの。

私もネットで1990円で購入したkappaの雪道対応トレッキングシューズ

意外とソールがしっかりしておりミッドカットで歩きやすい。



刀掛けの松を過ぎるとやっと霧氷が現れるが強風で霧氷が吹き飛ばされている。



テンニンソウの広場に来ると霜柱の氷華

霜柱の氷華と違って余り綺麗ではない。



登るにつれて霧氷が多くなる。



それにしても冷たい風が強い。

私は、ジャケットの下はサーモテックのアンダーシャツ一枚。

このシャツは優れもの、汗が乾く時に熱を発生して温かい。



9時21分頂上ヒュッテ到着。

ヒュッテの中には誰もいない。私達が今日の登山者第一号かな?

今朝の気温は氷点下6度だったらしい。

ジャケットの下でシャツの汗が熱を発生しているのがはっきり感じられる。

便利な繊維が出来た物だ。



階段を上ろうとすると吹き飛ばされそうな強風。

しかも強烈な排気ガスの臭い。

なんとこの荒天の中で測候所の撤去作業が続けられていた。

ユンボをフルパワーで動かしている為濃い排気ガスが出ているのと

アセチレンガスで鉄柱を切断しているので臭いが凄い。



誰もいない剣山山頂着。

9時30分

吹き飛ばされそうになるのでそのまま次郎笈方向へ下山。



次郎笈分岐でちょっと躊躇するが、やはり次郎笈へ向かう事にする。



ノリウツギなどのドライフラワーにも霧氷



ガスの中をひたすら登って行く。



少しばかりエビの尻尾も出来ている。

柔らかいのかと思ったら意外と固い。



コメツツジの霧氷のトンネルを潜っていく。



凍ると滑って怖かった大岩は表面を削られて削った岩が階段状に置かれている。

誰かが歩きやすくしてくれたらしい。



ピークの手前は北西の風が良く当たるので霧氷が発達している。



山嶺への従走路方向は完全にガスの中。

10時21分次郎笈頂上着。

ガスで何も見えない。

せっかく担ぎ上げてきたので、剣山方向に向かって座りコーヒーブレイク。



温かいコーヒーを飲み干して下山開始



下山途中、二組のご夫婦が登ってこられた。

こんな天候でも次郎笈に登る物好きな人達が居るんだ。

(私達もそうだった)

二度見展望台から振り返っても次郎笈方向は深いガスの中。



何時も雪の残るトラバース道も雪はない。

白いのは霧氷の落ちた跡。

冬場は何時も凍っている水場も水が流れて居る。



塔の丸もガスの中。

今日は雪道歩きのテストは出来なかった。



11時24分西島駅着。

誰かが繋いで行ったのか毛並みの良い犬が悲しそうに吠え続けている。



12時丁度駐車場着。

大阪の四人組も下りてきていた。

これから須崎の鍋焼きラーメンを食べに行きたいが、どのくらい時間が掛かるかと聞くので、

3時間以上は掛かると思うと言うと、この近くで鍋焼きラーメンは食べられないかと言う。

どうも徳島と高知の地理勘がよく解っていない様だ。

駐車場には富士山ナンバーの車が停まっていた。

なんとまあ!

帰り始めると大粒の雨が降ってきた。

早く下りてきて正解。

大桜温泉で暖まって3時過ぎには帰宅。



里山倶楽部四国編
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