冬の里山 剣山  2010/2/7
          里山倶楽部四国編 

− 素晴らしい眺望に恵まれた剣山スノーハイク −




次郎笈から三嶺まで続く従走路

今日はとても天気が良いらしい。

昨日は寒くて小雪がちらついた。

もしかしたら素晴らしい霧氷に出会う事が出来るかも知れない。

貞光から見ノ越を目指す。

雪は良く締まっていて走りやすい。

7番ヘヤピンにはマイクロバスが停まっていた。

塔の丸へのツアーかな?

夫婦池まで来るとスノーシューで遊んでいる人達が居る。

丸笹山のスノートレッキングかな?

なんとレクサー戸川さんのツアーで釋護法さんご夫婦と私の同級生T君ご夫妻だったそうだ。

立ち寄ってご挨拶すれば良かった。

見ノ越の駐車場には先着車が3台。

意外と少ない。



土産物屋ではおじいちゃんが雪かきをしている。

「昨日は凄い風で雪も降ったが今日はよい天気だ」

「行って来ます」と出発



神社から三嶺がバッチリ。

いつもは曇ってはっきり見えないが今日の三嶺は素晴らしい!



気温はマイナス8度

10時丁度出発



早くも汗が噴き出る。

リフトを潜ったところで衣服調整。

モンベルずくめの男性が一人追い越して行った。



雪はあまり多くない。

しっかりと締まってアイゼンが良く効く。

矢筈山系が真っ白。



丸笹山は頂上に白い冠

西島に近づくと真っ白な次郎笈がお出迎え。



誰もいない西島に10時38分到着。



素晴らしい青空の下、三嶺と塔の丸の雪が眩しい。



塔の丸の向こうには矢筈山系



尾根道を登って行く



あまりの素晴らしさに何回も振り返ってしまう。



樹氷はもう消えているかと思ったが気温が低いせいかまだ綺麗に残っていた。



高度が上がると山々の景色も変わる。

矢筈山系



樹氷の向こうに三嶺



高城山もくっきりと見えている



素晴らしい樹氷を楽しみながらルンルン気分で登って行く。



益々綺麗になる三嶺と塔の丸



スノーシューが一人とアイゼンが二〜三人先行しているらしいが踏み跡は少なく気持ちが良い。



青空に向けて登って行く



だんだん良く鳴るホッケの太鼓

ため息が出る程美しい。



景色に見とれて足が進まない。



こんな景色を南国徳島で見る事が出来るなんて。



刀掛けの松も誰もいない



雲海荘を見上げる



狛犬も何か雪を喜んで居るみたい。



気温は低いが風がないのと天気が良いのでフリースだけでも温かい。



眼下に木屋平の町と穴吹川

正面に焼山寺

その向こうに眉山と徳島市街







益々樹氷が綺麗になる。



凍ると危険なトラバース道も良く締まって歩きやすい。



行場からの分岐からは夏道を離れて直登する。



一寸凍っていて滑りやすいが大剱神社からの道まで登ってヒュッテを目指す。



ヒュッテにも誰もいない

高城山方向の眺めが素晴らしい。



気温はマイナス13度

頂上は寒いだろうとジャケットを着る。



宝蔵石神社と高城山



高松の市街の向こうに山が雲の上に浮いている

大山と蒜山か?



目の前に白い冠を被った三嶺とその向こうに愛媛の山々



直ぐ右には塔の丸とその向こうに矢筈山系から寒峰、国見山



やはり頂上は寒い



登りで追い越して行った香川の男性も「こんなに眺望がよいのは初めてだ」

と大喜びしている。

11時44分



次郎笈も真っ白



三嶺は何度見ても素晴らしい



もう一度塔の丸と矢筈山系



次郎笈方面に下がったところは風が無くて暖かい。

二組程休憩していた。

私達も此処で昼食

一組はそのまま引き返し、もう一組のスノーシューを背負った若い男性二人は次郎笈に向けて下りていく。

次郎笈に登るのかと見ていたら、分岐から西島へのトラバース道へと進んでいった。



食事の後の温かいコーヒーを楽しんでさてこれからどうするか。

次郎笈を見ると一人登っていて下りてきている。

私達も行ってみようか?

石の多い下りは雪で隠れて快適



次郎笈への分岐で足跡はスノーシューの一人だけ。

次郎笈の斜面は凍ってテカテカと光っている。

諦めてトラバース道経由で帰る事にする。

所が!

しばらく行くと道が雪で埋もれて無くなっている。

先行者の足跡が付かない程凍っている。

この先、日陰で何時も凍っている所もある。

ずいぶん前に下りていった二人組がまだ直ぐ先で手こずっている声が聞こえる。

私達には無理だと引き返す事にする。



次郎笈はこの方向から見るとまた美しい。



剣山までひたすら登り返して行く。



きつい登りの最中に立ち止まって最高の眺望を楽しむ



雪好きな家内は大満足の顔をしている。



頂上に引き返すと二組程登ってきていた。



また雪の感触を楽しみながら下りていく。



足跡のない所も締まっていて壷足にはならない。

アチコチ楽しみながら歩いていく。



西島まで帰って後はのんびりと帰る。



駐車場には朝とは違う車が三台停まっていた。

こんな快適で素晴らしい眺望が楽しめる時に登山者は随分と少ない。

3月一杯完全通行止めのコリトリへの道を下ってみるが、貞光からの道と違って雪はほとんど無い。

地球温暖化の所為?

長年の慣習で通行止めにしているが、この道は南の斜面なので早く雪が融けるみたいだ。

何の問題もなく一時間半で自宅へ着く。

貞光経由よりも一時間程早く着いた。

今日は今までで最高の祖谷山系の眺望を楽しむ事が出来た。

家内もこれで今年の雪山歩きは十分に満足できたかな?

里山倶楽部四国編
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