春の里山 剣山 次郎笈 春の雪  2010/4/17
          ホームページ里山倶楽部四国編 

− 剣山 次郎笈 思いもかけない4月の新雪を楽しむ −

ソメイヨシノや枝垂れ桜も散って、里では牡丹桜が満開だと言うのに昨日一昨日は冷たい雨が降った。

東京では昭和44年4月以来の遅い雪が降ったそうだ。

思い起こせば丁度その時私は就職して東京にいた。

新入社員研修の最中で疲れて熟睡していたら寮の屋根から「ドサッ!ドサッ!」と大きな音がしている。

何事かと思い起きると一面真っ白な雪景色。

あの時は本当に驚いた。

あれからもう40年以上の年月が流れたんだなあ。

昨夜は遅くまで雨が降っていた。

朝起きると一転快晴となっていた。

もしかしたら高山では雪が降ったかも知れない。

雪山大好きな家内は剣山に行きたいと言う。

せっかく倉庫に仕舞った長靴を引っ張り出して出発。



神山から木屋平経由でコリトリを過ぎると白い剣山が目の前に。

かなり雪が積もっている様に見える。



見ノ越にはバスも停まっていて県外ナンバーの車が多い

売店も開いている。



剣神社にお参りする。

ふと天井を見上げると大正12年の改築の時に寄進者の名前を書いた天板が張られている。

阿波辻町(今の三好市井川町辻か?)の仁尾忠三郎さんと山口喜兵衛?さん。

電話番号が一番と 三番だとか

そんな昔に電話を引いていたとはお金持ちかな?



登山口の気温はマイナス一度



9時20分出発



新雪が3〜5p位積もっている。

大きな氷柱も出来ている。



丸笹山は雪はない



三嶺や塔の丸にも雪は無いようだ。

西島に9時58分到着

売店は閉まっている。



リフトは動いているが誰もリフトでは上がってこない



丸笹山と赤帽子山の稜線を眺める



刀掛けの松も雪が残っていた



何時も見慣れている石仏

よく見ると猿田彦だった。

刀掛けの松からは雪が多くなる。

新雪を踏みながら登って行く。

この時期に新雪歩きが出来るなんて!



手ぶらのご夫婦が下りてきた。

リフトで登ってこられたのかな?



頂上ヒュッテに10時34分着

気温はマイナス四度



頂上ヒュッテの三代目新居さんが水ポンプの調整中

28日のオープンに向けて準備に忙しそうだった。

「突然の雪で大変!」だと言っていた。



頂上は風が強く体感温度はかなり低い。



車が多かったので大勢登っているかと思ったが二組のご夫婦しか居なかった。

一の森に向かったのかな?

私達もジャケットのフードを被るが顔が痛い程寒い。



塔の丸や三嶺は雪もなくて春の気配



矢筈山系も雪が無くて黒々としていてる。



強風の山頂で記念撮影



寒いので早々に下山開始。次郎笈に向かう。



次郎笈もかすかに雪化粧



奥槍戸から次郎笈経由で高知のご夫婦がやってきた。

奥様はかなり疲れていて剣山の登りがきつそう。



次郎笈に向かう頃から気温が上がりポカポカ陽気になる。

登山道の雪が融けてグチュグチュとなる。

長靴を履いてきて正解



振り向いて剣山から一の森の稜線を眺める。

二人組と四人組がこちらに向かって登ってきている。



途中単独行の男性三人とすれ違った。

雪道は意外と歩きやすく長靴のグリップが良く効いて快調。



三嶺への従走路を眺める。



ピークに到着

そのまま次郎笈へ向かう



頂上と三角点

11時40分着

誰もいない



頂上を少し過ぎた所の岩場で昼食。

目の前に石立山



食後のコーヒーを楽しみながら一の森から槍戸山の稜線を眺める



一の森の右奥には高城山と高丸山

昼食を終わった頃ご夫婦到着

私達は下山開始



二組の登山者を追い越して登ってきた超快速の男性は美波町の青年で槍戸山から一の森経由でやって来たらしい。

トレランもやっているらしい。



四人組のパーティがやってきた。

次郎笈への登りがきつくて途中で休憩していたらしい。

久しぶりに丸石方向へ下りる。



次郎笈西斜面から剣山と丸笹山



急坂を下りていると丸石分岐から男性がやってきた



トラバース道をのんびりと剣山に向かう



剣山への急坂を先程の美波町の青年が登っている。

さすが早い。

みんなをガンガン追い抜いて行く。

これからまた槍戸山経由で帰るのだろう。

私達は剣山分岐から遊歩道を西島に向かう。

二月に来た時に諦めて引き返した急斜面の道は、まだ雪が固まっていて滑りそうだった。



二度見展望所から次郎笈を眺める。

大勢登っているのが見える。



雪は残っているが気温はどんどん上がっていてポカポカ



西島まで帰ってくると雪はすっかり融けていた。



木々の芽吹きが美しい



14時丁度見ノ越に帰ってきた。

観光客が次々とやって来る

ボタン桜を楽しみながら木屋平まで走り大桜温泉で疲れを癒す。

最近、社内事務で凝り固まったコリをほぐして帰宅する。

思いもかけず、4月の雪を楽しむ事が出来た。

来週はもうアケボノツツジの季節だが、今年の咲き具合はどうかよく解らない。



総歩行距離 9.6q

累計標高差 885m



里山倶楽部四国編

ホームページにも是非お立ち寄りください
inserted by FC2 system