秋の里山  剣山 次郎笈 丸石    2011/10/16
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− 紅葉を求めて 剣山 次郎笈 丸石 −

石鎚山などで紅葉の便りが聞こえてくる。

今年の紅葉は例年にもまして素晴らしいらしい。

これは剣山の紅葉を見に行かなくては。

所が土曜日は雨

待ちかねて今日、剣山に向けて出発



8時17分出発

川之江からの団体が出発するのを待って私達も出発

見ノ越のあたりもかなり紅葉が始まっている。



気温は7度



黄葉し始めたブナが出迎えてくれる。

まだ緑の葉が残っていてグラデーションが美しい



ブナの大樹は四季折々、何時見ても素晴らしさに感動する。



遊歩道との合流点に付くと次郎笈が出迎えてくれる。

川之江の団体は次郎笈に先に向かうようだ。



ナナカマドの真っ赤な実のむこうに津志岳



西島に着くと周りはすでに美しく紅葉している。



三嶺も雲一つ無い秋空の下、端正な姿を見せている。



頂上への斜面は紅葉真っ盛り



リフトの両側も美しく紅葉している



ナナカマドの向こうに次郎笈



丸笹山も紅葉の向こうにそびえている



丸笹山と赤帽子山



刀掛けの松からは落ち葉の絨毯の上を歩いて行く。



高城山方向も綺麗に晴れている。

9時36分剱山本宮着



まずは剱山本宮に参拝



気温は4度

駐車場が満車だった割には登山者は少ない。



まずは一の森に行こうかと思ったが、家内が今日は次郎笈の紅葉をじっくりと楽しみたいと言う。



木のテラスから引き返し剣山頂上に向かう。



剣山測候所は全て取り払われるのかと思っていたが、キュービクルも新設されて無人の設備として稼働している。

頂上標識のあたりも登山者が少ない。

こんな天気が良くて紅葉シーズンなのに不思議



三嶺と塔の丸の定番の景色



静かな頂上に拍子抜けしたが、静かで清々しい気分で記念撮影

9時52分



次郎笈から三嶺への縦走路を眺める

何時見ても、たおやかな素晴らしい縦走路だ



香川の女性二人が次郎笈へ行こうかどうか迷っていたので、是非行くようにお勧めする。



振り返ると剣山の西斜面は錦絵のように紅葉している。



次郎笈への道も誰もいない

先ほどの香川の女性が追い抜いていった



法螺貝の滝へと向かう斜面も綺麗に色付いている

ニガナが今頃咲き残っている



矮小化したアザミが咲いている。

水場分岐で一息入れる。



次郎笈へ向かって登り始めると、団体が何組も下りてきた

皆さん先に次郎笈に登ってから剣山に向かうみたいだ。



10時50分

団体が下りて静かになった次郎笈に到着



先ほどの香川の女性達が、剣山の姿に見惚れている。

「此処まで来て良かったね」と話し合っている。

剣山は次郎笈から見る姿が一番美しい

一息入れて丸石への縦走路の絶景ポイントに向かう。



次郎笈の急坂を下ると、眼下に素晴らしい紅葉が見える。



三嶺に向かって下っていく

右を見れば剣山と丸笹山



紅葉に見惚れている間に水場分岐に付いた。



絶景ポイントのピークで一休憩



まるで次郎笈が燃えているような紅葉を楽しむ

しばらく休んで帰ろうとすると家内が久しぶりに丸石に行きたいと言う

それでは丸石でお昼ご飯にしようかと出発



オトギリソウの葉が紅葉している

縦走路にはシコクシラベだろうか?

枯れて白骨樹になっている。



急坂を下りていく

途中、見晴らしの良い岩場で景色を楽しむ

突然直ぐ近くで乾いた銃声が数発響いた。

まだ猟期でも無いはずなのに?

しかもこんな登山道近くで??



丸石の方からやって来たご夫婦が手を振っている

なんとシゲさんご夫婦だ。

今日は

三嶺でお会いしたばかりなのに、私達と行動パターンがよく似ているのかな?

もうすでに剣山、次郎笈そして丸石に行って来たとの事。

早いなあ!

しばらくお話をしてお別れする。



ライフル銃を持った男性がいる。

鞍部には注意の幟が

注意しろと言われても撃たれたらお終いじゃ無いか。



鹿に囓られて短くなった笹の間にはリンドウが沢山咲いている。



12時4分 丸石到着

吃驚するほど大勢の登山者が昼食中

松山から来られたそうで二重かずら橋から、丸石、次郎笈そして剣山へ縦走するそうだ。

先週は石鎚山の紅葉を楽しんだらしい。



池田のご夫婦も到着する。

独特の形をした黒笠山を眺めながら昼食



昼食後誰もいなくなった頂上で再度記念撮影。

次郎笈と剣山を眺めてのんびりとする。

松山の団体が次郎笈に向かっている



12時26分

さあ後は帰るだけ

そろそろ出発しようか

シロニガナがポツンと咲いていた

舌状花が白色で数が5〜7個がシロニガナ、8〜11個のものをシロバナニガナと分類するようだ



あれ赤い幟が無くなっている

シコクフウロが咲き残っている

そばには真っ赤に紅葉した葉も



鞍部からは辛い登りが始まる。

上からまた銃を背負った男性が下りてくる。

手には鹿の角を持っている

「撃てましたか?」と聞くと「うふっうふっうふっ」と言って去って行った。

なんか不気味



真っ白なツルリンドウが咲いていた。

珍しいなあ



オトギリソウの紅葉とツルリンドウの実



ウメバチソウもかろうじて咲き残っていたが寒さに縮んでいる



樹林帯の登りを踏ん張ると稜線にでる。



まだ時間も早いので家内お気に入りのピークでコーヒーブレイク



色々な樹木が微妙に異なった色合いで紅葉している。

お寺などの真っ赤な紅葉も綺麗だが、山の色とりどりの紅葉が好きだ。



トラバース道を剣山に向かう

トラバース道から見える紅葉は色が淡くとても雰囲気が良い



水場では水が勢いよく出ていたので顔を洗い冷たい水で喉を潤す

やはりカエデの紅葉は色が鮮やか



苔も紅葉していた

分岐13時58分



次郎笈や剣山は登山客で満員になっていた

今日は遅くやって来た人達が多かったようだ

分岐で休む若い人達に挨拶してトラバース道を進む



トラバース道はドウダンツツジが多い

豪華な紅葉の落ち葉を踏んでいく



二度見展望台から次郎笈

剣山山頂を見上げる



何処までも続くモミジの絨毯

とっても贅沢



トラバース道はまさに紅葉真っ盛り



この素晴らしい色合いの変化は偶然の賜なんだろうか



植物が冬を迎え、葉を落とすためだけにこんなに素晴らしい色合いを作り上げたとは思えない



私達夫婦に見てもらおうと一生懸命色を染めたとさえ思える。



見上げると炎のような紅葉

ナンゴクミネカエデだろうか



右、左へと首が痛くなるほど見上げる



紅葉の洪水に見るのに疲れてきた

贅沢かなあ



見事なナナカマドの紅葉

葉の色づき具合と実の赤さが絶妙のバランス



赤い実も青空に似合う



赤い色の洪水の中でイタヤカエデ?の黄葉が一際輝いている



西島駅に到着

剣山頂上を眺めて下山

14時51分



遊歩道に回る。

この道はブナが綺麗



リョウブの黄葉もなかなかのものだ



祖谷川の源流でお土産の水をくむ



秋晴れの空に輝く黄金色のブナ



次々と現れるブナの巨樹

素晴らしい黄葉に酔いしれる



登山口に帰ってくるとホウノキも輝いている

ホウノキと思いましたが葉に鋸歯があります。

トチノキかもしれません。

何故か花の咲いたのを見た事がありません

来年確認してみます




イチイの大樹に実が一杯

イチイはダイセンキャラボクの原種らしいがこのように見事に実を付けているのは初めて。

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ユックリと黄葉や紅葉を楽しんだので駐車場着は16時

今日は、素晴らしい色の洪水に溺れ、心ゆくまで秋を堪能する事が出来た。



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