冬の里山  剣山 冬山シーズン到来     2011/12/10
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− 剣山に本格的な雪が降りました。冬山シーズン到来です −

数日前に剣山に今年初めて本格的な雪が降ったそうだ。

しかし、夕べは忘年会で遅くまで飲んでしまい朝起きるのが遅くなってしまった。

しかも、今年は車を買い換える予定でスタッドレスに履き替えていない。

仕方が無い、お高越山で雪の感触でも楽しんでこよう。

西に向かって走ると阿讃の山も白く化粧している。

お高越山も可成り積もっていることだろう。

しかし、お高越山に近づくと気温が上がり雪は溶けてしまったように見える。

やはり、剣山に行こう。

急遽、貞光に向けて走る。



葛籠堂を過ぎると、路面に雪がある。



スタッドレスで無いので心配したが、4駆にオールシーズンタイヤでも結構グリップが有り難なく進むことが出来る。

新雪なので凍っていないのが幸いしているのだろう。

スタッドレスでも積もった雪が溶けてまた凍ったりを繰り返して凍り付いた路面では簡単に滑る。

10時5分見ノ越着

意外と車は少ない。

剣山の雪を簡単に楽しむのには、路面が凍り付いていないこの時期が最適なんだけどなあ。




神社への階段も雪に隠れている

神社から白く輝く三嶺を見る事が出来る。




気温はマイナス4度

登山口から可成り雪が多い。



新雪を踏むとグッグッとかキュッキュッとか音がする。

長靴の底は薄いので足の裏に新雪の感触が伝わってくる。



すでに数人歩いているが、踏まれていないところを歩くと気持ちが良い

ナナカマドの赤い実が今日も綺麗だ



振り返ると丸笹山も真っ白くなっている



西島の分岐に付くと剣山山頂も真っ白



三嶺もジロウキュウも真っ白

晴れてはいるがすっきりとした青空で無いことが残念



キャンプ場は誰も歩いていない

子供のように歩き回る



大剱神社やトラバース道へは誰も歩いていない

閉まった売店の電力計を見るとなんと8のぞろ目

単なる偶然か、誰かのいたずら?



西島からはタップリの雪

家内もルンルンで歩いて行く



時折青空が見えると霧氷が美しい

もう少しすると、この道も笹と同じ高さまで雪が積もる



高城山も綺麗に見えている

振り返ると丸笹山と赤帽子



刀掛けの松にも誰もいない



何時もの霧氷の鑑賞ポイント

霧氷のトンネルをくぐっていく



雲が早く流れて日が差すと白銀が輝く



11時51分 山頂ヒュッテに着く



一組のご夫婦が食事をされていた



先ほどまで晴れていたと思ったら急にガスが湧いてきた



ヒュッテ前でマイナス5度

意外と寒くない



測候所横の木道は雪に埋もれている

積雪は1メートル位有りそうだ



木道の上にも可成りの積雪

ロープに長いエビの尻尾が出来ている



三嶺や塔の丸方向は深いガスの中

一の森方向はガスが無い



山頂は意外と暖かい。

先週は強風とガスで一時も佇めなかったが今日はユックリと出来る。



ジロウキュウを眺めながら昼食にしようとベンチに腰をかけるが、家内は歩きが物足りない模様。

三嶺が少し顔を出した。



もう時間が遅いのでジロウキュウは諦めようと言ったが、家内はドンドン下って行く



雪は意外と深くて、夏道に関係なく真っ直ぐに踏み後が続いている。

トラバース道への分岐にやって来た。

12時29分

ジロウキュウへは二人ほどの足跡が続いている。

トラバース道は誰も歩いていない。

このトラバース道は雪が深いと危険となる

ジロウキュウに登って遅くなるとまずいかな?

ちょっと様子を見てみよう。



トラバース道は可成り雪が深い



しばらく言ってザレバに来ると道が何処にあるか解らない位雪が積もっている。

適当に歩くことも出来そうだが、左には急な斜面もある。

こんな所で滑落すれば誰も助けてくれない。

この先更に水場のあたりは何時も雪が深い。

やはりトラバース道を行くのはやめよう。

元の分岐に帰って、ジロウキュウを見ながら昼食

今日もおにぎりとカップはるさめ

コーヒーを飲んでマットリする。

風が無く意外と暖かい。



ジロウキュウからご夫婦が下りてこられてトラバースへ向かった

足跡があれば大丈夫かなと付いていくが、雪が締まっていなくて足下の雪が直ぐ割れる

前のご夫婦もユックリと進んでいる。

家内が怖いというのでまた引き返し、剣山へと登り返す

真っ直ぐに下りてきたので登り返すのがキツイ

振り返ると次郎笈が美しい



青空に白骨樹が美しい



頂上には誰もいない。

ヒュッテに向かうと丁度一の森方向から三人組がやって来た。

なんとK美ちゃん達だ。

一年前の寒い日にお会いして以来だ。

寒い中しばし懇談

やはり徳島の山仲間は良いなあ..

久しぶりに記念撮影



晴れ間が出て雪が煌めく中を楽しく話をしながら下りていく



モミの木の雪が積もると雪国のクリスマスのようだ



西島の分岐にはオオカメノキの冬芽に雪が積もっていた。

みんなと下りるとあっという間に登山口に着いた。

駐車場には14時40分着

既に車は殆ど帰っていた

帰りは、コリトリ経由で帰ったが除雪されていて問題なかった。

二週続いての雪の剣山を堪能することが出来た。

トラバース道はやはり歩くことが出来なかったが、引き返したおかげでK美ちゃん達に会うことが出来た。




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