冬の里山  剣山  一の森   2012/01/03
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− 初登りは雪の剣山 元気な新居さんにもお目にかかれた −

例年初登りは元旦に初詣を兼ねて焼山寺山に登るのだが、今年は息子が帰っていたので中止した。

息子は一晩泊まっただけで昨日慌ただしく京都へ帰った

私の休みの残りは今日だけ

どこへ初詣に行こうか迷うが、やはりいつもお世話になっている劔神社にお詣りして剣山に登ることにする。



年末より雪が少ない。

快調に走る

夫婦池には車がない



見ノ越に着くとかなりの車が停まっている

昨日から泊まっている人も多いのだろう

団体が出発準備をしている



今年も無事に山歩きが出来ますようにとお詣りする

三嶺の頂上は雲の中



登山口でマイナス6度

8時36分登山開始



積雪はそう多くなくて大勢が歩いているのでよく締まっている。

快調に登る



早くも二人の男性が下山してきた

鹿がすぐ其処に居たらしい

登山道には鹿が走り回った跡がたくさん残っている

先月の25日には全く足跡がなかった

鹿も荒天には出てこないのかな



段々と雪が多くなる

丸笹山も真っ白



西島神社のあたりもよく踏まれている



ガスッてはいるが雲海荘はくっきりと見える

次郎笈は真っ白



シコクシラベの幹が新しく囓られていた

この樹も数年の間に枯れてしまうだろう



西島駅も雪が少なくなっている

若い男性が登ってきてあっという間に先に行ってしまった



西島駅からの道もよく踏まれている

三嶺はやはりガスの中



時折日が差すと赤帽子山が輝いて見える



先月の25日に胸まであるラッセルをしたのが嘘のようだ

雪が少なくなっているのと大勢が歩いているので雪が堅く締まって快適



首まで雪があって撤退した場所も難なく雪の上を歩くことが出来る

撤退場所から数分で刀掛けの松到着



刀掛けの松からは風が強くトレースが消えている

ご夫婦がソリで滑り降りてきた

剣山にはソリを楽しむ人が多い

夕べのヒュッテの宿泊客は20人程だったそうだ



雪が多い時は右へ上がってトラバース道を避けるのだが、雪が少ないのでトラバース道を通ることが出来る。

男性が一人駆け下りてきた



トラバース道の霧氷を眺めていると大きな三脚を持った男性が降りてきた

去年もここでお目にかかった阿南の男性だった

あのあと高丸山や中津峰でもお会いした

夕べから泊まっていたらしい暫し話し込む



行場分岐からも雪が少なくて歩きやすい



去年は鳥居を潜るのに屈まなれればならない程積もっていたのになあ



10時7分頂上ヒュッテ着

新居さんが顔を出している

新年の挨拶をしてとりあえず山頂に向かう

避難小屋の前には大勢の足跡がある



木道も雪に埋もれていない

ガスで見晴らしは無いがそう寒くは無い

薄いダウンジャケットだけで十分

この3500円で購入したダウンジャケットは本当に暖かい

丸めるとアンパン位になるし軽いので携帯に苦労しない



頂上にも誰も居ない

何も見えないので早々にヒュッテに戻る

ヒュッテの温度計はマイナス10度と8度

二つ温度計があって古い方がいつも2度程低く表示する



ヒュッテの庭には立派なカマクラが作られていた

家内くらいだと2人は十分に入ることが出来る

新居さんはいつも元気

定番の半田そうめんを注文し巻き寿司弁当と共にいただく



今朝の最低気温はマイナス12度だったらしい

新居さんの話では昨日は大荒れだったそうだ

一の森に行っていた宿泊客が帰ってきた

2時間程で往復して来たらしい

そう言えば新聞で募集していたツアーも一の森に行っているはずだ

しかし、ガスって眺望が無いのではなあ



ところが新居さんにお別れして外に出るとなんと天気が回復している

丸笹山や赤帽子山に日が差している

新居さんの「今日は大勢が歩いているから大丈夫」の言葉に背を押してもらって一の森に向かって出発

10時54分



高城山も顔を出した

階段は完全に埋まっている



スノーシューの団体がやってきた

阿南のツアーの人たちだった

若い女性も居て楽しそう

次郎笈も銀色の端正な姿を現した



経塚森までは雪が多く夏道とは違うところにトレースがついている

振り返ると次郎笈が美しい



薄く霧氷のついたアカカンバやクリスマスツリーのようなシコクシラベが美しい



槍戸山も顔を出した

二の森へと登り返していく

真っ白な雪原が気持ちよい

先程の人たちの歩いたトレースは風に吹き消されている

時々壺足になりながら登って行く



二の森に来てもう満足だから帰ろうと言うが家内はさっさと下って行く



遭難碑も半分埋もれている



行場への道は雪に埋もれている

誰も通っては居ないようだ

一の森へのトラバース道は全くトレースが無い

薄くトレースが残っている尾根道を行く



トレースは薄いが大勢が通った跡と思われる所を踏んで行く

少し外すと膝上くらいの壺足となる

軽量の家内でも時々踏み抜いてしまう



11時39分一の森山頂着

剣山や次郎笈山頂はガスが降りてきて隠れている



一の森ヒュッテは静まりかえっている

三角点へはかなり雪が深い

今日は皆さん立ち寄っていないようだ



天神丸方向と槍戸山方向



すぐに剣山に向けて引き返す

一の森からの急坂で尻セードを試みるが全く滑らない

雪質が重いためかな?



二の森に向かうとご夫婦が降りてきた



踏ん張って二の森着



経塚森へ向かうと先程のご夫婦の足跡も消えてしまっている

そうたいした強風でも無いのに、こんなに簡単にトレースが消えてしまうのだなあ

ガスに巻かれて迷った時などは注意しなければなあ..



家内は少しバテているようだが頑張って登ってくる

ヒュッテに12時41分帰ってくる

気温はマイナス6度まで上がっている



新居さんに行ってきましたと報告しに寄る

新居さんはわざわざ表まで出て見送ってくれた



いつの間にか大勢が登ってきて降りたらしい

快適な道となっているがソリで滑る人が多くて雪道はテカテカ

狛犬が雪から顔を出していた



25日に撤退したあたりが雪が一番多い

風が強く吹く場所らしくて雪庇が成長している



西島まで帰ってきた

三嶺の頂上はずっとガスの中だ

二人登ってきた



西島から次郎笈を眺める



西島から下って行くと団体が登ってきた

今日は頂上ヒュッテ泊まりだそうだ

登山口まで帰ってくるとマイナス3度に気温が上がっていた

13時53分



やっと三嶺の頂上が顔を出した

駐車場にはまだ10台程の車が停まっていた

帰りは大桜温泉で暖まり、ノンアルコールビールで喉を潤す

快適な雪山歩きで今年の初歩きをすることが出来た

今年もゆっくりのんびり山歩きを楽しみたいなあ



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