早春の里山  春の雪山 剣山   2012/03/11
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− 春の雪山 新雪歩きを楽しむ −

昨日は雪の阿讃縦走路をタップリ歩いたので、今日は大川原高原で雪遊びでもしようとゆっくり起きた。

しかし、朝食の後コーヒーを飲んでいるとリビングの窓から真っ青な空が見える。

ジッとして居れなくて剣山に向かう。

見ノ越への道は新雪が20p程積もっている。

剣山が真っ白に輝いて迎えてくれる。

週末の雪はかなり多かったようだ。

見ノ越の駐車場には先着車が6台停まっている。

県外車が多いが鳥取ナンバーの車が停まっていたのには驚いた。



駐車上の積雪は15p位

丸笹山も真っ白。



登山口でマイナス5度

9時25分登山口出発



新雪がサクサクと気持ちが良い

危険なトラバース箇所は高巻きしている。



大勢が歩いた割には雪が乱れていない。



遊歩道との分岐に来ると次郎笈が真っ白。

しかし、青空がすっきりとしなく少し霞んで見える。

北の方向はまだ青空でウラジロモミのモンスターが際だって見える。



先行者の半分は鳥居の方に行っている。

トラバース道へ一人行きかけて引き返している。



三嶺も見えてはいるが霞んでいる。

丸笹山はくっきりと見える。



尾根ルートで刀掛けの松へ向かう。

去年の12月25日にはこの看板が殆ど埋もれる位雪が積もっていた。

少し登ると樹氷が美しくなる。



時々地吹雪が舞い頬に雪が吹き付ける。



昨日歩いた阿讃山脈の雪は湿って重かったが、剣山の雪はさらさらで気持ちが良い

刀掛けの松の枝折神社も春の雰囲気



素晴らしい樹氷を堪能しながらゆっくりと登る。

早く登るのがもったいない。

樹氷の向こうに一の森の頂上が見えるが誰も居ない。



先程まで青空だったが雲が広がり始めた。

風が吹くと雪が舞い上がる。

日に煌めいて美しい。



トラバース道から一旦上へ登るが、冬道の鉄階段へはトレースが無い??



また左下のトラバースへと降りていく。

このトラバースはちょっと危険。

先行者が冬道を知らなかったのかな。

しっかり踏まれていたので私達もトラバースへと下る。

行場分岐からは右に巻かずに真っ直ぐヒュッテに向けてトレースが付いている。



シコクシラベのモンスターはお化けのようにも見える。



大劔神社からは誰も登って来ていないのかトレースが付いていない。



頂上ヒュッテ11時丁度着

ヒュッテのテラスにはご夫婦が昼食中



気温はマイナス6度

氷柱が長く出来ている。



若い人たちが3人降りてきた。

とても寒そうにしている。



大勢登っているはずなのに足跡は少ない。

真ん中の木道は誰も歩いていない。

旧の測候所フェンスにはエビの尻尾が大きい

男性が一人帰ってきた。



西のテラスにも男性が一人デジイチで撮影に夢中

正面から大きなカメラをぶら下げた男性が降りてきた。

後でHP僕の四国の山日記の管理人さんだと解った。



二週間前は地面が見える程だったが週末の積雪が結構残っている。

頂上に11時12分着



親娘三人組が記念撮影していてシャッター押しを依頼される。

娘さんは中学生位かな。

三嶺は完全にガスの中



目の前の次郎笈も少し霞んでいる。

一人の足跡が次郎笈に向かって降りている。

目を凝らすと水場分岐の上の岩の所で悪戦苦闘している。

ゆっくりだが着実に登っている。

私達も行きたいが今日はもう時間が遅い断念する。

頂上標識の石積みは半分位雪に埋まっている。



東のテラスに行ってみる。

此処でも一人の足跡が一の森へと向かっている。

丸笹方向もガスって来た。



ヒュッテのテラスで昼食。

「僕の四国の山日記」の管理人さん達と先程の親娘三人連れの方が仲良く食事中だ。

「僕の四国の山日記」の管理人さんにお聞きするとこの少女は10歳で日本百名山を踏破された下河美輝さんとの事だ。

今は13歳になっていて、去年は日本アルプスから南アルプスなど50座を主に縦走をして登られたとか。

早月尾根から劔岳(標高差2200m)にも登られたそうだ。

凄いなあ!

香川県の国分寺町にお住まいだと言われていたが四国にこんな凄い少女が住んでいたとは!

家内も感激して記念撮影をお願いする。

にっこり笑うと幼さの残る可愛い少女だった。

四国新聞記事

*現在は6歳の男の子が最年少記録を持っているそうです。

競い合って怪我などしなければ良いのですが。



皆さんが下山して、食後のコーヒータイム

ご夫婦が登って来た。

しばらくすると寒くなったので下山開始。



頂上直下で若い男性二人が登って来た。

直ぐ後に登って来たのは、つるぎのむかし乙女さんだった。

今日はアイゼンを履いておられた。

しばらくお話ししてお別れ。

帰りは遊歩道経由で帰る。



遊歩道は歩く人が少ないのか雪が深い

雪が斜面になって少し緊張する場所もある。

雪が緩んでいて滑りそう。



祖谷川の源流では水が勢いよく出ていたので喉を潤す。

少し甘くて美味しい

見上げると融け始めた霧氷がキラキラと輝いて綺麗だ。



余りに美しいのでコーヒーを飲みながら暫し鑑賞タイム



後はノンビリと降りて13時41分駐車場着

帰り支度していると、むかし乙女さんが降りてきた。

食事もされたというが早いなあ。

しばらくお話ししてお別れする。



木屋平から川井峠に向かうと、山の斜面にピンクのアセビが咲いていた。

もうアセビの咲く季節なんだ。

それにしても鮮やかなピンクのアセビだこと。



アセビの下にはオオイヌノフグリ

今年初めての出会い

こんな標高の高い(700m)所でもすっかり春の気配だ。

帰りに家の近所の畑の畦を歩いてみると春の野草がビッシリと咲いている。

雪山歩きを楽しんでいるといつの間にか春真っ盛りになっている事に驚く。



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