初夏の里山 一の森 剣山 次郎笈   2012/06/23
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- 剣山 キレンゲショウマやオオヤマレンゲはまだ蕾 -


今日は天気が良い予定だったが、朝起きるとどんよりしている。

見ノ越に向かうと小雨が降ってきた。



朝早いのに沢山の車が駐まっている。

車中泊の人もいるようだ。

7時55分出発

劔神社の気温は13度



リフトのトンネルは屈んで通らなければならなかったが、掘られていてしかもクッション材が巻いてあった。

誰かが頭をぶつけて怪我をしたので対策をしたのだろうか?



ウワバミソウはこれで花が咲いているのだろうか?

何時までたってもツボミのように見える。



冬の間、枯れたように見えていたスズタケが青々としてきている。

鹿害で枯れたのではなかったようだ。

良かった。



樹木は来る度に鹿害が広がっていて痛々しそうだ。

オククルマムグラが綺麗に花を開いている。



ギンリョウソウが咲き始めている。



ヤブウツギはまだ花が咲いていない。

去年は真っ赤に咲いていたのに

今年は遅いのかな?



8時37分西島着

丁度リフトが動き始めたが客は来ない

三嶺が霞んではいるがクッキリと見える。



去年珍しい松ぼっくり?が出来ていたシコクシラベだが今年は何も出来ていない。

不思議。



去年一面に咲いていたヤブウツギやナナカマドはまだ咲いていない。



ガマズミは実になっていた

ツルアジサイはまだ花が咲いていない。



シコクシラベの若芽は可愛い

ナンゴクミネカエデは満開



テンニンソウが広がっている。

高城山はガスの中



トゲアザミはまだ蕾だが油断すると足がちくりと痛い

ウマノアシガタが沢山咲いている。



スダヤクシュにタニギキョウ



スギゴケの雄株の雄花盤が花のように見える。

私はこれが花だと思い込んでいた。

スギゴケは雄株の雄花盤に多数の雄器ができ遊走子(精子)をつくり、これが雨滴などの刺激で飛散し、

蒴の中で造られる卵細胞と受精すると受精卵となり減数分裂をし、
胞子をつくります。

胞子はやがて飛散し新たな場所で発芽し、原糸体を経て雄株か雌株に成長するのでしょう。



刀掛けの松で一休み



ムラサキサギゴケやウマノアシガタが沢山咲いている



ナンゴクミネカエデの花はもう終盤

ヒメレンゲが咲き始めている。



スダヤクシュやミヤマハコベが咲いている



雨に濡れた遊歩道をヒメフウロを探しながら歩くがまだ咲いていない



ヒメウツギやシコクハタザオが咲いている。



カノコソウが綺麗に咲いているる



ミヤマハタザオとヒメウツギ



岩場にはイワガサが沢山咲いている



岩場の下に行場が見える。



一の森に向かうが倒木が多い



何時もはほんの少ししか水が流れていない沢もゴウゴウと水が流れる。

先日までの大雨の影響のようだ



キレンゲショウマにツボミができはじめていた

此処でもヒメウツギが満開



沢を渡るとき流れの中に入らないと越せない所がある。

なんと大岩が道に食い込むように落ちている。

この大雨で落ちたのだろうか?10トンぐらいありそうだ。

こんなのに当たったら即死だ。

雨の後は気を付けなければ



穴吹川源流も凄い勢いで流れ落ちているる



花園から追分への道は通行止めとなっている。



カニコウモリもまだ蕾

オオヤマレンゲのツボミは少しほころび始めている。

来週末ぐらいには開花するかも



ギンリョウソウの子供は可愛い



一の森分岐に付くと可愛いツマトリソウが出迎えてくれる。



一の森に向かうがナナカマドはまだ花が咲いていない

今年は遅いようだ



ヒュッテにもヒメレンゲが満開



営業中の看板は出ているが人気は感じられない



一の森の守り神の龍神も寂しそう

ヒュッテは避雷針が倒れている危険だなあ。



一の森三角点から定番の景色



五葉松の岩場で休憩

マイヅルソウが沢山咲いている。



マイヅルソウはもう花から実になりかけている。



三角点から頂上に向かう



一の森頂上で記念撮影



二の森に向かうとツマトリソウが多い

シコクバイカオウレンが実になっていた



二の森神社は注連縄が付け替えられていて御神酒が沢山祀られていた



経塚森から剣山に向かう



剣山山頂に近づくとツマトリソウのツマ(端)がピンクの花が沢山咲いている。

ほんのりピンクの花は特に可愛い。



背の低いアカカンバの新緑は美しい



マイヅルソウやツマトリソウが群生



ピュッテに来ると大女将が携帯で花の咲き具合を誰かに報告している

タカネバラはまだ蕾

ヒュッテで三代目に挨拶。

新居さんは西島のトイレ掃除に出かけているそうだ。

何時も何時もご苦労様です。

神戸からの若者5人組に写真を頼まれる。

最新のデジイチだった。



頂上に11時37分着

車が多かった割には誰もいない。

一の森方向を眺める



しばらくするとドンドン登山者がやってきている。

此処で昼食を食べた帰ろうかと思ったが、先程の若者達も次郎笈に行くと言っていたので私たちも行くことにする。



ツマがピンクのやら一株に二輪咲いているのやら色々のツマトリソウが咲いている。



マイヅルソウとシロバナニガナ



ニガナも沢山咲いている

次郎笈に向かってドンドン下る。



雪の時に苦労して通ったトラバースも雪が溶けると何の危険もない広いトラバース道

トゲアザミが咲き始めている。



三嶺がガスの中から顔を出している。



次郎笈から次々と登山者が降りてくる。



コメツツジはまだ堅いつぼみがチラホラ



12時32分 次郎笈着

香川から来られたご夫婦が食事中だった。



記念撮影をしていると三嶺はガスの中に沈んだ



剣山を見ながら昼食

ご夫婦が先に下山されたので私たちの貸し切り



しばらくノンビリして下山

剣山で会った若者達はやってこないが予定を変更したのかな?



先程のご夫婦にお会いして スギゴケの雄株の雄花盤をスギゴケの花だと紹介してしまった。

以前誰かに花だと間違って教えられていたのを信じていました。

申し訳ありませんでした。

まあ花のように可愛いから許してください。



西島への分岐の所でやっと神戸の若者達がやってきた。

剣山頂上で宴会していたとか。

賑やかに次郎笈に向かっていった



西島へのトラバースのドウダンツツジやバイカウツギはまだ咲いていない



ナンゴクミネカエデは綺麗だが花の盛りを過ぎているようだ。



ザレ場は新しく崩壊していて気を付けて通るが足場が崩れて危ない

500ミリf2.8の大砲のようなレンズを抱えた人がいる

野鳥の撮影にこられたようだ。



バイケイソウが咲き始めている

13時47分西島に帰ってきた

スポーツドリンクで休憩

皆さんと少し話をして下山する



ルリタテハがヒラヒラと舞ってきて目の前に留まった。

綺麗な蝶だがあっという間に飛び去ってしまった。

綺麗な蝶だなあ



帰りは遊歩道を通る。

まん丸のギンリョウソウを過ぎると何時もの所にショウキランのツボミ



ツボミは沢山あるが花は咲いていない。

来週ぐらいに開花かな?



ガマズミの花が沢山咲いている。

里山ではとっくに終わっている花だが、剣山では随分と遅くまで咲いている。



コゴメウツギはまだ小さなツボミ

ホウノキは花が終わっていた



14時51分 駐車場に帰ってきた。

初夏の花にはまだ早かったが約2万9千歩気持ち良く歩くことが出来た。

10日後ぐらいにはオオヤマレンゲなどが花の盛りとなり楽しむことが出来るだろう。

またその時に来たいと思う。


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