初夏の里山 一の森 剣山 次郎笈   2012/07/08
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- 剣山 オオヤマレンゲ ショウキラン -


先週はオオヤマレンゲはまだツボミだったがその後咲き始めたらしい。

ショウキランももう咲いている頃だろう。

7時20分見ノ越に着くと既に沢山の車が駐まっている。

直ぐに出発すると、去年もお会いした高知のご夫妻からお声掛けいただく。

今日は友人の女性と三人でオオヤマレンゲを見に来たらしい。

オオヤマレンゲの場所が良く解らないらしいのでご一緒させて戴くことにする。



三嶺は完全にガスの中。

今日は天気は良いとの予報なのにがっかり。

気温は12度



ガスに霞んだ登山道はなかなか良い雰囲気だ。



シコク(バイカ)ウツギが咲いている。

数あるウツギの中でも一番上品で綺麗な花だ。

小さなコゴメウツギ(バラ科)も満開だ。



まずは先週ツボミだったショウキランを見に行く



大きな倒木の横に咲いていました。

ショウキランはラン科の葉緑素を持たない菌類に寄生する腐生植物だ。



花の形が鍾馗様に似ていることからその名前が付いたとか。

ツチアケビとかギンリョウソウなどの腐生植物の仲間の中では一際鮮やかで綺麗な花だ

しばしみんなで撮影会



サワオトギリが咲き始めていた



トゲアザミがいつの間にか一斉に花を咲かせていた。



随分とゆっくりして8時45分西島着



西島駅にはマユミの花が満開だった。

こんな所にマユミの木があるとは知らなかった。

秋にあのショッキングピンクの実を見たことがないのだが?

雨に濡れたマユミの実は地味だがとても綺麗だった。



ナナカマドやヤブウツギの花が例年に比べて随分と遅く咲き始めている。



刀掛けの松から行場に向かう



ヒメフウロやサラサドウダンツツジが先週より増えていた



カノコソウはまだまだ綺麗



キレンゲショウマやギンバイソウはまだ蕾



何時もナツツバキが沢山咲く沢には全く花が見えない。

不思議だなあ?

カニコウモリはもう少しで花を咲かせそうだ。



ヒメシャラが沢山咲く所に来たが今年は全く花が咲いていない。

この辺の登山道には例年沢山のヒメシャラが落花しているのだけれど?



オオヤマレンゲの保護地まで来ると咲いていました。

ガスで霞むオオヤマレンゲは神秘的で特別の美しさがありました



夕べの大雨で少し痛んでいる花が多かったのですが、これから次々に花を咲かせてくれそうです。



さすが森の貴婦人と呼ばれるだけのことはありますね。

しばらく見とれてしまいました。



オオヤマレンゲを十分に楽しんで遭難碑分岐まで来ると青空が出てきた。



皆さんと一緒に一の森に向かう。

記念撮影して皆さんとはお別れ。

またお会い出来ることを楽しみにしています。



三角点に向かう。

五葉松の向こうの次郎笈は激しくガスが流れている。



一の森頂上から二の森経由で剣山に向かう。

大勢の登山客とすれ違う。



吉野川市の高木さんからお声掛けを戴いた。

私のホームページを見ていただいているそうだ。

ありがとうございます。

鳥の観察が趣味で徳島の山を沢山歩いておられるとか。

今日はホトトギスが沢山鳴いていたと教えていただいた。



頂上ヒュッテにはタカネバラが綺麗に咲いていた。



気温は17度



頂上標識の注連縄が新しくなっていた。

そのまま次郎笈に向かうが次郎笈は深いガスの中



山ガールと山ボーイの集団が登ってきた。

岡山から来たらしい。

次郎笈の頂上ではガスが晴れて素晴らしい眺望だったと喜んでいた。

シロバナニガナは小さな花だが可憐で好きな花だ。



トラバース分岐手前の大岩で食事しようと思っていたら、砥石権現や中津峰でよくお会いする男性が大岩で休憩している。

なんと珍しく女性連れだ。

この夏双六岳に登るのでトレーニングに来られたらしい。

話し込んでいるうちに食事をするのを忘れてしまっていた。

そのまま次郎笈に向かう。



ガスが引いて一気に暑くなった。

夏の日が眩しい。

急いでサングラスを取り出す。



コメツツジが咲き始めている。



夏の日に照るコメツツジの花は小さいけど印象的な花だ。



三嶺もガスの中から顔を出した



団体が大勢下山していった。

12時53分誰もいない頂上に着く



皆さんはこの先の岩で昼食中

私たちは二人だけで剣山を見ながら食事。

また登山者が大勢の登ってきているので早々に下山する。



岩場の所で大きなリュックを背負った少女が登ってくる。

私たちを見てにっこりと挨拶をする。

何処かで見たことが?

なんと100名山の少女、下河美輝さんだ。

春に三嶺で会ってからそう日がたっていないのに随分と大人びて綺麗になっていた。



後はノンビリと西島まで帰る。



コマユミはまだ小さなツボミだった



バイケイソウが咲き始めていた。

シコク(バイカ)ウツギはまだ小さなツボミ。



西島の手前で美輝ちゃんとお父さんが追い抜いていった。

西島駅はまたガスの中。

またショウキランを見たりしてノンビリと下るが賑やかな山ガールの集団が次々に追い抜いていく。

若い人たちが多いのは私たちまで気持ちが若くなっていいなあ。



高木さんが教えてくれたホトトギスが彼方此方で鳴いている。

「特許許可局」や「テッペンカケタカ」と聞こえるだろうか?

下山すると高知の人たちがアイスクリームを食べて休憩していた。

挨拶してから帰路につく。

朝はまだ風邪気味だったが、汗をかいたらいつの間にか直ったみたい。



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