真夏の里山 剣山   2012/08/04
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- 剣山 キレンゲショウマが咲き始める -


剣山のキレンゲショウマが咲き始めたようだ。

例年より可成り遅れているがきっと今日は見頃だろう。

家内の足は可成り回復したようなのでゆっくり歩けば大丈夫だろう。



7時過ぎに見ノ越に着くと既に駐車場は満車状態

準備して劔神社に向かうとホタルブクロが見頃



階段脇には例年通りギンロバイとキンロバイが咲いている



キツリフネやシモツケも綺麗だ



青空に三嶺がクッキリ

気温は17度

涼しいくらいだ。



登山口にはペットボトルが置いてあり「自由にお使い下さい」と書いてある。

此処のホースから出ている水は山の湧き水なのでとても冷たくて美味しい。

今日は二人で6本のスポーツドリンクを持ってきている。

次からはこの水を利用しようかな?



ノリウツギが綺麗に咲いている

木の階段を切ったのを積んである。



この階段は二段になっていてとても歩きにくかった。

その上の段の木ををカットしたらしい。

とても歩きやすくなった。

少し行くとまだカットしていないので歩きにくいので脇を歩く。

元々此処は踏み固められていて歩きやすい所で、こんな階段など必要かったと思うのだが?

地元の人も出来たときは驚いていた。

変に階段を作ると水の流れが変わって土が掘れてしまう。

三嶺や天狗塚でも昔設置した木の階段の所が掘れて階段が壊れて道もえぐれている。

此処よりももっと下のセメントの階段や板が壊れていて何時も水が流れている所を直して欲しかった。

しかし、誰も希望していないのに、お金を使って歩きにくくするとは??

税金の無駄遣いの見本だ。



いつの間にか樹木に名板が付けられていた。

このカエデの大木は何カエデか解らなかったがコハウチワカエデだと解った。

これはありがたい。



西島神社から分岐路に着くと頂上付近はガスの中。



この辺の針葉樹はコメツガかウラジロモミか解らなかったが名板でコメツガと解った。

いつの間にか三嶺にもガスがかかっている。

今日は天気の予報なのに?



サワオトギリが実を付けていた

コナスビがまだまだ元気



バライチゴの花はもう終わり



西島に来るが誰もいない



西島駅の花壇にはナンゴククガイソウやニッコウキスゲなどが満開

キレンゲショウマも花を開いていた



シコクフウロも沢山咲いている

サワオトギリが沢山咲く山道を登っていく。



イヌトウバナの花は小さいがよく見ると可愛い

刀掛けの松にも誰もいない。



行場に向かうとシコクフウロが゛迎えてくれる。

シコクフウロはこの血脈のような赤い筋が特徴



ヒメフウロも少しだが咲いていた



去年はシコクフウロが少なかったが今年は沢山咲いている。



先月はツルカノコソウが沢山咲いていた行場の分岐にはナンゴククガイソウが沢山咲いていた。



白いナンゴククガイソウみっけ

ホソバシュロソウも咲いている

チョコレート色の花が面白い



谷筋を降りていくとヤマアジサイが綺麗だ



先月はツボミだったギンバイソウが一面に花を開いている。

ツボミも沢山ある



ツボミを見るとギンバイソウがアジサイの仲間だと言うことが良く解る。

鹿避けのゲートを下るとキレンゲショウマが出迎えてくれた

一年ぶりの出会い



咲き始めたばかりのようで、クリクリとしたツボミの中で恥ずかしそうに口を開けているキレンゲショウマが愛らしい。



毎年花が多くなる

皆さんが毎年保護活動をしてくれているおかげだ



リフトが動き出したようで、登山者が大勢降りてくる声が聞こえる。



私達は誰に邪魔されることも無くじっくりとキレンゲショウマを楽しむ



大勢降りてきたので名残惜しいがキレンゲショウマとはお別れ。

また来年お会いしましょう。



シシウドに似ているアマニュウとツルギハナウド



ギンバイソウと苔むした古木



一の森へのトラバース道にはヤマアジサイが沢山咲いている。

穴吹川の源流にもヤマアジサイ



源流の滝の足場にも落石があり歪んでいる。



カニコウモリはまだ花が開ききっていない

クロヅルが多いがまだ赤くなっていない



トラバース道は雨水が流れた跡が可成り痛んでいる



慰霊碑分岐にやってくると見覚えのある人がいる。

なんと20年以上も前に松山支店で一緒に働いていたHさんご夫妻だ。

3年程前から週2回のペースで山登りをされているらしい。

Hさんの実家は大きな花屋さんで、立派なバラを沢山栽培されていた。

たぶん好きな花を求めて山歩きを始めたのだろうなあ。

西島では既に枯れていたトゲアザミがこの辺ではまだ綺麗だ。



一の森ヒュッテに来るとナンゴククガイソウが満開



元管理人の内田さんが丹精込めて育てられたキレンゲショウマが今年も花を咲かせていた。



シコクフウロやユウスゲも綺麗に咲いている。



Hさん夫婦がやってこられたので昔の仲間の話などをしていると急に寒くなった。

ガスが益々濃くなってきて風も出てきたようだ。



三角点から一の森頂上に行くが眺望は全くなし



二の森から下ると白いトゲアザミが咲いていた。



経塚森に行くとなんと言うこと!!

ダケカンバの皮が囓られている。



今までも何本か鹿が囓っていたが、此はひどい!殆どの木が被害に遭っている。

下の方まで数え切れない木が囓られている。

無事な木は殆ど残っていない。



囓られたダケカンバは近いうちに全て枯れてしまうだろう。

今更何をやっても手遅れだ。

此処のダケカンバの林はとても好きな所だっただけに残念だ。



風が強くなってきた。

剣山から沢山の登山者がやってくるようになった



アキノキリンソウも咲き始めている。



シコクフウロは花弁に切れ込みのある花と無い花の2種類がある



ヒュッテに来ると天気が悪いのに凄い登山者がいる。

何処かの講の人達が本宮神社でお祓いを受けていた



気温は15度程。

雨は降っていないがガスと風が強くて皆さんビッショリになってる。



食堂で暖かい半田そうめんを戴き昼食

此処の半田そうめんは500円でとても美味しい。

新居さんと先程見たダケカンバの鹿害について話を伺う。

10日程前に一斉に被害に遭ったようだ。

笹は緑に沢山茂っているのに笹を食べずに突然ダケカンバを食べ始めた原因はわからないらしい。



頂上に向かうと凄い風

歩けない程の強風。

ロープを握って飛ばされないように頂上に向かう。



頂上では立っていられないのでそのまま次郎笈分岐に向かう。

次郎笈への下りも凄い風だったが分岐からトラバースに入ると無風となった。



ノリウツギが綺麗に咲いていた

御神水の分岐から少し行った所で少し岩が露出している所がある。

雨に濡れていて滑りそうだな?新しい登山靴のグリップ力はどうかな?と思った瞬間もろに滑った。

体勢を立て直そうとしたが、直ぐ前を歩いている家内を突き飛ばしそうになった。

家内の腕を掴みストックを効かせてぐっと堪えて何とか転倒せずにすんだ。

危ない所だった。

家内を突き飛ばしてしまうと左の崖は可成り急なので大けがをしたかも知れなかった。

注意しなければと反省。



オオカメノキの実が赤くなりかけている



ナナカマドの葉も赤く色づき始めている

リョウブの花が咲き始めていた



今頃登山者の団体がドンドン登ってくる。

今日はヒュッテ泊まりなのかな?

劔神社に着くと20度



駐車場では凄い混雑

帰りの道端にヒオウギが群生していた。

盆明けには大道丸にヒオウギを見に行こう

大桜温泉でゆっくりとくつろぎ2時過ぎには自宅に着いた。

家内の足は大丈夫だったかな?

転倒しかかったときに咄嗟に掴んだ家内の腕が青くあざになっていて叱られた。

北アルプスの燕岳や白岳そして北穂高で転落死亡事故があったと報じられていた。

気を付けなければ。



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