秋の里山  高越山(こうつさん) 1133m     2011/11/03
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− 高越山 紅葉 −

昨日まで良い天気だったのに今日も曇りの予報

これでは遠くに出かける気がしない。

家内がお高越山に登りたいと言う。

それでは久しぶりに根性を入れて登ってみようか。




山肌はほんの少し色付いている

以前はわかりにくかった鉄塔巡視路の登山口も今では立派な案内板がある。

8時47分出発




何時ものお地蔵さんにお参りして登り始める。

と、何という事だ雨が降り出した。



コウヤボウキやシロヨメナが沢山咲いている。



久しぶりに鉄塔に来ると鉄塔下の周辺はヤブが綺麗に刈られていた。

サルトリイバラの赤い実が目立つ



ムラサキシキブの紫の実は今年初めて



何の花だろうか?

ぐるっと野の花の蘭ちゃんに「オトコエシ」だと教えていただきました。

よく見ると花の下に特徴ある実が出来ています。

戻り咲きなので小さな背丈なんですね。



リュウノウギクは大きくて目に付く

アキノキリンソウがまだ綺麗に咲いているのには驚き



ヤクシソウが沢山咲いているところを過ぎると林道に出る

お高越山の山肌が色付いている

9時59分



セイタカアワダチソウも久しぶりに見ると綺麗だ

桜も紅葉し始めている。

リンドウが一面に咲いている

花期は終わりかけているが綺麗な花もある。



新しい標識が出来ていた

夕顔のような花が?



池を一周できるように整備されていた

ハハコグサの蕾があるが戻り咲きかな?



まだトリカブトが咲いている

登山道には平たい石がずっと並べられている

早くもご夫婦が降りてこられた。



シロモジやクロモジが黄葉し始めている。



女性が一人大きなリュックを背負って登っているのをパスさせていただく

真っ黒に焼け焦げた老木がある

まだ焼け焦げた匂いがする。

雷にでも遭ったのだろうか

調べると10月28日に発火してヘリコプターまで来て消したそうだ。

落雷らしいが周りにもっと高い木が沢山あるのに、この枯れた低い木に落雷するとは不思議だ。

どちらにしても山火事にならずに良かった。



不動小屋で今日初めての休憩



山頂近くなるとモミジの紅葉が綺麗だ



赤門から高越大権現の鳥居に向かう



壊れた灯明には「除暗」の文字が

?ショウマの実はトリカブトの実に似ている



急な石段の上にはイチイの大木が有り沢山実を付けていた



11時24分着

まずはお高越寺にお参り

法螺貝を持った男性が二人お茶とおにぎりをお供えしていた。

法螺貝の音に送られて山頂に向かう



高越神社まで来るとブナやカエデが綺麗に色付いている



神社奥から三角点に向かう

一等三角点(高越山)1122m



ブナの落ち葉がフカフカ

焦げ茶色の絨毯は意外と美しい。



苔の生えたブナの根の緑とブナの落ち葉のこげ茶がなかなか良い色合いだ。

モミジも緑の混じっている色づき初めが綺麗だ



三角点から弘法大師像のある頂上までは直ぐ近くだが、ブナやカエデの紅葉が素晴らしい。



この素晴らしい紅葉を私達二人でじっくりと堪能するのはとても贅沢な気分



高越山頂上1133mに着く。

山頂の標識柱の標高表示が削られて1122mに訂正されていた。

山の会の標識も1122mと書いてあるが、1122mは三角点の標高。

頂上は1133mが正しい。

山頂に間違った標高表示の標識をたてているのも困るが、正しい標識を書き換えるのには全く困ったものだ。

弘法大師はそんなことにお構いなしに、素晴らしい黄葉の景色を楽しんでいるように見える。



雲海が晴れて吉野川が顔を出した。

舟窪方向は針葉樹の植林帯と紅葉樹がパッチワークのようだ。

その向こうの奥野々山(おくののやま) 1159m は雲が湧いている。



奥の院に向かうとますますブナの黄葉が綺麗だ



太陽の光が無いのが残念だがそれでも十分に美しい

こんなに素晴らしい場所なのに、誰も歩いていないのが不思議



見事な紅葉を十分に楽しみながらの散策は贅沢な時間



蔵王大権現



高越大権現



奥の院のピークを越えて地蔵平に向けて下っていく



真っ赤なカエデが綺麗



淡い色のカエデも多くて柔らかい雰囲気を醸し出している。



淡い光が私達を包む

三十六童子巡りの岩場を下るあたりが一番美しい



平坦な道に来ると益々雰囲気が良い



地蔵平も真っ赤



先ほどの信者さんが供えたのかお茶とおにぎり



高越寺に引き返す



色の洪水を体中に浴びるようだ



真っ赤なモミジ



シロモジの黄葉も綺麗だ



此処の紅葉は色が淡くてとても綺麗だ

素晴らしいグラデーションを楽しむ



ブナの黄葉も褐色に近いが、また違った美しさがある。



たっぷりの時間をかけて歩いて行くとお腹がすいてきた。



境内のベンチでお弁当

次々と参拝者がやってくる

文殊菩薩にお参りして下山開始

13時17分



ひたすら単調な道を下る

阿讃山脈が雲の上に浮かび上がる



ダンコウバイの特徴有る葉が紅葉していた

まだ新鮮なツチグリが転がっていた



フユイチゴが沢山熟れている

28000歩ほど歩いて登山口着

15時45分

ふいご温泉に寄って汗を絞り、何時もの冷たい牛乳を一気飲み

この味が応えられない。


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