春の里山 お高越山  2010/3/22
          里山倶楽部四国編 

− お高越山に春がやってきた 春蘭の咲く長閑な山歩き −

土曜日の三頭越から竜王山往復の筋肉痛がまだ残っている。

クエン酸、アミノ酸そしてビタミンB1を飲んだが、脹ら脛の筋肉組織の損傷がまだ修復されていないようだ。

私はのんびりと文化の森でも歩こうかと思っていたが家内は寒峰かお高越山に行きたいと言う。

家から近いお高越山に登る事にする。

もしかしたら春蘭が出迎えてくれるかもしれない。

山桜も楽しみだなあ。





歩行距離14.5q

累計標高差 ±1200m

ふいご温泉上の駐車場に向かうとCR−Vが先に上っていった。

駐車場には1台だけ駐車していた。



8時23分鉄塔巡視路コースを出発

来週、日曜日に中ノ郷で護摩供養や餅投げが催されるらしい。



巡視路にはスミレが咲き始めている

ピンクの色の濃いスミレは左はシハイスミレ

右はナガバノタチツボスミレだろうか

スミレはいつまで経っても苦手





スミレの咲き乱れる山道を歩くのは久しぶり

筋肉痛もいつの間にか消えてしまった。



キブシの花も満開

なんと言うこと!ヤマザクラは散ってしまっている。

昨日の強風で散ってしまったのだろうか?



鉄塔広場まで来るとクサイチゴの花が満開



キジムシロも濃い黄色の花が陽に輝いている。

鉄塔の向こうにお高越山



三角点まで来たがやはりヤマザクラは既に散っていた。



植林のためか雑木が完伐されていた



ナガバノモミジイチゴが咲き始めていた



お高越山にはクロモジが多くて丁度花の盛り。

ヒサカキも強い香りを漂わせている。



阿讃の山の向こうに女体山

ヤマハンノキも花を咲かせている。



中の郷の桜は蕾がかなり膨らんでいる。

来週の護摩供養には満開となるかも



梨の古木も芽吹き始めていた



登山口で先に上っていったCR−Vが停まっていた。

中の郷は整備されていて、大きな標石が立てられていた。



萬代池の右には道が整備されて古い祠が見える。

徳島の山里に多い丸い石が御神体



黒文字の花と先日歩いた阿讃従走路



フサザクラが丁度見頃に花を咲かせていた。

誰かフリースの忘れ物

前にご夫婦が休憩していたのでお声がけして先に進む



今年もシロバナショウジョウバカマに会うことが出来ました。




不動小屋で一休憩。

単独行の男性が追い抜いていった。

軽やかな足取りだなあ..



頂上近くになると大木が沢山折れている。

先日の雪と昨日の強風の所為だろう。

それにしても先日の竜王山従走路に比べたらラクチンだなあ。



女人門から右へと行って穴吹への道の偵察



大鳥居を越えて上っていくとなんと大きな霜柱。

折れた杉の枝にも氷がこびりついている。

今朝はずいぶんと冷えた模様。



山門へと石段を登っていくと賑やかなハチキン軍団の声。

なんとヤマガツオさんと女性三人組だった。

先程のCR−Vで高知からはるばると来られたらしい。

いらっしゃいませ!

お聞きするとオンツツジの下見との事。

記念撮影してお別れ。



とりあえず山頂に向かう。



ブナの折れた枝を乗り越えて三角点に向かう。



一等三角点 1022m



お大師さんも先日のドカ雪と昨日の強風には驚かれたことだろう。

山頂11時丁度着



アチコチに折れたブナの枝が落ちている。



しかし、予想していたより被害は小さい。

ほつと、安堵する。



先に進んで子安地蔵にお参り。



目の前に剣山系の山並みを眺めながら岩に腰をかけて昼食

男性が一人やって来て小学校で登って以来30年ぶりだと言っていた。



昼食後奥の院に向かう。



奥の院から先に下りていくと大木が折れている。



折れた枝を除けながら地蔵平まで下る。



そのまま、高越寺に引き返す。



天狗が住むという灯明杉は枝が折れることもなく元気



なんと手水水は凍っていた。

残雪も少しだが残っていてまだ夜は冷えることが解る。



高越寺に参拝

崩落場所は修復工事中



なんと大きな氷柱がいっぱい出来ていた。

宿坊で寺守りさんからお茶をご馳走になり四方山話でしばらくのんびりする。

お高越寺の護摩供養は5月の第二日曜日らしい。



ずいぶんと長居をしてお礼を言って出発

山門を下りるとなんと四季美谷温泉ツアーでよくお会いするT沢さんが奥様と登ってきた。

お久しぶり。

しばし話し込んでお先に下山する。



気になっていた行場に向かう。

しかし、ロープが引かれている先は崩落したり倒木や折れた枝が積み重なって先には行けない。

諦めて帰ることにする。



クロモジやダンコウバイそしてシロバナショウジョウバカマの花を楽しみながら下って行く。



ピンクのアワコバイモみっけ



クロモジの花はよく見ると可愛い



春の山は家内が花を見ながらゆっくり下るのでラクチン




今年も可愛いシュンランにで会うことが出来た。



タラ芽が美味しそう




のんびりと、ポカポカ陽気の中を下って行く。

15時13分登山口到着


里山倶楽部四国編
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