冬の里山 雲早山   2012/12/31
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- 2012年登り納めは凍てつく雲早山 -

今日は大晦日

のんびりしていようかと思ったが、買い物は昨日済ましたし年賀状も出した。

息子からは今年は帰れないとの連絡があった。

何もする事が無い。

家内が、近くの山に行きたいという。

近くで霧氷が綺麗というと、雲早山が候補に挙げられるが、山川海南線は12月28日から通行止めだ。

しかし、ネットで調べると元旦には、岳人の森が初日の出を見に雲早山に登るらしい。

という事は、岳人の森までは通行できるようだ。

今年は雪が少ないし、最悪でも岳人の森から歩いて行けば良い。

という事で雲早山に登る事にして出発。



県道253号山川海南線は、ほとんどの区間で国道193号線と重複しているが、

何故か土須峠の前後の11キロが単独区間となっている。

上分川又から左へと土須峠に向かうと、冬季閉鎖の看板はあるが道脇に除けられている。

かなり標高が上がるまで積雪は無い。

大型トラックが雪を被って下りてきた。

那賀町から土須峠を越えてきたのかな。

岳人の森の観月茶屋前には3台停車中。

電気が点いていて営業中のようだ。

岳人の森からは少し雪が深くなるがそれでも数センチ。

数台の新しい轍がある。

土須峠を越えてスーパー林道の入り口の通行止めゲートの前に停車。

緊急車が通るといけないので、端に寄せて停める。

ここから、雲早山登山口までは歩き。

8時27分出発



犬にしては小さな足跡が続いている。

何かなと思っていたら狐と遭遇

あっという間に斜面を駆け上がっていったので写真は無し。

徳島で狐に出会ったのは10年ぶりくらい。



9時10分登山口着

雪は少ないが念のために簡易アイゼンを付けて出発。

小雪がちらついてとても寒くてなかなかアイゼンを付ける事が出来なかった。



勢いよく水が流れる沢を二度ほど渡るが、氷柱などは出来ていない。

登山道は雪で見えないし足跡も付いていないが、樹木に付けられた標識をたどっていく。

谷が広いので、何処を歩いて良いか解りにくい。



ヤッホー地蔵が祀ってある広場がある

テーブルや椅子が設置されていて、休憩できるようになっている。

しばらく登ると樹木の標識は無くなるが、所々に赤テープがあり安心だ。



雲早山の登山道は、左の尾根に向かっているように見えるが途中から右へと曲がっていく。

雪で登山道が見えないので、標識や赤テープを確認しながら登って行く。

雲早山の登山道は少し道を逸れても危険な所は無いと思うが、このようにだだっ広い所を登る時は間違いやすい。



右へと進むと霧氷が多くなる。

雪がちらついているが雲が流れて一瞬青空が見える事もある。



雲早山は登山口から頂上まで標高差370mしかないが結構きつい登りが続く。



大きなブナに混じって若いブナも沢山生えている。

世代交代が順調に進んでいるのは喜ばしい。

若いブナは冬でも枯れ葉を落とさず霧氷の塊になっている。

10時21分 パラボラ分岐に着く。



すぐに右へと雲早山山頂に向かう。

ブナやコナラの霧氷が素晴らしい。



いつの間にか雪がやんで青空が見えてきた。

雲の切れ目から日が差すとブナの霧氷が輝く。



頂上への緩やかな稜線は、霧氷で氷の国に来たみたい。



一際高く天に伸びるブナの霧氷に見とれて足が進まない。



大岩を超えると霧氷の重さで枝が下がっていて、潜るようにして進む。

霧氷は堅く顔に当たると痛い。



頂上近くでは細くて背の高いブナが多くて繊細な霧氷が美しい。



凍てつく頂上に着く。

10時44分。

霧氷に見とれて、随分と時間が掛かった。

高丸山は雪雲の中。



雲早神社の狛犬やお賽銭も凍てついている。



記念撮影してからしばらく晴れるのを待つが、一瞬日が差しても高城山や高丸山は顔を出さない。

寒くて食事も出来ないのでコーヒーだけ飲んで下山。



また小雪が降ってきた。



ひたすら下り12時15分登山口着。

林道を歩いて車に着くと、アウトランダーが一台駐まっていた。

砥石権現へでも登っているのだろうか。

帰りの道では車の轍が増えていた。

観月茶屋で温かいおそばを食べようと寄ってみたら店が閉まっていた。

仕方ないので駐車場で冷えたお弁当を食べる。

神山温泉によって冷えた体を温める。

温泉から出るといつの間にか晴れていて、案山子達が元気?に雪合戦をしていた。

今日は本当に今年の登り納め。

明日からは新しい年になる。

どんな山歩きが出来るか楽しみだ。




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