秋の里山 三嶺  2009/11/21
          里山倶楽部四国編 

− 晩秋の三嶺 コメツツジの霧氷に感動 久しぶりのシロとの出合い −

今年最後の三連休がやってきた。

しかし、天気がはっきりとしない。

久しぶりに三嶺に登ってみようかな?

そうだ、改装なったラ・フォーレつるぎに泊まってのんびりしても良いなあ。

木屋平経由で名頃の駐車場へ。

5台程駐車しているが全て四国外の車。

車中泊の人達もいる。



あれっ!悠々と歩いてくるのはシロじゃないか。

お久しぶり。

随分と歳をとってしまったなあ..

パンをやったらペロリと食べて、女性三人組の方に行ってしまった。

8時55分出発。

今日はネットで買ったゴアテックス (Gore-Tex Paclite)のジャケットを初めて着てみる。

このジャケット定価は9万円程だがジッパーの所のゴアテックスがほんの少しだが破れている。

新品だし、使用には全く関係ないがアウトレット価格で、6千円程で購入した。

余り安すぎるので家内は偽物だという。



9時26分平尾谷登山口到着。

暑くなってきたので衣服調整。

ジャケットの下はアンダーシャツ一枚となる。

家内はジャケットを脱いでいる。

9時33分出発



何時登ってもこの最初の登りはきつい。

汗が噴き出る。

数組の登山者をパスさせていただいて、ダケモミの丘10時19分着。



風が強く寒いので、休まずそのまま進む。

家内はジャケットを着るが私はそのまま。 Gore-Tex Pacliteの保温性のテスト。

白髪山方向の山は山頂付近が白い。

霧氷が着いているのかな?



ヌタ場を過ぎて登って行くと急激に冷えてきた。

足下には霜柱。

手袋を履いているのに手の先が冷たくて痛い。

しかし、ジャケットの保安生は凄い。

汗をかいた下着を着ていても寒さを感じない。



10時50分狸のかんざし到着。

残念な事に実は残っていなかった。

去年11月22日にREIKOさんが登った時は雪の中に赤い実が沢山残っていたそうだ。

しばらく登ると、大きな赤石の下に小さな祠発見。

日溜まりとなっているのでコーヒーブレイク。

休んでいるとシロがやってきた。

ちらっとこちらを見てからものすごい勢いで登って行った。

そのうち朝、シロに食べ物をやっていた3人組の女性が登ってきた。

足元を見ると革製の重登山靴を履いている。

山のベテランみたい。



女性達が通り過ぎてから私達も出発。

天気も良くなり青空が見える様になった。

ガレ場から振り返ると、丸笹山の右に剣山、次郎笈がくっきりと見える。

手前の尾根は霧氷が白い。



剣山からの稜線を右に辿ると白髪山の端正な姿が。

カヤハゲの山頂も白い。



突然、前の女性達が歓声を上げる。

何事かと思ったら山頂直下は霧氷が美しい。



白髪から剣山への従走路の向こうに石立山がちょこんと顔を出している。



大岩の手前にも素晴らしい霧氷。



霧氷の向こうにカヤハゲから白髪山。

山頂は霧氷で白い。



コメツツジの霧氷の間を登ると11時21分三嶺池到着



三嶺池は少し凍っている。

グランマー啓子さんが昨年12月7日に登った時にはスケート出来る程凍っていたそうだ。



休むと寒いのでそのままコメツツジの霧氷の中を登って行く。

振り返ると三嶺池と避難小屋



コメツツジの霧氷が見事だ。

三嶺も山頂西側は一面の霧氷



あまりの美しさに足が進まない。

デジカメで写しまくる。



コメツツジの霧氷に埋もれる家内。



赤い紅葉が残っているので霧氷が更に美しく見える。



青空に映える霧氷



11時37分三嶺頂上着。



シロが先着の男性二人に食べ物をねだっている。

天狗塚をバックに記念撮影。



天狗塚への従走路も薄く白い



シロは先程追い抜いていった女性三人組にもおねだり。

この女性達は茨城の筑波山の近くからやって来たとか。

白髪への道も西側に霧氷が多い。

山頂付近のコメツツジは、まだ赤く紅葉した葉が多く残っている。



頂上は寒いので少し下って昼食。

温かいカップ麺が美味しい。

何か気配がするので上を見るとシロが覗いている。

ハンバーグをやると美味しそうに食べる。

歳をとっても凄い食欲だなあ。

先程追い越した登山者達がどんどん登ってくる。

先着者の二人の男性はカヤハゲに下りていった。

12時丁度下山開始。



振り返ると青空に白く化粧した貴婦人三嶺が映える。



時間もあるので避難小屋に向かう。



家内がいやしの温泉郷への下山路のあたりの霧氷が綺麗なので見に行きたいと言い出した。



1791mのピーク目指して北に下って行く。



やはり北斜面の霧氷は見事



山頂を振り返るとビッシリと白くなっている

かなり急な下りをどんどん下る。



ダケカンバの霧氷もまた美しい



眼下に塔の丸から丸笹山、剣山、次郎笈へと続く山並み。

祖谷川がこの素晴らしい渓谷を作った様子が良く見て取れる。

家内がこのままいやしの温泉郷に下りてみようかという。

私もその気になりかけたが、下りてからの林道歩きが確か6.5q位でしかも登りだったと思う。

二時間近くの林道歩きはちょっと大変。

諦めてもと来た道を引き返す。



12時43分避難小屋前から下山開始

今日は、夫婦池のラ・フォーレつるぎ山に泊まるので時間はたっぷりある。

のんびりと下る。



13時26分ダケモミの丘



今頃大きな荷物を背負った若いご夫婦が登ってきた。

今夜は小屋泊まりかな?

14時9分平尾谷登山口到着。



林道途中からショートカット道を下る。

以前はかなり荒れた道だったがいつの間にか綺麗に整備されている。

大きな音を立ててミキサー車が下って行く。



また林道に出て駐車場を目指す。

正面に塔の丸が何時もと違った姿を見せている。

この方向から見た塔の丸は山らしい山の姿をしている。



14時39分駐車場着。

そのまま「ラ・フォーレつるぎ山」に向かう。

昔は国民宿舎だったが今は綺麗に改装されて、上藤正男さんと妻の朝美さんのご夫婦が運営されている。

〒779-4306
徳島県美馬郡つるぎ町
一宇字葛籠6198-2
TEL 0883-67-5555

FAX 0883-67-5678

 



なんとカレーランチが500円。

是非皆さん登山の帰りによって下さい。

立ち寄り湯は500円。

立ち寄りトイレは100円。

宿泊も7500円ととても安い。



宿泊者でなくてもコタツで休めます。

二階の部屋もとても綺麗。

窓からなんと剣山の頂上が正面に見えるでは!



今日の夕食は豚シャブ。

家内は余り肉を食べないので私は二人前も食べてしまい腹パンパン。

ちなみにビールも冷酒も500円。安っすー!

おかげで飲み過ぎました。

いい感じの、薪ストーブと陽気な支配人。

素敵な所だが、今年はもう終わり。

来年4月になったら是非行ってみてください。

安物ゴアテックスは、とても快適だった。

安い買い物だったかも?

里山倶楽部四国編
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