秋の里山 三嶺周回  2010/11/20
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− 名頃 三嶺 いやしの温泉郷 菅生 名頃 −


紅葉のベストシーズンというのに天気がすっきりとしない。

土曜日は雨の予報だったが、いつの間にか曇りのち晴れの予報となった。

頂上付近の紅葉はもう終わったと思うが久しぶりに三嶺に登る事にする。

朝は6時過ぎに家を出て見ノ越経由で名頃に向かう。



名頃の駐車場に着くと、軽トラ以外には山口ナンバーの車が一台だけ停まっている。

紅葉が終わったので登山者が少ないのかな?

8時29分出発



林道は昨夜の雨でグチョグチョ。

朝早いというのに大型ミキサー車が次々とやってくる。

ミツマタは今年も蕾を付けていた。

8時47分ショートカット道に入る。



ショートカット道はブナやミズナラ等の落ち葉でフカフカ。



ブナはもう冬の装い



9時1分下の登山口に着く

一生懸命歩いたので早くも汗が出てきた。

水を飲んで直ぐに出発



登り始めには木の階段が付けられていた。

この辺はまだ傾斜が緩やかなので階段は必要ないのだけれど?

剣山の登り口と同じで登山者にはかえって歩きにくい。



この辺のブナの葉はまだ残っている。



登山道は何故か少し付け替えられている。

木の根の階段状の所を避けている様だが、まだ固まっていなくて昨夜の雨でゆるんで滑る。



9時57分ダケモミの丘に到着。

鹿避けネットが張り巡らされている



モミの幹にもネットが巻き付けられている。

しかし全ての幹にネットが付けられている訳ではなく裸の木もある。

おなかの空いた鹿はネットの巻いていない木の皮を囓るのだろうか?



しばらく登ると狸のかんざしの「マユミの古木」に到着。

秋には沢山の実がピンクになりやがて弾けて真っ赤な実となり多くの登山者を喜ばせてくれた。

三嶺の象徴とも言えるこのマユミの木は実が弾けた後もピンクに輝いて花が咲いている様だ。



よく見ると実の殻がピンクの花の様に見えている。



赤岩を超えてドンドン登って行く。

登山者には誰にも会わない。



コメツツジやリョウブの気にはネットが被せられている。

今日は休みなのか彼方此方にネットが置いてある。

剣山、次郎笈方向を見ると次郎笈は雲の中に隠れている。



石立山が少し顔を出すとザレ場に着く。



ザレ場の上にも多くのマユミの木が花を咲かせた様になっている。



斜面に辛うじて生えているツツジなどにもネットを被せているが

雪が積もったら重さで倒れてしまわないかな?

テキサスゲートは剱山よりは歩きやすい



ネットがずっと張り巡らされている。

頂上部をぐるりと巻いて鹿の侵入を防いでいる様だ。



何度来ても素晴らしい景色

単独行の男性が追い抜いていった。



11時丁度山頂分岐に着く

池には薄く氷が張っている

避難小屋には数人の人影が見える。



頂上に向かい振り返る。

次郎笈はまだ雲の中



そのまま頂上に向かう



頂上には数人の姿が見える。



11時13分頂上着



可愛いわんこたちがお出迎え。

こんな短い足で良く登ってこれたなあ。



天狗塚方向を眺める。

犬連れの二人は光石からオカメ岩経由で登ってこられたらしい。

約4時間かかったと言っておられた。

先程追い抜いていった男性は東京の八王子から来られたそうだ。

これから下山して剣山に登り明日は笹ヶ峰に登って東京に帰るらしい。

既に寒風山や伊予富士そして西赤石山等も登ったことがあると言っておられた。



やっと次郎笈が顔を出した



矢筈山系を眺めながら昼食

風は冷たいが天気がよいので暖かい



11時51分下山開始

避難小屋まで来てふと考えた。

このまま名頃まで帰るのは少し物足りない。

そうだ前回、天候悪化で諦めた「いやしの温泉郷」へと下りてみよう。



小屋の横から笹原を進む

振り返ると山頂池と三嶺頂上の三角錐



分岐の標識から下り始めるが、いやしの温泉郷までの距離が書いていない。

いやしの温泉郷への下山レポートはよく見ていないので、どの位の時間が掛かるのかよく解らない。

いやしの温泉郷の標高はどの位かな?

そして何よりも下山後の名頃への車道歩きは何q位なのかな?

まあ何とかなるさで下りていく。



目の前に塔の丸



ドンドン下ると目の前に矢筈山系



ネットの出入り口の針金を外して外に出る。



塔の丸から丸笹山そして剣山、次郎笈が目の前に聳え立つ。

祖谷川が剣山の懐から流れ出ているのがよく解る。



一気に100m程下る。

結構急だ。

鞍部には座り心地の良さそうな枝の木



鞍部にはトラバース道への分岐

覗いてみたが藪っているのでそのまま急登をのぼる。

振り返ると三つのこぶの三嶺



頂上には大勢の登山者の姿が見える。

丁度この時、高知のヤマガツオさん達のパーティが登っておられたらしい。

お会い出来ずに残念。



40m程頑張って登ると1791mピーク。

また急坂を下る。

雨に濡れた木の葉が滑りやすくて慎重に下りる。



この登山道は植林帯が続くと書いてあった様に記憶しているが、素晴らしい広葉樹の中を行く。



急傾斜を下りきると平原の様な所に出て更に下ると大岩の上に大木が生えている。



右側が急傾斜で切れ落ちているトラバースは道幅が狭く、濡れた落ち葉が滑りそうで緊張の歩きが続く。

明るくなると気持ちの良い尾根が続く。



1400m位より下になると傾斜が緩くなりノンビリと歩く



沢の所は少し下るが、また上がってずっと標高1300m位のトラバース道が続く

大きな規模の営林小屋後に着く。

13時38分

風呂場や百葉箱の残骸が残る。



更に水平なトラバース道を行く

13時45分登り口の標識に着く

登り口と言っても水平なトラバース道の入り口なので

勘違いして此処から斜面を登る人もいるかもしれない。

朝の名頃の登山口にあった標識から此処までの間が三嶺自然休養林なのかな?



水平動をドンドン行くと突然モノレールの軌道に出くわす。

この辺は登と下りが離れていてループ状になっている。

丁度登りと下りに車両がやってきた。

若い男女が仲良く乗っている。

でも目の前を通るので少し恥ずかしそう。

軌道の下を潜る。

高圧の電力線に触れそうで注意が必要。



やっと下り坂になり大きく左へと方向を変える。

まだ、ミズナラの黄葉が残っている。



ミズナラの落ち葉が広がる広場に来るとまたモノレールが見えてきた。

此処では上下のレールが並んでいる。

見ていると私達を写して手を振っている。

三嶺のモノレールは樹林帯の中だけを行くのかと思っていたが、

このような素晴らしい広葉樹の林の中も行くんだ。

次から次へとやってくるが殆どが若い男女ペアー。



急斜面を落ち葉に滑りながら下って行くと落ち葉で道が解らなくなる。

急斜面で切れ落ちているところまで来た。

モノレールはそのまま下っていくが、これはおかしい。こんな急斜面を下りるはずがない。

登り返してよく見ると右へと踏み跡らしいのが見える。

直ぐ足元を見ると道には見えないが先の方を見ると何となく道の様だ。



滑りながら下って行くとまたモノレールに会う。

此処で標高は1000mらしい。

もうあとどの位下ればよいのだろうか?



しばらく行くとまたモノレールと出会う。

なんと先程手を振って写真を撮ってくれたアベックだ。

直ぐ目の前を行くので挨拶するがとても照れていた



また落ち葉をズリズリと下る。

踏ん張るので膝が痛くなってきた。



14時51分民家の横に出た

最終民家の様だがとても大きなな家だ。

立派な墓があって数年前に家の主が84歳で亡くなったことが解る。



目の前に滝下の天狗のゴツゴツとした山頂が見える。



いやしの温泉郷の隠居屋の前に着く

14時58分 3時間あまり掛かってやっと着いた

何故か足がガクガク



ふと見ると白いイヌがこちらに向かって駆け寄ってくる。

なんとシロではないか。

久しぶりだなあ。

でもこんな所で何をしているんだ?

甘えてくるのでパンをやるとお腹が空いているのか一気に食べた。

まだ欲しがるのでやると結局3個ペロリと平らげた。

手の平に水を汲んでやると美味しそうに飲む。



少し休んでさあ名頃に向かって出発。

15時7分

此処の標高は770m位。名頃は900m位。

一旦、菅生730mへと下る。

いやしの温泉郷の駐車場は満車

結構流行っている様子。

私達が出発するとシロが先導してくれる。

私達が名頃に帰るのを何で知っているの?

朝、私達が駐車場に残した匂いを覚えていて、名頃に帰るのが解るのかな?



菅生に出て新しい車道を進んでいくが、シロは前に行ったり寄り道をしたり

オシッコのマーキングをしたりして忙しい。

道の真ん中を歩くので車が来てみんな驚いて避けている。

シロよ道の端を歩かないと危ないよ。

やがて平成19年に出来た新しい橋を渡り旧道に出る。

しかしシロのペースに付いていくのは苦しい。

かなりハイペースで歩くが離されてしまう。

シロは私達の足が遅いのであきれたのか、かなり先に行ってしまったが

時々振り返って私達を確かめている。



小さな石の仏さんがあり、足が痛くなったので道脇に座って休憩。

シロはそのまま行ってしまった様に見えたが、私達の姿が見えなくなったのを知り

大慌てで走って帰ってきた。

また車が驚いて急ブレーキ。

私達を見つけると喜んで跳ね回る。

またパンをやると喜んで食べた。

私達もしばしコーヒーブレイク



緩やかだが足に来る登りが続く。

やっと登り切ると名頃のかかしの里に着く



観光客も少なくて何かわびしい。

美味しい水を戴く。



あと少しと痛い足を引きずって駐車場に向かう。



16時39分、1時間半程かかってやっとのことでガラガラの駐車場着。

先日の東赤石の車道歩きよりも疲れた。

シロよ長い道を案内してくれてありがとう。

でも道の真ん中を歩くのは危ないよ。

さようならと言うとシロは悲しそうな顔をする。

トボトボと去っていくシロにお別れして、ひたすら自宅へと向かう。

今日は気になっていたいやしの温泉郷へと下りて、シロの案内で名頃へと周回することが出来た。

シロよいつまでも元気でな!また会おうね。


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