初夏の里山 三嶺   2012/06/10
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- 三嶺 ツルギミツバツツジ -


今日は良い天気の予報

5時過ぎに三嶺に向けて出発

神山のサンクスに寄ると白装束の人たちが沢山いる。

今日は剣山の宝蔵石の注連縄の掛け替えが行われるらしい。

剣山の見ノ越駐車場は既に満車状態

昨日からやってきて三嶺などへ縦走している人も多いのだろう。



名頃の駐車場も車が多い

次々と出発していく

シロがやってきて挨拶する

久しぶりだ。

元気なようだが少し足を引きずって歩いている。

今までならすり寄ってきて甘えたのだが、今日は挨拶しただけで何処かへ行ってしまった。

新しい登山口にはクリンソウが数株綺麗に咲いている。

二年前は一株だけだったが少し増えているようだ。

土が合っているようなので群生する程増えるのが楽しみ。



7時35分新登山口から出発



此処のコナスビの花は大きい。

と言っても1センチ以下だ

リョウブやミズナラの緑が美しい。



しばらく登るとブナも出てくる。

ブナの緑は、まだ新緑のようなみずみずしさがある。

林道までの道は結構急で脹ら脛が張る。



8時6分

林道に着く

登山口から30分

男性が追いついてきて林道の登山口を聞いてきたのでしばらく話をする。

お先に失礼して出発。



リョウブの葉が日の光を浴びて輝いている。



林道からの尾根道は緩やかで緑のオゾンを胸一杯に吸い込み楽しみながら登って行く。



見上げると緑がこぼれてきそう。

鹿避けネットが見えてくるとピークに着く



ギンリョウソウが彼方此方にニョキニョキ生えている

9時丁度ダケモミの丘に着く

ゆっくりと楽しみながら歩いたが1時間半足らずで着いた。

この新道の方が今までの登山道よりも楽に楽しく歩けて時間短縮出来るようだ。

スポーツドリンクを飲んで休憩していると先ほどの男性と体格の良い男性が追い越して行った。



道迷い防止の標識から右に曲がると登山道が至る所に付いている。

今まで生えていたスズタケが完全に枯れてしまったので皆さん歩きやすい所を自在に歩いているようだ。

踏み圧による樹木への影響を考えるとトレイルをあっちこっちに作るのは問題があるのだけれど。

先程まで汗びっしょりだったが冷たい風が吹いてきた。

一気に汗が引いていく。

そのうち寒く感じられる程になった。

また寒気が降りてきているのだろうか。



ミズナラの葉が輝いている



標高1600mの古い標識を過ぎるとカニコウモリが群生。

まるでワサビ田のようだ。

9時33分マユミの木に着く。



マユミの花はまだ小さなツボミ



ツルギミツバツツジが咲き始めている

独特の色合いでドキッとする

トサノミツバツツジに似ているが色合いがトサノミツバツツジとアケボノツツジの中間だとか。



何時ものように赤岩の祠にお参りする。

ナンゴクミネカエデに花がビッシリ咲いている。



ナンゴクミネカエデの花はカエデの中では可愛い



ヒョウモン類の蝶がヒラヒラとやってきて足下の岩に留まる

近づくと飛び立つがまたすぐにやってくる。

まるで撮影してくれと言うようにポーズを変えたりする。

人なつこい蝶だなあ。



蝶を写すのに随分と時間を過ごしてしまった

家内はザレ場の上で景色を楽しんでいる。

剣山は霞んでいる。



見上げるとツルギミツバツツジが青空に映えている

こんな所にフモトスミレが咲いている



絶景ポイントにやってきた。



テキサスゲートの手前にツマトリソウが咲いていた。

今年初めての出会い



タチツボスミレがまだ元気に咲いている

10時8分三嶺池の標識に着く



そのまま頂上に向かう



鹿避けネットは至る所で倒れている。

去年台風で広範囲で壊れて修理したばかりなのに!

これでは鹿避けの用をなさない。



10時25分頂上着

頂上にはダケモミの丘で抜いていった男性二人だけ。

他の人たちは縦走しているのか既に姿がない。



天狗塚や白髪山がクッキリと見えている。



頂上で記念撮影していると男性からホームページ見ていますよと声がかかる。

ありがとうございます。

西熊まで行ってくると、直ぐに出発して行かれた。



冷たい風が吹いて気持ちが良い

ゆっくりと昼食タイムを過ごして下山開始



頂上から見るといやしの温泉郷に降りる途中の1791mのピークがピンク色に染まっている。

ヒュッテ横から少し下ってみる。



まだ蕾が多い木もある

この蕾がチョコレート色なのがツルギミツバツツジの特徴らしい。



ドンドン降りていくと周りはツルギミツバツツジに囲まれる。

凄い群生だ。

ツボミがまだまだあるのでしばらく楽しむことが出来るだろう。



十分に楽しんで名頃への下山路に向かう。

昼時になってきたのでドンドン登山者がやってくる。



若い男性の団体もやってくる。



水場分岐から水場方向に進み尾根を登る犬連れの男女がいる。

女性は急坂で登るのに難儀している。

あんな所に登山道はないはずなのに??

もし登ることが出来たとしても登山ルートを外れるのは感心しないなあ。



若い人たちが沢山登ってくる。

若い山ガールの二人連れも元気よく登ってきた。

ダケモミの丘では20人程の団体が賑やかに登ってきた。

三嶺はやはり人気があるなあ。

帰りは平尾谷コースを降りることにする。



このコースを降りるのは久しぶり

以前より崩壊が進んでいて歩きにくい。



?の花達



以前から崩壊しかかっていた水路跡の横の道は完全に崩落して上に巻き道が出来ていた。

ダケモミの丘から1時間もかかって林道着



下の登山口あたりも随分と痛んでいて簡易補修がされている。

トチの大木に花が咲いている。



林道のショートカット道を下るとミズタラビコが可愛い

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後は林道をすたこら歩く

13時45分駐車場着

帰りは大桜温泉による。

今日は10日なので100円引きだった。

温泉で足の張りを十分にほぐして帰路につく

今日は梅雨の晴れ間の最高の天気でしかも吹く風が冷たく気持ち良かった。

ツルギミツバツツジの群生にも出会えて楽しい山歩きが出来た。

明日からはまた雨模様となるらしい。



歩行距離10.45㎞ 累計標高差1068m



前から気になっていたのでダケモミの丘のあたりのトラックログをとってみた。

ダケモミの丘で赤いログは分岐しているが、その位置は国土地理院の地図の登山道より可成り東だ。

地図の登山道は現在の登山道を横切って問題の1544mの三角点を通っている。

そのため国土地理院の地図に従ってGPSにルートを教えてもらうと現在の登山道から外れる。

特に下りで三角点に向かうとその後道を失いパニックになってしまう。

今は大きな看板があるので間違いはしないと思うが国土地理院の地図と言えども100%信じると危ない。


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