秋の里山 中津峰山  2010/9/26
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− 中津峰山でニホンカモシカに出会った −

今日は秋晴れの良い天気

久しぶりに中津峰山に出かける



猛暑のせいで遅れていた彼岸花や葉の細いシコクアザミが咲き始めた。



ツユクサがまだ咲いている

ヒヨドリジョウゴが黒い実を付けていた。



ヤブランにも実

カラスウリがミカン畑で熟れていた



渓流も今日は水量が少ない

クサギに青い実



茶の花がこんな所に

8時50分登山開始



木漏れ日広場で18度

随分と涼しくなった



鉄塔広場で空を見上げるともうすっかり秋の空になっている。



車道まで出ると色の濃いヤマジノホトトギスが咲いていた。

女性三人組が賑やかに出発して行った。



出会いベンチを過ぎてロマンス広場で大休憩

随分と涼しくなったがそれでも汗びっしょり

一週間分のアルコールが抜けていく。



ツルリンドウの花は少ない

黄色い花はガンピかな。



チャボホトトギスがわずかに咲き残っていた



10時38分山頂着

今日はまだ誰も登って来ていない



高丸山から大川原高原までくっきりと見える



淡島海岸から橘湾そして蒲生田岬までよく見えるが写真にすると霞んでいる。



頂上に今年も白い彼岸花が咲いていた



食事をしようと東屋に座ったらご夫婦がやってこられた。

二年程前から山歩きを始められた様で、私のホームページも見ていただいているそうだ。

ありがとうございます。

食事をしていると次々と登山者が登ってくる。

初めて登られた人達が多いようだ。

徳新に載ってから登山者が急に増えた。



早めに下山開始

アサマリンドウが咲いているかと期待していたが、残念なことにまだ咲いていない。

蕾も一つだけ

コメナモミが沢山咲いていた。



ツルリンドウも例年に比べたら非常に少ない

シラヤマギクが不揃いな花を咲かせている。



こんな所でネジバナみっけ。

今年初めて

小さくても蘭科の花

可愛いなあ



シコクママコナもほんの少し残っている

アサマリンドウは此処でも堅いつぼみ



左の花はナギナタコウジュに似ているが葉が違う

一面に群生している

植林帯を降りるとモミジガサが開花



突然目の前を黒い動物が横切った

向こうの斜面に止まってこちらを見ている。

なんと天然記念物のニホンカモシカだ

去年の10月にネット仲間のREIKOさんが中津峰でニホンカモシカに出会ったとレポートしていた。

その話を中津峰山の常連の方に話したら、ニホンカモシカには出会ったこともないと言っていた。

確かにこのような町に近い低山にニホンカモシカが住んでいるとは聞いたことがない。

なんと言っても此処は徳島市。

じっとこちらを見てポーズをとってくれていて立ち去りそうな気配がない。

人なつっこいニホンカモシカだ。

いつまでも見合っていても仕方がないのでさようならをする。

また、会いに来るからね。

元気にね。



メタカラコウが一面に花を咲かせていた



テイショウソウも咲き始めている。

例年よりかなり遅い開花

ミズタラビコが今頃一面に咲いている。



オトコエシが実になりかけていた

ノササゲがまだ咲いている。やはり今年は花の季節が遅れている。



車道沿いには、今年もツルニンジンの花が咲いているがやはり花の数が少ない



アサギマダラもまだ南の国へと旅立たずに沢山ヒラヒラと飛んでいる。



前から「耳取」の小さな看板が出ていて気になっていたが新しい説明板が出来ていた。

この看板は「邪馬台国は阿波にある」に関係しているのかな?

その説によると中津峰山は出雲を表し日の峰山は天香具山だとか。

確かに中津峰山は麓から見ると何時も雲がわいている様に見えるが?



耳取から少し下ったところから日の峰山と小松島港。

その向こうに和歌山のエントツ群などがはっきりと見て取れる。



ヌマダイコンやキンミズヒキがビッシリと咲いている



やすらぎの道を下り、14時25分集会場の登山口に着く。

今日は目的のアサマリンドウの花には早すぎたが、思いも掛けずニホンカモシカに出会うことが出来た。

このような町に近い低山にニホンカモシカが住んでいるのには違和感を感じる。

元気に暮らして欲しいが、イノシシ等と間違われて殺されなければ良いのだけれど。

皆さん、中津峰山にイノシシの罠を仕掛けたり猟をする時は気をつけてくださいね。


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