− 久しぶりの中津峰山 ゴンベエとのうれしい再会 −
家内の足の手術は無事終わったけれど、まだ十分に歩くことは出来ない。
一人で何処かの山に出かけるのは憚れるが、三週間も歩かないとますます肥満体になってしまう。
少しばかり中津峰を歩くことにする。
金谷の駐車場では蜂須賀桜が見事に花を咲かせている。
例年ならとっくに散っている時期だが、少し盛りを過ぎているものの艶やかなピンクの花が素晴らしい。
数年前に植えたばかりの時は貧弱だったが、見応えのある樹に育った。
これから何年も私たちを楽しませてくれるだろう。
上の登山口から出発。
三月も末だというのに山道はまだ春の気配はしない。
いつものエイザンスミレなどの咲くトラバースでもスミレの花芽も出ていない。
歩いている内にどんどん寒くなってきた。
なんと気温は0度
霜柱が出来ている。
40分ほどで中津峰山山頂
家内の足が早くく治るようにお賽銭を奮発してお祈りする。
山頂には誰もいない。
冷たい風が吹いて寒い。
誰も登山者がいないのでさらに寒々と感じる。
日だまりの温度計でも4度
一人で食べるおにぎり弁当は味気ない。
さっさと食べて帰ろうとすると大勢が登ってきた。
お孫さん連れで色々と山の話をしている男性もいる。
お祖父さんに連れられて山に来たことは将来いい思い出となるだろう。
カモシカ谷から帰るが、何の花芽もない。
カモシカも姿を見せない。
シャクナゲは今年も花芽は少ない。
車道を帰るとスクーターの男性が犬を散歩させている。
なんとゴンベエ君だった。
久しぶりだなあ。
喜んで飛びついてくる。
成犬になってから行動範囲が広くなり、佐那河内の方まで出かけてしまうので、いつもは繋いでいるそうだ。
先日はうり坊を捕まえたと言っていた。
寒いと思ったら雪が降ってきた。
変な気候になったものだ。
やっとクロモジが咲き始めているのを見つけた。
クロモジが咲くと華やかな花の季節がやってくる。
民家のあたりまでくるとアオモジが満開。
文化の森でも沢山咲いていることだろう。
短い時間の散歩だったが久しぶりに歩いて気分もすっきりとした。
里山倶楽部四国編
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