夏の里山  中津峰山  2011/8/14
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− イワタバコが咲きました −

お盆の日曜日、子供は相変わらず原発の関係で忙しいらしく帰ってこない。

高校野球でも見てのんびり過ごしたいのだが、朝早くに起こされた。

家内が、秋の山歩きに備えて今日もトレーニングに行きたいと言う。

それならイワタバコの花を見に行こう。

焼山寺山か中津峰山ではもう咲いているはずだ。

焼山寺山に行く元気は無いので近くの中津峰山へ。



今日は一番乗り

沢沿いの道を行く

ヘクソカズラが咲き始めている。

8時丁度出発。



ボタンヅルも沢山咲き始めている

台風で沢山の倒木があったが、まだ片付けられていない。



カゴノキも緑の葉が元気が良い



木もれび広場着 8時43分

26度。今日も朝から暑い。



古い石垣を越えて稜線に着き、やれやれベンチで一休み。

8時56分



気温は28度に上がっている

シダの茂る登山道は風が吹かず暑い。

汗がどんどん出てシャツはすでにベッショリ。



鉄塔広場に着くと青空で空が高く秋が近づいている気配がする。

正面の中津峰山頂上がやけに遠く見える。



ミヤマアカネはまだ成熟していない。

ミヤマアカネは、翅の縁紋内側にある褐色の太い帯と、翅脈まで色づくのが特徴。

成熟すると真っ赤になるのだけれど。



サルトリイバラの実はまだ青い。

ブドウのような実は?



上の駐車場にも一台も停まっていない。

9時29分

此処でも大休憩。



落合ベンチでも休憩

此処から五滝へと下りることを知らない人が多い。



如意輪寺からの道と合流するとMTBの青年達が3人休憩している。

高そうなバイクだ。

後輪はディスクブレーキだが細くて薄くてとてもデリケートな造りとなっている。



10時39分中津峰山頂上着。

暑かったので水休憩が多かったせいか随分と時間が掛かった。



ギラギラと日差しがきつくて汗がしたたり落ちる。

登山パンツはビッショリ。

しかし、冷たい風が吹いて一気にクールダウンする。



東屋には如意輪寺から登ってきたと言う先着の男性が一人。

東屋で休憩して少し早いけど昼食

ご婦人が登ってきて男性と話をしている。

男性はトクバスの登山ツアーのガイドさんらしい。

トクバスでも100名山ツアーとか色々やっているらしい。



東屋横にはヒメヤブランが咲いている。

沢山咲いているが小さいので目立たない。



涼しくて極楽のようで随分とゆっくりしてしまった。

久しぶりにカモシカ谷向かう。

ツルリンドウやアサマリンドウはもう蕾が顔を出している。



チャボホトトギスはまだ蕾もでていない。

シャクナゲ園では沢山植樹をしていた。

何を植えたのかな?



車道を帰ると道端の草に綿のような物が一杯付いている。

これが釋護法さんが気にしていたワタだな!



ワタを割ってみると、種なのか虫の卵なのか?

二つの粒が入っている。

同じ野草にばかり付いているので虫コブの一種だろうか?

調べると虫コブで、ヨモギワタタマバエの作るヨモギクキワタフシのようだ。

虫コブは、昆虫と植物の不思議な関係の結果だがいつ見ても不思議だ。



何時もの場所に来るとイワタバコが満開





まだ蕾が多いのでこれからしばらく楽しむことが出来そう。

しかし、写真を写すために斜面に踏み込んで小さな苗を踏みつぶしたりしている。

ひどいのは暗くて写しにくかったのか、株ごと引き抜いて写した後、車道に捨ててある。

まだ抜いたばかりで元気だったので斜面に埋め直しておく。

斜面に振り込まないで、望遠で写してくださいね。



ヌスビトハギが綺麗に花を開いている。



ヒヨドリ花も満開。

しかし例年沢山飛んでいたアサギマダラの姿が見えない。

数年前、アサギマダラのナンバリングが流行した後、急激に少なくなったのは気のせいか?

ナンバリングして何処まで移動したか調べてもアサギマダラのためにはなりません。

自然ゲームで蝶を虐待するのは人間のエゴです。

ナンバリングすることで小さな蝶は可成りのストレスを受けます。

何千qも飛んできた蝶はそっと眺めるだけで労ってやりましょう。

これから何千qも旅してまた戻ってくるように願って..



ヤカン峠の道は風が吹かない。

また汗ビッショリとなって登山口着。

車は2台ほど増えていた。



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