秋の里山 中津峰山    2012/10/27
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- 中津峰山 秋の花 センブリ キッコウハグマ -

今日もいい天気だが、昼前に息子が京都から帰ってくるので遠くには出かけられない。

中津峰に秋の花を楽しみに出かける。



如意輪寺の駐車場の銀杏やモミジはほんのり色が付き始めた程度。

やはり百味供養の日くらいが紅葉のベストだろう。



如意輪寺にお参りしてから四国の道を登っていく事にする。



今日も階段道を避けてモトクロス用の道を登っていく



ヤブコウジの実が色付き始めていた

モトクロス道はかなり急で登りごたえがあり面白い。



いやしの道分岐のベンチで一休憩

気温は12度

アサマリンドウは花を開いていない



風がなく天気が良いので汗をかいて頂上着



朝が早いので誰もいないと思っていたら男性が一人すでに登っておられた。



阿南の海はガスっている

モンベルのストックの忘れ物があった



マユミの実がピンクになっている。

下の広場は綺麗に整備されている。

季候が良くなって大勢が利用されているのだろう。

しばらく男性と話をしてから出発



アサマリンドウは驚くほど群生しているが花期は終わりかけている。

今年もピンクのアサマリンドウが沢山咲いている。



ブルーのアサマリンドウは花が開いているのが少なかったがそれでも数輪開いていた。

ツルリンドウの赤い実は沢山熟していた。



ツルシキミの実も赤くなっている

頂上から少し降りたところにはキッコウハグマの花が少し咲き残っていた。



この綺麗な綿毛は?

センボンヤリのようだけど



小さな秋のアザミはまだ蕾を沢山付けていた

小さなシロヨメナ?も沢山咲いている



毎年楽しみにしているセンブリの花

今年も咲いていました



中津峰山のセンブリは特に小さくて可愛い。

小さすぎて気がつかれないのか、登山者にかなり踏まれていて可愛そう。



すぐそばに小さな小さなキッコウハグマが群生していた。



キッコウハグマは3つの花が固まって咲いている。

ピンクを帯びた3つの葯と少しカールした花弁がかわいい



キッコウハグマの閉鎖花と冠毛

ツルリンドウの実が真っ赤





初めて見る蝶が目の前にやってきては写してくれとばかり羽を広げる。

ムラサキツバメの♀だとぐるっと野の花の蘭ちゃんに教えていただきました。

いつもありがとうございます。

ムラサキシジミとよく似ていますが、少し大型で、後翅に小さな尾状突起があるのでこの名があるとのことです。

確かに爪楊枝みたいな突起がありますね。

幼虫はマテバシイを食樹とするらしいです。

滝のように沢が流れるところではジンジソウが満開



山肌にジンジソウの群生

撮影していると二人の男性がやってきて、この先の谷にもっと咲いているというので一緒に見に行く

なるほど谷の上部から真っ白に群生している。

イワタバコの葉も沢山あり来年の花の季節が期待できそう。

お話をお伺いすると一風新道や平石山分岐などの緑の標識は、この方たちが設置されたそうだ。



ヤクシソウにはハナアブが盛んに吸蜜に来ている。

ハナアブは アブと名前が付きますが、人を刺すアブとはグループが異なり、 ハエの仲間だとか。

ハナアブは英語では Flower fly と呼ばれていて、 人を刺すアブは Horse fly と区別して呼ばれているそうだ。

このハナアブは、ヒメヒラタアブかな。



アケビがまだ落ちないで付いていた

ノササゲの青い実が弾けていた



ヒヨドリバナが咲いているがアサギマダラはもう姿が見えない。

段々数が少なくなっているようで心配。

遠くからやってくるアサギマダラをそっとしてやってほしい。

サネカズラの実が真っ赤



駐車場に帰ってから久しぶりに弥勒滝に向かう



なんと弥勒滝は枯れてしまっていた

その先の観音滝は見事な姿だった。



祠が二つあり除くと不動明王の石像があった

イワタバコが今頃元気だった



しばらく滝のオゾンを吸い込んでから帰宅

12時を過ぎていたのでもう息子は帰っていた。

今年もセンブリやキッコウハグマに合う事ができて幸せ。

明日は雨のようなので、上勝の葉っぱビジネスの映画でも見てこようかな。


里山倶楽部四国

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