初夏の里山 西赤石山 物住頭   2012/06/02
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− ツガザクラ アカモノ そしてユキワリソウ −


今日は西赤石山に行く予定だったが天気予報がもう一つパットしない。

来週に延期しようかと思ったが、銅山越えのツガザクラが盛りを過ぎそうだとのレポートを見た。

これは大変だ。

朝4時に起きて5時前に出発。



東平へは一番乗り

7時20分出発

虫取りナデシコは毎年少なくなっている。



アキグミの花が満開



新しい登山マップが設置されていた

赤いルートは喜三谷コースだと書いてあるがこんなコースがあることを知らなかった。



銅山ヒュッテまでの道は整備された道

コガクウツギが咲き乱れている。



ヤマアジサイやウワバミソウはまだ蕾



コツクバネソウやギンランは至る所で咲いている



コケイランも多くの株を見ることが出来た。

少し地味なランだがやはり出会えると嬉しい



上部鉄道分岐まで来ると白い花が沢山散っている

見上げるとコバノガマズミではないような?



コツクバネウツギが大変多い



ヒュッテの庭にはアカモノが今年も元気に咲いていた



女主人に挨拶して銅山越えに向かう。



此処もギンランが多い

コシアブラの新緑が綺麗だ



この白い花はオトコヨウゾメかな?



見上げるとビッシリと咲いている花はツリバナ

秋には赤い実が出来る



汗びっしょりで銅山越えに着き一息ついて直ぐに出発



コバノフユイチゴ(マルバフユイチゴ)が花を咲かせている

急坂を登るとアカモノが群生



真っ赤な萼と白い花のエクボのようなピンクがよく目に付き可愛い



少し登るとツガザクラの群生地に来る

ツガザクラはアカモノに比べると小さくて少し地味な花だがよく見るとピンクの縁取りがある。



稜線に出ると痛いアザミがつぼみを付けている



カラマツはすっかり緑になっている



岩場に来るとサルトリイバラが今頃咲き始めていた。



コバノフユイチゴの花が一杯咲いている

コクワガタソウはまだ花を閉じている



僅かに咲き残ったミツバツツジの下を行く



頂上が見えてくるとマイヅルソウが咲き始めていてた



岩場に咲くマイヅルソウは小さくて顔を近づけないと花の様子が良くわからない



ロープのある岩場ではツガザクラが満開



西赤石山山頂到着

誰もいない

蝶が幾つか飛び回っているがなかなか留まってくれない



一休みして物住頭へ向かう

チゴユリが群生している。



縦走路ではまだミツバツツジが美しい



ホソバノシロスミレが今年も沢山咲いていた。

此処でしか見たことがないが不思議だ

ウスバシロチョウがやってきた



アカモノに留まって吸蜜している



岩場に沢山咲いているのはズミかな?



何時ものツガザクラの群生地に来ると丁度花の盛りで見事に咲いている



物住頭への急坂を踏ん張るとミツバツツジの向こうに前赤石山

物住頭山頂到着



一休みして前赤石に向かって下って行く

前赤石山に登りたいとは思うが今の私たちのペースでは帰るのが遅くなってしまう

トラバース道に向かう



シライトソウやキバナノコマノツメが出迎えてくれた



踏む所に困る程ユキワリソウが咲いている



可愛い姿に見飽きることがない



信州の高山では今頃雪解けを待ってユキワリソウが咲き始めていることだろう



1600m位の低い山でこの汗ばむ季節でもきちんとその日が来ると花を咲かせてくれる。



大氷河期以前のDNAが今も残っているのだろうか



心残りだがまた来年の再会を願いながら引き返す



物住頭に帰って昼食

ガスが湧いてきたので急いで下山開始

だんだん暗くなる

雨が降らないと良いのだが



いやな登り返しも花を楽しみながら登ると苦しくない



マルハナバチが沢山飛べずに這い回っている

蜜を吸いすぎたのだろうか

西赤石山頂に帰ってきた



帰りにはコクワガタソウが花を開いていた



賑やかな団体が登ってきた

今日初めて登山者と出会う

あけぼのが終わると西赤石は静かになるなあ



ショートカット道を下るとアオのツガザクラは花が終わっていた



広場まで下ると東赤石へと縦走するという団体がやってきた

今晩は銅山峰ヒュッテに泊まるそうだ

ソフトクリームを食べてから帰宅

土居まで来ると土砂降りの雨

雨に遭わずに良かった

今日は赤石山系初夏の花のフルコースを楽しむことが出来た。

シコクギボウシの咲く頃にまた縦走したいなあ



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