冬の里山  西三子山   2012/02/11
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− 冬枯れの西三子山も春の気配 −

インフルエンザが流行っている

先週寒風山に登って汗を流して、すっかり直っていたと思っていたのに昨日からまた喉が痛い。

家内もまだ調子が悪いという。

今日は低山をノンビリ歩いて風邪を治そう。

朝6時に出発

西三子山を目指す。

上勝町旭の工事通行止めの前に通過しようと思って早く出たが、今日は祝日で工事は無し



県道一六号をドンドン登って行くとあちこちで幅員拡張工事をやっている。

高丸山の入り口まで来ても雪は無い。

八重地トンネルを越えて西三子山の鉄塔巡視路登山口着

気温は0度

8時5分出発



沢の水は凍っている所もあるが殆ど融けている。

天気は良いが気温が低くて寒い。

何時もは直ぐに汗ビッショリになるのに今日は汗をかかない



土砂がザレて登山道が見えない状態になっている。

来る度に酷くなっているようだ。

滑らないように気をつけて登って行くが危険な所は無い。

30分程登るとトロッコ道に出る



トロッコ道も所々ザレているので注意して歩く

目の前に西三子山の頂上が見えてきた

少し白くなっているが樹氷が付いているのだろうか?



9時7分

後山峠まで来ると雲早山を越えてくる風が冷たい

たまらずダウンジャケットを着る。



アセビの蕾も春を待っている



へんど谷の向こうに雲早山と高丸山

雲早山はうっすらと白いが高丸山は雪はすっかり融けているようだ。



10p程積もった雪原は誰の足跡も付いていない

この時期に登る人は少ないようだ。

しかし、抜けるような青空の下静かな雑木林を歩くのは気持ちが良い。

ピンと張り詰めた冷たい空気が頬に痛いが降り注ぐ日の光は眩くて暖かい。



分岐から福寿草群生地へと向かう

去年は雪が深くて行くことは出来なかった



トラバース道は邪魔だった倒木も殆ど片付けられていた。

新しい倒木もあるがとても歩きやすい

道が見えない所もあり登山道を外してしまうこともあるが所々に赤テープがあり修正して進む。



10時の時報が木沢から聞こえてくる。

35分程トラバース道を進むと福寿草群生地に着く

ブナの木に日が照って明るい

まるで春のようだ



群生地の雪はすっかり消えているが福寿草は芽も出ていない

3月になれば一斉に黄金色の花を咲かせることだろう



石灰岩の尾根を頂上に向かう



2億年以上も前にインド洋の海底に積もった生物が石灰岩となり、この地まで運ばれてきたと思うと感慨深い



石灰岩は風化に強いのでこのように炭酸ガスを含んだ雨水に溶けた跡が綺麗に残っている



尾根に出ると高城山が凄い迫力で目の前にそびえている

堂々としたその山容が素晴らしい。

アメダスドーム(葱坊主)の周りにはビッシリと霧氷が付いている。



2億5千年前の石灰岩の散らばる山頂へと向かう

山頂に着くと正面には雲早山

早くも霧氷は融けている。



11時丁度西三子山山頂に着く



目の前に一際白く輝く山塊が見える

正面の山は一の森

右上は剣山

一の森から槍戸山への稜線の向こうに次郎笈が顔を出している



次郎笈は真っ白だ

一の森ヒュッテが見えている



南の海が輝いている

日だまりで昼食

気温が上がってきてポカポカ陽気となる

今日はサラダ巻きと激辛カップラーメン

時間がタップリとあるのでノンビリとコーヒーも楽しむ



厳しい雪山も良いが、ノンビリと静かな低山の雪もまた良い。

ゆっくり過ごしたので名残惜しいが帰ることにする。



雲早山に向かって下って行く。

ふわふわに見える雪は表面が凍ってとても歩きやすい



雪原には動物の足跡が沢山付いている。

犬のような足跡は何だろうか?



杉の植林帯を抜けると雪は無い

高丸山はこの方向から見るとゴツゴツしている

後山峠ではヤマガラなどが飛び回っている。

鳴き声が可愛い



13時19分登山口着

のどかな里山歩きでノンビリした時間を過ごすことが出来てリフレッシュすることが出来た。

風邪も良くなったような気がする。

帰りに月ヶ谷温泉に寄り暖まり、アマゴ等の酒のつまみを購入する。

今夜も日本酒が美味しい事だろう。




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