新春の里山 春の陽ざしの西三子山 2011/02/05
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− ポカポカ陽気の西三子山 しかし、思いの外雪は深かった −

先週までの厳しい寒さが和らぎ今週は暖かい日が続いた。

もう剣山にも登ることが出来るかなと思って準備していたが、仕事の疲れか寝坊してしまった。

近くの山に行くしかない。

家内は芝小屋山から薬研谷に回って滝を見に行きたいと言う。

しかし、何となく気が乗らない。

高丸山にでも行こうかと言うと、それなら西三子山が良いと言う。

雪の深い西三子山は登ったことがないちょっと心配。

しかし、高丸山入り口付近に来ても路面の雪は完全に解けている。

八重地トンネルの先も全く雪は無し。

ちょっと拍子抜け。

西三子山登山口に来ると先着者の車が一台停まっている。

珍しいこともあるものだ。

福寿草の季節以外は滅多に登る人には出会わないのだけれど。



10時3分出発



登山道の雪もほとんど解けてしまっている。

春のように暖かい陽ざしを浴びて早くも汗ビッショリ。

雪が解けてツチグリがたくさん顔を出していた。



一部雪の残ったところもある。

急坂を登り切って、トロッコ道に出ると一息入れる。

何時もながらこの最初の急坂は応える。

向こうに西三子山の頂上が見えてくる。



心配していたガレ場も雪が解けて、なんてことはなかった。

後山峠、11時8分着。

雪がほとんど消えてまるで春のような雰囲気。

去年は3月でも雨氷で凍る様に寒かったのになあ,,



未だ芽吹きの始まっていない木々の間を登っていく。

アセビが咲くのはもう少し先かな?



振り返ると、高丸山と孤高のブナのピーク

直ぐに88番鉄塔に着く。



高丸山も雪はすっかり解けてしまったみたい。



雲早山は未だ白い。

結構雪が深そう。



鉄塔からは、尾根道を行く。

先行者は、トラバース道を90番鉄塔に向かったようだ。

福寿草の様子でも見に行ったのかな?



尾根道は結構雪が深い。

しかも解けかけて、ザラメのようになって重くて歩きにくい。

福寿草分岐から福寿草群生地に行って様子を見てこようと思ったが

トラバース道は雪が深く、何処が道なのか全く解らなくなっている。

しばらく行って尾根道に復帰する。



尾根道はかなり雪が深く半ラッセル状態。雪が深いところは私が先に歩く。

深いところでは太腿まで埋まる。



早くも先行者のご夫婦が降りてきた。

「雪が深くて楽しいね」と転がるように降りていった。



大きな石が転がっている場所に来ると雪が更に深い。

石の間に踏み込むと、ズッポリ落ち込む。



可愛いドライフラワー



石のあるところを探りながら踏んでいく。



頂上付近に来ると雪が浅くなる。

12時41分頂上着

随分と時間がかかった。

雪が深いと、体力的にもきついなあ。



高城山は真っ白



2億5千年前には海底だった山頂の石灰岩に腰をかけて昼食。



ポカポカ暖かい。しばらく寛いでから下山



枯れ葉を身に付けたブナも芽吹きはもうすぐ



途中から先行者のご夫婦の足跡を辿り90番鉄塔方向に降りていく。

急坂の上に雪が深い。

先行者の足跡の上を鹿?が横切っている。



降りきって鉄塔巡視路に出ると目の前には切り株だらけの広場

山火事でもあったのだろうか。

しかし、90番鉄塔は左へと引き返した方向にある。

先行者の足跡は左へと向かっているが私達は、90番には寄らず89番鉄塔に向かう。



四電巡視路の橋が雪に押されて埋まっている。

雪を掘って足場を作り這い上がる。



這い上がったところに危険の看板



89番鉄塔からまた雪の残るトラバースを行く。



88番まで来ると雪はなくなりノンビリ登山口に帰る。



長靴が泥で汚れたので沢に降りてジャブジャブ



木の根の空洞が凍っていた。

西三子山はすっかり春の陽ざしだったが、思いの外雪が多かった。

今年はもう寒波は来ないのかな?

今年は、里山雪歩きを十分に楽しむことが出来た。

花の春が来るのが楽しみ。

里山倶楽部四国

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