春の里山  大川原高原 カタクリ満開  2011/05/07
          里山倶楽部四国編 

− のんびり大川原高原の散策 −

夕べは雨が降り続いていた。

今日も午前中はあまり天気が良くない予報。

家でじっとしているのもつまらないので大川原高原に出かける。



道路脇でゴゾゴゾしている動物を発見。



先日見かけたのと同じニホンアナグマ君だ。

お腹がすいているのか私には目もくれない。

近づいても逃げないのは穴の中で暮らしているので目が悪いためらしい。

爪が長く鋭いのでうかつに近づくと大怪我をするよと注意を受けた。



風が強く風車がビュンビュン回っている。



空気が澄んで、眉山や吉野川そして紀伊水道が綺麗に見える。



ニリンソウがお目覚め。

アワノミツバツツジが青空をバックに美しい。



旭ヶ丸頂上を過ぎるとカタクリが綺麗に花を咲かせている。

日差しを浴びて綺麗にカールしている。



朝早いので誰も来ない。

じっくりとカタクリを楽しむ。



カタクリの間にホウチャクソウやイワザクラが咲いている。



ニリンソウの群生が素晴らしい。



ヤマシャクヤクはまだ蕾。

数が増えているので満開の時は素晴らしいだろう。

イチリンソウは少しだが花を咲かせている。



シロモジの葉はいつ見てもユーモラス

アカバナスミレはまだ元気。

花期の長い花だ。



また引き返すと中津峰で何時もお会いするご夫婦がやってきた。

最近は、大麻山が多いらしい。

二輪咲いているニリンソウみっけ。



フキヤミツバがあちこちに咲いている。

随分と増えたようだ。



高丸山方向も雲が引いてきた。



偽高鉾山をバックに真っ白なヤマナシの花が際だって見える。



お高越山の中ノ郷でも咲いているだろうか。



白い花びら、美しい紅と黒の葯が綺麗だなあ。



お文の墓から偽高鉾山トラバース道を行き、鉄塔で昼食。

シジュウガラの澄んだ鳴き声を聞きながらのんびりとコーヒータイムを楽しむ。



ゆっくりして引き返す。

ギンランやホタルカズラも咲いている。



見事に咲いたフデリンドウを後にして下山する。

時間も早いのでちょっと寄り道。



明るい斜面にキンランが見事に咲いている。

去年は会うことが出来なかったので久しぶりの出会い。


キンランの盗掘が後を絶たないそうですが人工栽培は出来ません。

自生地からキンランを掘って移植した場合には、全て枯死します。

キンランが育つために共生する外菌根菌の多くは腐生能力を欠き、炭素源を共生相手の樹木に依存しています。

その為、菌根性樹木・菌根菌・キンランの三者共生系を構築しなければ栽培できません


 
山野草の盗掘は、綺麗な花を持って帰って育てたいという素朴な気持ちが原因の場合が多いと思います。

山野草を持ち帰ることが、何故悪いことなのか、よく理解していただくことが第一だと思っています。







皆さんから、大川原高原では希少種として保護されている花は何の花ですか?

との質問をよく受けます。

大川原高原(旭ヶ丸)では特定の動植物が希少種として保護されているのでは無くて

区域全体が希少野生生物保護区に指定されています。

従って、保護区域内に生育しているすべての動植物を捕獲、採取などすると処罰されます。

(1年以下の懲役又は、100万円以下の罰金)





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