早春の里山  大川原高原 高鉾山  2012/04/29
ホームページ里山倶楽部四国編 

− 大川原高原 春真っ盛り −


アカバナスミレ イワザクラ



大川原高原に向かうと何時ものところにヒゴスミレが咲いていた。

昨年は個体数が少なくて心配したが今年は沢山咲いている。

純白の花はいつ見ても感激する。



一軒茶屋の駐車場には一台停まっているだけ。

車道脇にはタンポポやシハイスミレが暖かい日を浴びて気持ちよさそうに咲いている。



今日は、去年末に購入したままで使っていなかったデジタル一眼レフを初めて使ってみることにする。

ナガバノモミジイチゴに忙しく吸蜜活動をしているマルハナバチを写してみる。

コンデジでは追い切れない素早い蜂の動きも10枚/秒の高速連写で何とか追うことが出来た。



登山口に入るとニオイタチツボスミレが出迎えてくれる。

105ミリのマクロレンズを試してみる

なかなか良いぼけ具合だ

ドウダンツツジはまだ少ししか咲いていない。



スミレでマクロレンズの試し撮り



普通のタチツボスミレに混じってアカバナスミレが咲いている。

毎年個体数が増えている。



日陰と日向ではぼけ具合も違う



アワノミツバツツジのトンネルまで来るとミツバツチグリが一面に咲いている



アワノミツバツツジはまだ蕾

アカバナスミレは名の通り赤色が濃い



ニリンソウの群生地ではニリンソウが咲き始めている。



咲き始めのニリンソウのピンクが可愛い



ヤマルリソウも沢山咲いていた



旭ヶ丸頂上付近でもアカバナスミレが増えていた



ロープで囲んだカタクリ保護地帯ではカタクリは少ない

今年はカタクリは外れかな?

しかし、林道に向かって下っていくと綺麗なカタクリが沢山咲いている。

ナガバノスミレサイシンの純白な花が日に輝いている。

一面に咲いていて歩くのに困るぐらい。



遊歩道を進むとすぐ足下にイワザクラが咲き始めていた。

可愛いなあ!

イワザクラは花が虫食いなどですぐ痛むのでこのように無傷な花は少ない。

毎年出会う花だが、今年初めての出会いは胸が弾む。

遊歩道沿いでも咲いているということはかなり個体が増えているのかもしれない。

皆さんが大事にしてくれればますます増えることだろう。



さらに下るとアカバナスミレの群生となる



またイワザクラが沢山咲いているところがあった。

咲いている花の周囲にはこれから咲くと思われる葉が沢山ある。

近づいて写そうとすると、小さな葉を踏んでしまう。

踏まれてしまうと花を咲かすことが出来ない。

このような時105ミリ(150ミリ相当)のマクロレンズは近寄らなくても撮影できるので便利だ。

マクロ機能付きの望遠レンズなども良いかもしれない。



また、遊歩道を上り返すとヤマシャクヤクはまだ蕾

しかし少しほころんでいる

ニリンソウは目一杯咲いているがイチリンソウはまだ蕾



この遊歩道では気をつけないと踏んでしまうほどカタクリが咲いていて花の盛り。



トクシマコバイモは既に殆どが実になっていた

やっと見つけた咲いているトクシマコバイモを撮影

ジロボウエンゴサクはピンク色



不動峠に降りていくとナシの花が咲き始めていた



偽高鉾山に向かう

シロバナネコノメソウやマルバコンロンソウが所々に咲いている。



例年はビッシリ咲いているハルトラノオは少なかった



いつ来てもこの登山道はきつい

今日は土が乾いているので割と登りやすかった

急な斜面に小振りのカタクリが沢山咲いているがゆっくりと鑑賞する余裕がないほど傾斜がきつい。



偽高鉾山(高鉾山本峰)に着くと三角点が出来ていた



シロモジの葉が開き始めていた

カッパの手と呼んでいるシロモジの葉は大好きだ。

高鉾山に向けて下る



林道を越えて高鉾山へと緩やかな尾根道を行く



高鉾山山頂にも三角点が出来ていて頂上は広い範囲で刈り払われていた。

六郎山や中津峰山そして勝浦の町がよく見える。

と言うことは中津峰山頂からもこの高鉾山山頂が見えるはず

ノンビリと昼食タイム

今日はびっくりおにぎり卵入り

なんとおにぎりの中にゆで卵が丸々一個入っていた。

食事をしているとツマグロヒョウモンがすぐ近くまでやってくる。

あまり暖かいので警戒心まで緩んでいるのかな?



食後、鉄塔広場経由で駐車場に向かう。

トラバース道を進むとエイザンスミレが群生している。

大川原高原では圧倒的にアカバナスミレが多いが此のトラバースはエイザンスミレばかりだ。



アカバナスミレよりも優しい感じで私はこの花の方が好きかな?



キャンプ場に向かうとミツバツツジが所々で咲き始めている。

調整池も春の雰囲気



ちょっと遊歩道を上ると今年もシュンランが咲いていた



池の周りにはセンボンヤリが咲き始めていた

花弁の裏には紫タンポポと呼ばれる所以の紫色が残っている



センボンヤリの蕾は濃い赤色で面白い



明るい斜面にはハルリンドウが咲き始めていた。

小さい花だが昨日見たフデリンドウに比べるとかなり大きい。

フデリンドウの葉は丸くて対生だが、ハルリンドウは葉は小さくて披針形であることで見分けることが出来る。

(しかし、私にはまだフデリンドウとハルリンドウの違いがよく解っていない。此の花はハルリンドウでよろしいですか?)



ハルリンドウは紫色が淡くて暖かい春の日に似合う

今日は天気が良いので目一杯花を開いていた。

大川原高原はこれからヤマシャクヤクやアワノミツバツツジが咲き人気の山となる。

連休中にもう一度歩いてみたい。



里山倶楽部四国編

ホームページにも是非お立ち寄りください
inserted by FC2 system