早春の里山  春の雪 西照神社 竜王山   2012/03/09〜10
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− 春のドカ雪 思いがけない雪の阿讃縦走路を楽しむ −

今日は朝の内は雨が残るが昼頃からは晴れ間も覗くとの天気予報。

今日は塩江のホテル セカンドステージに泊まる予定。

久しぶりの休暇なので天気の回復を期待して出発。

しかし、何言う事!

塩江街道を香川県側に越した頃から雪が降り出した。

塩江から大滝山に向かうが雪が本格的に降り出した。

みぞれ交じりの嫌な雪だ。

昼過ぎには止むだろうと奥の湯温泉に入りノンビリするが、その内雪に雨が交じり最悪。

止むまで待とうと、私はカモうどん家内はしっぽくうどんを注文。ボリュームがあってなかなかの味だった。



しかしいつまで待っても止まない。

仕方が無いので、ネット仲間に教えていただいたセリバオウレンを見に行く。

所が雪のため何処に咲いているか解らない。

うろうろしてコーヒータイムでノンビリしていると雨が強くなり雪が融けてきた。

やっとセリバオオウレンの可憐な姿を見る事が出来た。

家内も大喜び

でも雨の中の撮影でピンぼけばかり。



もう2時過ぎになり戦意喪失。

車で大滝山山頂の西照神社に向かう。

相栗峠からの道は、かなりの積雪。

神社では20p位の新雪が積もっている。

お参りして大生口経由で帰るが、雪の重みで竹などの枝が道路を防いでバリバリと擦りながら走る。

新車なら泣いてしまいそうだが中古の4駆は気にしない。



今日の宿 塩江のホテルセカンドステージは昔高級リゾートホテルだったのをNPOが体験型ホテルとして再生している。

館内や室内は流石、元高級リゾートホテル 高級感が漂っている。

温泉もまずまずのスベスベでまっとり感がある。

料理は格安料金の割にはかなり本格的



猪鍋やアマゴの唐揚げなど美味しかった。



朝食はセミバイキング

堅めの豆腐が美味しい

7時から食べる事が出来るのはありがたい。



今日は三頭越えから阿波竜王山をピストンの予定

毎年この時期歩くが、去年は家内が足の手術をしたので2年ぶりとなる。

三頭トンネル手前に駐車し、古い鐘楼の鐘を一つ突いてお参り。



8時16分出発

春を告げる花たちは、昨日の雪の所為か葉が黒くなっている。



今日は水量が多い

長靴にして正解。

ネコノメソウも花が咲かずに葉が痛んでいる。



ジャバジャバと何回も沢を渡る



今頃ツルリンドウの実が沢山残っている。

赤い実は目立つ

9時14分三頭越着

標高800m



おっぱい地蔵と鼻の欠けた猿田彦さんもお久しぶり

ワンカップを供えてあるが蓋が開いている。

猿田彦さんが飲んだのかな?



一息入れて出発

ここから標高914mのピークまでの登りはきつい

ただでさえ滑るのに、湿った新雪が積もっていてズリズリ滑りながら登る。



今日は曇りのち晴れのはずなのに益々天気が悪くなる。

時折霰が降る天気



しかし、新雪歩きは気持ちが良い

時々木の枝に積もった雪が落ちてくる。

落ちてくる雪はかなりの量で頭や肩に当たるとビックリするし首筋などに入って大変。



何回もピークのアップダウンの後、 三頭越えから2400m やっと寒風(さむかぜ)峠に着く。



此処からも急登



樹に積もった雪がバラバラと落ちてきてまるで雪が降っているようだ。

時々まとまった雪の爆弾が落ちてくる。



雪の枝が垂れ下がっているのを潜ると頭から雪を被る

踏ん張って一頭三角点のあるピークに着く

標高1013m

10時35分



急坂を滑り降りると竜王峠

真っ白な雪には轍も足跡も無い

道路を渡ってまた縦走路を登る

昔此処で可愛い子犬が付いてきて帰らずに困った事を思い出す。



電波塔のあるピークに着く

標高1039m

竜王山には1000mを超すピークが幾つかあるがここは標高が3番目に高い。



急坂を下りると雪が深い。

気持ち良く下りまた登り下って行く。

笠形山への縦走路が見える。



誰も歩いていない新雪を歩くのは気持ちが良い。

雪が、きゅっきゅっと鳴いている。



車道に出てくると岡山ナンバーの車が停車している。

足跡が阿波竜王山に向かっている。



最後の急坂を登るが急なため滑って登りにくい



阿波竜王山1059.8m

香川県の最高峰

11時30分着

殆ど休まず立ち止まらずに歩いたが登山口から3時間14分掛かった。

やはり雪があるとペースが落ちる。

頂上には誰も居ない。

岡山の先行者は讃岐竜王山に向かったようだ。

ガスが出てきて眺望はゼロ

展望台の下で昼食にする。

今日は満濃町で購入したタケノコ弁当と超激辛ラーメン

流石、超激辛だけあってからだが暖まる。



讃岐竜王山方向に回って車道を歩いて帰る事にする。

丁度岡山の男性が帰ってきた。

今日は石堂山から矢筈山へと登るつもりだったらしいが、登山口まで雪が深く断念してここに来たらしい。

この時期、石堂山から矢筈山は厳しいだろうなあ。

竜王峠までは車道を歩く。



竜王峠には何人か竜王山へと向かった足跡がある。

こんな天気に物好きは私達だけかと思ったがほかにも居たのかとうれしくなる。

三角点ピークから急坂を下りるが雪が融けてジュルジュルで滑りまくる。

男性が一人登って来た。

竜王山まで行って雨島峠を回って帰るそうだ。

寒風峠からはきつい登り返し。

ベンチのあるピークまで来るとほっとする。



最後の急な下りは雪解けの泥坂を滑りながら降りる

13時53分やっとの事で三頭越えに着く

そのまま下るがまた霰が降ってきた

変な天気だなあ。

春の花たちはまだお休み中



アワコバイモを探しながら降りるが見つけられず。

がっかりしながら降りているとしたから元気そうなご夫婦が登ってくる。

エントツ山さんの掲示板で大活躍のレポートを拝見するトンちゃんご夫妻だ。

はじめまして。

私のホームページも覗いてくれているとの事。ありがとうございます。

しばらく話し込む。

ご主人は新しいデジイチを購入されたとの事。

綺麗にセリバオウレンを撮影されていた。

今日は雪が融けて一面に咲いていたそうだ。

記念撮影してお別れ。

その後、愛媛のご夫婦にもお会いする。

今日は目当ての花は見る事が出来なかったが、思いかけず新雪の阿讃縦走路を歩く事が出来て大満足。

もう少し暖かくなればまたゆっくり歩きたいな。

今日は31000歩余りでした。

最近余り長い距離を歩いていなかったので疲れました。


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