秋の里山 寒風山 笹ヶ峰 周回  2010/11/27
ホームページ里山倶楽部四国編 

− 寒風山 笹ヶ峰 南面下山路 周回 素晴らしい霧氷に出会った −

今週は出張などで忙しく過ごした。

脹ら脛にはまだ先週の車道歩きの疲れが残っている。

しかし、週末は良い天気らしい。

家内に朝5時に起こされて高速を一路愛媛県に向けて走る。

寝不足なのか運転中に睡魔が襲う。最近いつものことだ。

年はとりたくないものだ。去年まではこの様なことはなかった。

西条で下りて国道を走ると石鎚山が朝日に輝いている。

真っ白に霧氷が着いている様だ。



一路土小屋を目指す。

途中でロープウェイにしようかと思ったが、今月末まで瓶が森林道は開いているはずだと思いそのまま進む。



なんと瓶が森林道は今月の23日に閉鎖されていた。

毎年思うが雪も降っていないのに何故閉鎖するのか?

腹立たしいが仕方がない。

県外客なども今月末まで通れると思って石鎚に向かって来た人がロープウェイに向かって帰って行った。

8時7分桑瀬峠に向けて出発。

通り一遍のことしか書いていない立派な標識。



やはり疲労の溜まった脹ら脛が悲鳴を上げる。

家内はかなり調子が帰ってきたらしい。

付いていくのが苦しい。

途中HP見ていますよと何人かからお声掛けいただく。

家内に付いていくのが精一杯でろくにご返事も出来ないでごめんなさい。

見上げると伊予富士へのルートに霧氷が付いている。



頑張って登って桑瀬峠に近づくと寒風山が真っ白。

伊予富士に行こうか迷っていたが、これは寒風山に行かなくては。



家内にかなり遅れて桑瀬峠着。

8時49分

40分程で登って来ている。

私が遅いのではなくて家内がハイペース。



桑瀬峠でコーヒーを飲んで直ぐに出発

登り始めると直ぐに霧氷が現れる。



ミズナラの霧氷が出迎えてくれる。

この秋初めての霧氷に感激。



伊予富士方向は深いガス

寒風山方向はガスが晴れる。



ブナの霧氷が現れる。

青空に映えて素晴らしい。



今まで寒風山で出会った霧氷の中で最高の美しさ



振り返ると伊予富士にはまだガスが流れている。



ブナの霧氷が輝いている。



伊予富士も少し顔を出し始めた



またガスが流れる。

次々と変わる風景に見入ってしまう。



寒風山の大岩が見えてきた。



瓶が森も霧氷が美しい



霧氷のトンネル

私達だけの世界



霧氷が段々立派になってくる。



ノリウツギにも霧氷



立派なブナの霧氷が次々と現れる。



こんなに素晴らしい霧氷は初めて



贅沢すぎて、もったいない気持ちがする。



圧倒的な迫力で輝いている。



伊予富士への稜線も霧氷で輝いている。



冠山がクッキリと見えている。



梯子の所から伊予富士



滑りやすいところを下る。

霧氷が落ちて雪みたい



立派なブナと霧氷



霧氷のトンネルを行く



突然ガスが巻いてくる。



裏寒風への道は丸太でふさがれていた

シモバシラではないけど氷華が出来ていた



ついつい伊予富士を振り返ってしまう



突然お声が掛かってストーンリバーさんご夫婦が現れる。

去年剣山でお会いして以来だ。

既に寒風山に登ってきてこれから伊予富士に向かうらしい。

今日は最高の樹氷だと言っておられた。

お元気だなあ。



霧氷のトンネルを潜ると山頂は直ぐ



小松の町が霧氷の向こうにクッキリと見える。



振り返ると瓶が森



9時55分寒風山到着

登山口から1時間40分程。

霧氷の撮影に熱中した割には良いタイム。



山頂には松山の男性が一人だけ。



瓶が森方向はまだガスが掛かっている



目の前には冠山



笹ヶ峰が呼んでいる。



コーヒーブレイクをしていると伊予富士方向のガスが綺麗に引いた。



伊予富士はゴツゴツのゴリラの背の様だ。



高知の男性が登ってこられた

祠にお参りして笹ヶ峰に向かう。

10時4分



笹ヶ峰への縦走路は初めて



目の前に瓶が森



笹ヶ峰への縦走路は緩やかで殆どアップダウンもない様に見える。



しかし鞍部への下りは100m程の標高差だがかなりの急坂

先程の高知の男性が追い抜いて行った。



止まれの標識を右に回る。



寒風山からだと直ぐそこに見えるのに縦走するとかなり遠くに見えるのは何故?



あと50分の標識まで来ると緩やかな道となる。



振り返ると瓶が森の右奥に石鎚山が顔を出す



手前のピークを左に巻いて瀬戸内海側に進む。



石鎚山が大きく顔を出す様になる。



霧氷のトンネルを潜ると丸山荘からの分岐に着く。



霧氷の向こうに沓掛山



頂上直下はコメツツジの霧氷がビッシリ



頂上手前から振り返り眺望を楽しむ。



11時28分笹ヶ峰着。

寒風山から1時間24分



チチ山の左に赤石山系

よく目立っているのは西赤石山だろうか



冠山とチチ山の間には工石山などの向こうに徳島の山々がクッキリと見える。



剱山、三嶺、天狗塚



ノンビリと昼食にするがかなり寒い。

次々と登山者がやってくる。

12時丁度、南下山道から大座礼林道に向けて下る。




最初は緩やかな笹原を下る。

寒風山や伊予富士が美しい



笹原が続くが段々急となる。

家内が二度程滑って尻餅をついた。



30人程の団体が登って来た。

若い人から年配の人まで混じった団体だった。



大ブナの群生地に着くが当然黄葉は終わっている。

しかしとても良い雰囲気。

立派なブナの大木が多い



リョウブの純林などがありノンビリ下るが段々急となりロープ場もある。

この坂を登るのは大変だ



噂通りの急坂を下ると膝が痛くなり一休憩。

二組の人達に追い抜かれた。

皆さん軽やかに下って行く。

若い時膝を大事にしておれば良かったなあ。

後悔してももう遅い。



13時42分コースタイムよりかなり遅れて林道着



足はかなり限界だが林道を少し上りながら寒風茶屋を目指す

立派な滝が轟音を立てて流れ落ちている。



防災工事の進む林道を歩いて寒風茶屋に14時35分着

車に乗ろうとするとお声掛けがある。

なんとwaiwaiさんとお千代さんご夫妻だ。

一の森でお会いしてからもう1年以上になる。

愛媛に帰ってこられて家も完成したとのこと。

懐かしさに話が弾むが寒くなってきた。

失礼して我が家に向かう。

今日は思いがけず素晴らしい霧氷に出会うことが出来た。

また嬉しい再会もあった。

来週はもう冬となる。

雪山をゆったりと楽しむ季節がやってくる。




里山倶楽部四国編

ホームページにも是非お立ち寄りください
inserted by FC2 system