− 柴小屋山はシコクママコナの花園 −
大道丸のヒオウギ大群生
今日も朝からむっとする様な暑さ。真夏日の予報が出ている。
昨日の焼山寺山は暑かった。
今日は楽ちんで１２００ｍの稜線歩きが楽しめる芝小屋山に行ってみよう。
ＲＥＩＫＯさんが天神丸でヒオウギの群落に出会ったそうだ。
大道丸のヒオウギも咲いているかもしれない。
柴小屋山には、新緑や紅葉の時期そして雪の時期にしか歩いたことがない。
真夏に歩くのは初めて。
 
神山町役場から林道に入り３０分ほど走ると柴小屋休憩所上の駐車場に着く。
今日も誰も来ていない様だ。
柴小屋山はアケボノツツジの時期を除くとほとんど登山者がいない。
８時１０分登山開始
 
足下にはゲンノショウコがポツンポツンと咲いている。
赤い花びらが落ちているので上を見るとヤブウツギが今頃まで咲き残っている。
トサミズキ等の雑木が鬱蒼と生い茂っている。
潜る様にして進む。
 
サワオトギリに朝露が美しい。
最初のピークに近づくとシコクママコナが群生している。
なんとまあ！すごい群生。
何処までもシコクママコナの花園が続く。
 
ヤマジノホトトギスがひっそりと咲いている。
まだ蕾が多い。
柴木屋神社の鳥居を過ぎて古い階段を上る。
今年の春の雨氷で痛んだブナ林も緑濃くなっている。
 
３０分ほどで柴小屋山１２４９ｍに到着。
楽ちん登山。
涼しい山頂のシロモジに実がなっている。
もう少しすると白くはじけることだろう。
枝先が折れてはいるがブナの緑が色濃くて力強く感じられる。
 
大道丸に向かうとシロヨメナの様な小さな花が沢山咲いている。
でも葉が菊科の花ではなさそうに見える。
シュンジュギクかな？
 
あっ！ヒオウギが咲いている。
ヒオウギの花が終わった後はクルクル捻られてその後大きな実になるらしい。
９時３分大道丸到着。
涼しい風が吹いて気持ちが良いがやはり気温が高く喉が異常に渇く。
大道丸から北斜面を降りていくと咲いていました。
ヒオウギの大群落。
一面のヒオウギはすごい迫力。
こんな大群落見たことがない。
二人とも大感激！
 
ヤマゴボウの赤い実を見て崩れた林道に出る。
上勝の山々がくっきりと見える。
右奥は高丸山かな。
この黄色い花は以前名前を聞いたはずだが忘れてしまっている。
ＹＵＵＭＩＮＮさんからキガンピだと教えていただきました。
ありがとうございます。
来年会ったときはきちんと覚えておきたいものです。
 
アケボノツツジの展望岩に登り昼食タイム。
涼しい風が吹いてこのまま寝てしまいそう。
ところが岩の端に生えているツツジの木に腕が触ったとたん鋭い痛みが走る。
みるみる腕がしびれて刺す様な痛みが広がる。
最初トゲかと思ったが丁度イラガに刺された様な感じ。
消毒液やムヒエスを塗るが痛みは取れない。
まあ毒で腕が腐ることもないだろうから我慢する。
 
岩の上には見慣れない花の蕾
チャボツメレンゲかな？
もう少ししたら花が咲きそう。
しばらくノンビリしたが岩の分岐まで登り返して薬研谷に降りる
 
一面に小さな小さな花が咲いている。
ヒメオトギリだろうか？
四国の道を柴木屋山に向かうと、斜面にはクサアジサイが所々に咲いている。
この山のクサアジサイは赤色が濃い
普通のあじさいの様に土壌の酸性度によって色が異なるのだろうか。
足下に見慣れない淡紅色の花が？
葉っぱはキランソウによく似ている。
なんて可愛い花だろうか。
松山のＹＵＵＭＩＮＮさんや蘭ちゃんからヤマジオウだと教えていただきました。
ありがとうございます。
初めての花に出会うのはうれしい。
それが可愛い花だと余計にうれしい。
葉がキランソウに似ていると思ったらミヤマキランソウの別名もあるそうです。
 
丸いピンクの蕾もお菓子の様だ。
此処にも白い不明花が沢山咲いている。
 
ヤマトウバナやコフウロもよく見れば可愛い。
 
尾根道に帰るとキンミズヒキ
 
テリハラノイバラの花かな。
ヒオウギにクロアゲハが留まって蜜を吸っているが警戒心が強く写そうとすると飛び去ってしまう。
しかしすぐに帰ってくる。
黒いアゲハは赤い花が好きだと言うが本当だった様だ。
またシコクママコナの花園の中を帰って行く。
白いシコクママコナ発見。
珍しいなあ。
ノリウツギが青空に映える。
 
１１時５３分駐車場に帰ってきた。
上勝のスーパー林道が工事中なので神山周りのバイクが多い。
気温がぐんぐん上がってくる気配。
飛んで帰って熱いシャワーを浴びてまたビール。
暑いときには缶ビールは、缶のまま飲むと美味しくない。
冷やしたビヤグラスに注いで一気に飲む。
リクライニングチェアに座っているといつの間にか寝てしまった。
極楽だなあ．．
里山倶楽部四国編
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