柴小屋山 大道丸 2009/10/18 
里山倶楽部四国編

素晴らしい柴小屋山のブナの黄葉

薬研谷のアケボノツツジの紅葉

そして謎の柴木屋神社 またの名を妙見神社奥の院を訪ねる。

またまた謎の「こうね氷小屋跡」にも行ってみた。



柴小屋山のブナの黄葉を見に出かける。

天気は最高。秋の青い空が高く晴れ渡っている。



白樺の紅葉が逆光に映えて美しい。



何時もの駐車場から徳島市内を眺める。

9時10分出発。

昨年綺麗だったサワフタギのブルーの実が見あたらない?



シロモジの紅葉が美しい。

柴木屋神社の鳥居の前で考える。



10年程前に祠まで行った事がある。

ザレた悪い道だった。

しかしもう忘れてしまっている。

もう一度行ってみよう。

看板には妙見神社奥の院と書いてある。

肝心の妙見神社は何処にあるか解らない。



やはり下り口からしばらくはザレた道が続く。

シャクナゲの群生地を越えると昔の道が残っている。

樹木の表示板があるところを見ると昔は遊歩道の様になっていたのかな?



灰皿が忘れられた様にポツンと佇んでいた。



紅葉が美しい谷をどんどん下って行く。

少し巻いて登ると大岩の下に祠があった。

ここが「柴木屋神社」またの名を「妙見神社奥の院」かな?


2016年6月4日

ネット検索していて、神山町野間に妙見神社がある事が解った。

早速出かけてみる。

神山の役場東側の道を真っ直ぐ登って行く。

何時も通っている野間伝林道の直ぐ下の道にぶつかる。

そこに鳥居が有り神社は階段上にある。

役場から歩いて10分も掛からない。



古くて小さな神社だが、立派な石の鳥居が奉納されており今でも氏子の信仰が厚いと思われる。



上一宮大粟神社の社伝によると「伊勢国丹生の郷から大宜都比売命が神馬に乗って八柱の随神を率いて遷られた」とある。

その随神の一柱である豊雲野神(別名:豊斟渟尊)がこの妙見神社の祭神らしい。

此で長年の疑問だった柴木屋神社の謎が解けてホッとした。



妙見神社から眺めた神領



また元の登山道に戻り、紅葉し始めたブナの林の中を登る。



ヒメシャラの大木も少し黄葉している。



カエデも黄葉真っ盛り。



柴小屋山に近づくと輝く様なブナの黄葉。



頂上にあった古い木の鍋ぶたの様なキティ標識は新しく替えられていた。

でもなんか貧弱。

昔の方が趣があって良かったのになあ。



可愛い赤い実は何だろう?



まだ少し緑色が残るが素晴らしいブナの黄葉に包まれて至福の時間を過ごす。



青空にブナの白い肌も映える。

こんな贅沢な空間に誰も来ないのが不思議。

おかげで心ゆくまで楽しむ事が出来る。



充分に堪能して大道丸に向かう。



音がして振り返るとジェットが横切っていく。



おお!黄色い色の氾濫している中にエンジの渋い色が!

アセビの大木が早くも蕾を付けている。



モミジも色とりどりに紅葉している。



少し色の濃いのはリョウブの黄葉。



大道丸でコーヒータイム

此処にもキティの新しい看板が..



ツツジの紅葉が鮮やかな道を下って行く。



ヒオウギはその扇の様な葉が鹿にみんな食べられていた。

でも黒い実は残っているのでまた来年咲くだろう。

シロモジの実が沢山落ちているが弾けてはいない。



壊れた林道に出て大道丸を振り返る。

山中が燃えている様だ。



エゴノキにビッシリと白い実



ブナやツツジの紅葉の美しい東の尾根を薬研谷に向かって下る



卵の様なキノコ



大岩まで来ると谷の向こうにアケボノツツジの素晴らしい紅葉。

花も美しいけれど紅葉もすごいなあ!



?の実



薬研谷まで降りると道が大きく痛んでいる。

8月の大雨で痛んだのかも知れない。

いつもの広場で昼食。

正面の薬研谷の石門が赤く彩られている。



また汗びっしょりになって柴小屋山まで登り返す。



逆光のブナも美しい



13時33分登山口着



時間も早いので以前グランパさんが言っておられた「こうねの氷室」を探しに行く。

白樺か美しい。



最初、高根山登山口から林道を柴小屋山の方に回り込んでいく。

しかし、2年前に完成したばかりの林道は大きく掘れていて、とがった石がゴロゴロしている。

四駆のタイヤでもすぱっと切れてしまいそう。



引き返して旭の丸の方に進むと広場の横に標識盤みっけ。



保存会の皆さんが整備した道を下って行く。

かなり下る。



10分余り、標高差70m位下ると氷小屋跡があった。

直径2m深さ5m位の石積み縦穴の氷室だった。

此処に昔小屋があったのだろうか?



引き返そうと上を見ると猪君達が並んでこちらを見ている。

直ぐに運動会の様に走り去った。

大きな石が沢山落ちて来て吃驚。

広場に帰るとなんと此処は大雨の度に「旭の丸400ミリバール」とか言っている徳島の大雨ポイント。

自動雨量測定ロボットがあった。



足下に綺麗なリンドウ。

アサマリンドウも清楚で良いがリンドウの濃い青色も凛としてまた良いなあ。



あれっ!始めて見る花かな?

林道沿いの茂みの中に可愛い花が!

ときめき 花の登山道」のHIROさんから「ヒメコウモリ」ではないかと教えていただきました。

何時もありがとうございます。

里山倶楽部四国編
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