冬の里山 塩塚峰 霧の森から周回  2009/12/13
          里山倶楽部四国編 

− 霧の森〜志の道〜新瀬川登山口〜塩塚峰〜栄谷登山口〜霧の森 −

今日はよい天気、のんびりと塩塚峰を歩いてみよう。

塩塚峰は昔登った事があるが、その時は頂上直下まで車で上がった。

ススキの綺麗な高原というイメージが残っている。

所がグランマー啓子さんのレポートで新宮から周回できる事を知った。

標高差も800m位あるので十分に歩きを楽しむ事が出来るだろう。



新宮ICを下りると直ぐに霧の森駐車場がある。

駐車場には一台停まっているだけ。

トイレをお借りして7時55分出発

標高270m

直ぐに左へと「志の道」に向かう。

5分くらいで県道から分かれ市道(左)に入っていく。



松下幸之助氏の碑を過ぎて立派な旧家がある。



新88カ所のお地蔵さんが並ぶ。

勝海舟や吉田松陰の石碑が続く。



最後は土光登美さんの碑



20分程で自然の家前のバス停に着く。

「新宮少年自然の家(昭和45年に閉校された新成小学校跡)」が道を下ったところに建っている。

「少年達よ 自然と語ろう..」書かれた看板がある。

今年も夏休みには西条飯岡小学校の5年生が此処に泊まって塩塚峰に登ったらしい。



更に新瀬川に沿って登って行く。

妙剱宮の前を過ぎると傾斜が急になる。



お茶畑に古い農家が建つ

立派な石垣が続く。



程野の集落は大きな牛舎のある家が多いが既に牛は居ない。



ログハウスなども点在している。

見上げると険しい山

あの山を登って行くのかな?



シキミの畑の間を登って行く

8時50分、村営福祉バス新瀬川停留所着

既に汗びっしょり。

上着を脱いで出発。

標高437m

 ここから頂上までは2.5q標高差600m位。

廃屋?となった民家の間を登って行く。



沢を渡り右岸を上っていく。



新しい橋を越えて登ると立派な石積みが続く。



昔はこの辺も人家があったのだろうか?



10m程のトドロの滝が大きな音を立てて流れ落ちている。



また沢を渡り左岸を上る。



しっかりした登山道を登ると突然見晴らしが開ける。

9時18分



岩場がありトトロの休場の標識

遙か上に笹原のピークが見える。

一息入れる。



伐採跡を横切る。



右手に笹ヶ峰方向の山並み。



一旦下って行くが細い道にはロープが付けられている。

毎年小学生が登るので良く整備されている。



小谷分岐に着くと立派な石垣が幾重にも作られている。

昔の棚田とか言われているがこのような場所で米が作られていたのだろうか。

今はヒノキの植林が育って薄暗いが、当時は植林が無くて南に開けて明るかったのかも知れない。

水は豊富にあるので良い棚田だったのかも知れない。



だんだんと傾斜が急になる。

大岩通過



植林地から車道に出る最後の坂はかなりの急坂。

尾根に上がって左へと曲がるとようやく緩やかな落ち葉フカフカ道

このような道ばかりだと良いのだけれど。



車道に出て左へと塩塚峰山頂を正面に見て進む。

がまん坂の標識から山道に入る。



西方向には法皇山脈が連なる



防火帯の様な真っ直ぐな道は単調できつい。

オヤマボクチの花の跡かな?



稜線まで登り切ると素晴らしい眺望。

目の前に雲辺寺や翠波峰の稜線が美しい

左へと頂上を目指す。



ご夫婦が頂上から下りてきた。

東の東屋から登ってこられたらしい。

10時21分「塩塚山」と書かれた塩塚峰1043m頂上着



西には翠波峰から赤星山、二つ岳などが連なっている。



南西には三足山、カガマシ山、笹ヶ峰などが連なる。





北には雲辺寺山

人工スキー場の雪が白く輝いている。

雲辺寺山の向こうには讃岐平野が広がっている。



まだ時間も早いので東の東屋まで行ってみる。

北には真っ赤な屋根のキャンプ場を見下ろす

東屋のピークまでは小さなピークをいくつか越える。



振り返ると塩塚峰の三角錐の頂上が美しい。

10分程でピークに着く



南には黒滝山、野鹿池山、剣の山、三傍示山、そして右奥に白髪山



そして目の前に天狗岳



東には国見山が大きく見える。

その左には中東山、その奥に矢筈山系

国見山の右奥には剣山から、三嶺、天狗塚



叔父さんがやってきてグライダーで遊びだした。

面白そうだなあ。



グライダー叔父さんの連れがやって来たので食事はやはり頂上でする事にして引き返す。

こんな所にツチグリが転がっている。



頂上まで帰ってきて南斜面で昼食。

足下にヒメヤブランの黒い実が輝いている。



のんびりして11時35分下山開始

ノイバラの赤い実が目立つ



広々として高原の様な塩塚峰を振り返る。



霧の高原にやってきた。

立派なキャンプ場だなあ。

12時7分舗装路を歩き始める。



車道を西へと向かう。



T字路から左へと入り未舗装の林道を進む。



電信柱の林立する所から右へと下って行く。



立派なアカマツ



植林の急坂を下っていく。



アカマツが多い為、足下には枯れた松葉が絨毯の様。



林道まで15分の標識

12時42分

更に急坂を下ると炭焼き小屋跡



中も綺麗で今でも炭を焼く事が出来そう

橋を渡ると農地跡に出る。



最終民家は人の気配はない。

庭は綺麗に整備されていて庭園の様だ。

山水が湧きだしている。

道沿いにはアザミが咲いている。

まだ蕾も沢山持っている。



石垣にはフユイチゴの実がたわわ。

13時10分車道に出る。

標識の分岐から28分も掛かってしまった。



陽の当たる所にはハコベが群生。



車道を下って行くと新しい民家もあり人が住んでいる。



立派な石垣のある屋敷跡

ホトトギスが今頃咲いているなんて



こんな所に栄谷山荘と木工房



民家の庭には苔玉が沢山ぶら下がっている。

何の花を育てているのかなあ。



道端にはオオイヌノフグリやムラサキケマンが沢山咲いている。

まるで春みたい。



13時37分志の道に着く

13時42分霧の森駐車場着

車が満杯になっていた。



霧の森ふれあい館で霧の森大福と豆乳プリンを購入。

霧の森大福は直ぐに食べる事の出来る物は既に売り切れ。

冷凍しか残っていなかった。

家の冷蔵庫で5時間程解凍しないと食べる事が出来ないとか。

直ぐに食べたかったのに残念。

代わりに産直市で焼き芋を買って食べる。

今日は小春日和の中のんびりと山歩きを楽しむ事が出来た。

来週は寒くなりそうだとの天気予報。

雪山を楽しむ事が出来るかも?


里山倶楽部四国編
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