早春の里山  高丸山 旗立山   2012/05/05
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− 快晴の高丸山 ちょっと旗立山へ −


今日は、朝から良い天気

本来なら薬研谷にアケボノツツジを見に行く予定だった。

しかし、今年は既に終わっているらしい。

とすれば砥石権現か高丸山のアケボノツツジが見頃かもしれない。

今日はこどもの日なので高丸山は春の祭典で御神輿が出る。

ブナも芽吹いていることだろう。



7時50分気持ちの良い天気に足取りも軽く出発

中津峰や国見山ではもう終わっていたシハイスミレが花の盛り



家族連れが大勢追い越していく

水場近くではシロバナネコノメソウが綺麗に咲いていた



まずは三つ尾の峠を目指す

ブナが芽吹いて眩しいような緑の世界が広がっている。



足下にはワチガイソウが咲いている

ブナの芽吹きは例年より早く進んでいる



ブナの芽吹いたばかりの葉は小さくて光が透き通るので柔らか光が降り注ぐ



目覚めたブナの古木がその存在感を主張している。



三つ尾の峠から登山道に入るとミツバツツジが咲き始めている。

標高の低いところではアケボノツツジは既に散っている。



見晴らしの良い岩場にくるとアケボノツツジが綺麗に咲いている。

つい足が速くなる。



頂上直下でも満開

頂上には先ほどの家族と可愛いワンちゃん

三嶺のシロと良く似た犬で温和しくて甘えてくる。



8時42分頂上着

雲早山が良く見える



雲早山縦走路に降りてアケボノツツジを楽しむ

昨日の強風で散ってしまったのではないかと心配したが綺麗に咲いていた。



アケボノツツジを見ながらコーヒータイム

至福の時間が流れる



西三子山とアケボノツツジ

昨日の大風でかなり花が少なくなっていた。



たっぷりアケボノツツジを楽しんで頂上に戻ると先ほどの家族が帰り支度中。

八重地の出身で今は大阪に住んでいるが祭りには何時も帰ってくるそうだ。



此の山のシハイスミレの色は淡いピンクでとても素敵

今年はもう最後だと思われるので心ゆくまでその色合いを楽しむ



高丸山は花の咲くのが遅い

他所の山ではもう葉になっているシロモジが丁度満開

今年は綺麗なシロモジを見るチャンスを逃していたので嬉しい。



頂上直下のブナは丁度芽吹き始めている



少し下ったところにも見頃のアケボノツツジが青空をバックに咲き誇っていた。





標高が下がるとミツバツツジが満開

ミツバツツジを見る特等席の岩場で休憩。

お祭りまでは、まだ時間がたっぷりある。

コーヒーを飲んで花の蜜を吸うハナマル蜂を見ていると気持ちが良くてついウトウトしてしまう。



ゆっくり降りても時間はまだまだある。

以前見つけることが出来なかった旗立山に向かう。

石灰岩の岩が多い。



岩場には可愛いフデリンドウが群生していた。



ヒメシャラも芽吹いていた

ヒメシャラは芽吹くとすぐに濃い緑となるので、この様な淡い緑に出会うことは少ない。



背の低いブナがあり芽吹きを目の前で見ることが出来た



快適な尾根道をアップダウンを何回か繰り返し進む。

茶色のリスが飛び出してきて私たちをキョトンと眺めている。

撮影しようと思ったらあっという間に走り去った。

しばらく行くと林道に出た



林道を左に進み東屋を過ぎると左側に「順路」の標識

その反対側に標識がある。

前回は此処で意味がわからずに引き返した。

この黄色い線上のピークが旗立山らしい。



引き返すように登山道を上る

木の階段道となるが、一段が高く岩を登るような感じで登って行く



水平な道をしばらく進むと旗立山の山頂標識(1287m)とベンチがあった。

キティの標識に合うのは久しぶり

10時46分



立派な道標に従って降りてゆく



林道に降りるところは少し崩壊している

随分とゆっくりしたので急いで元来た道を引き返す

登り返しが足に応える。

11時20分旗立て分岐に帰ってくる。

旗立山から旗立て分岐まで30分かかっている。



高丸山荘まで帰ってくるとブナの新緑が美しい



地元の人たちが大勢集まっている

コミヤマカタバミの咲いている何時もの倒木に座って昼食

御神輿が降りてくるのを待つ



目の前に立派なブナの木

千年の森の人たちもやってきた

八重地から歩いてきたらしい。



やがて神社から御神輿が降りてきた



「チョウサヤ チョウサヤ」と言って広場を練り歩く

千年の森参加のご婦人からHP見ているとお声がかかる

ありがとうございます。

8月にはツアーで立山三山縦走に行かれるそうだ。

私たちが行ったときは天気が悪く眺望がなかった。

天気が良ければ素晴らしい眺望を得られることだろう。





御輿がしばらく練り歩いた後、神事が始まる。

みんな和やかに眺めている。



次から次へとお祭り参加者がやってくる。

若い人たちも多い

十分お祭りを堪能したのでお先に失礼する。

ヤマルリソウが沢山咲いていた

優しい色のシハイスミレにまた来年会いましょうとお別れする。



水場の下には今年もサイコクサバノオが咲いていた



花の後に実がなっている

この実がサバの尾に見えるため「サイコクサバノオ」の名が付いた



朝ツボミだったフデリンドウが陽気につられて花を開いていた。

駐車場は満車で道路にも車があふれていた。

今日は昨日とは打って変わって素晴らしい天気だった

昨日の嵐は凄かった

北アルプスで悲惨な事故があったようだ

急な吹雪に遭い低体温症で亡くなったらしい。

春山といえどもゴアテックスなどの雨具とフリースやライトダウンそしてエマージェンシーシートは必需品だ

今日は一年で一番美しい高丸山のブナに逢う事が出来て大満足の一日だった。



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