秋の里山 高城山    2012/10/21
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- 天気はパットしないが素晴らしい紅葉に出会った -

今日も秋晴れの予報

徳島で一番ブナが美しいと思われる高城山に出かける。



ファガスの森に8時に到着。

トイレをお借りするとピカピカに磨かれている。

最近、四季美温泉が管理しているらしいので、掃除が行き届いているのだろう。

地下足袋王子の教育が良いのかも。

ヒメシャラが青空に気持ちよさそうに背を伸ばしている。



レストランの入り口にはライダーが二人テント泊していた。

8時8分出発



登山口からすでにブナの黄葉が素晴らしい。



朝日にシロモジも黄色く輝いている。



尾根を行くとカエデの紅葉もすばらしい



高丸山のブナはすらっと背が高いが、高城山のブナはゴツゴツと無骨な感じがする。



イロハカエデのように真っ赤ではないが、大木が多いヤマモミジの紅葉は見事だ



歩き始めたばかりなのに色とりどりの色彩の変化が素晴らしくて見とれてしまい足が進まない。

ブナの黄葉は始まったばかりのようだが、カエデはすでに紅葉日を迎えている。



いったん林道に出てすぐに登山道に入る

標高が上がるとブナの黄葉が進んでいる。



ヒメシャラとブナの競演



しばらく登ると緩やかな尾根道となる



ブナとモミジの大木が隙間なく色付いた葉を広げている。



ナナカマドも紅葉が始まっているが、真っ赤ではない。



去年は沢山咲いていたキッコウハグマは、ほんの少ししか咲いていない。

それでも少し咲き残っていてくれたのでうれしい。

小さな花だが本当に愛らしい花だ。



もうすでに多くの花が実になっている。

今年は花が咲くのが早かったようだ。



右が切れ落ちているシャクナゲ尾根に来るとブナが段々色付いてくる



黄色と赤のモミジの競演



シャクナゲの多い岩場を少し下るとブナの広場となる。

ブナが黄色に輝き光のシャワーを浴びているようだ



柔らかな黄金色の光が体を包み込んでなんと幸せな気分だろうか



ロープのある急坂を踏ん張って登り切ると、頂上手前に千手観音のようなブナが数本あるがまだ黄葉していない。



頂上のすぐ下にはマユミがピンクの実を付けている。



まだ赤い実は弾けていないが、ピンクの実は狸のかんざしと呼ばれるのにふさわしい。



高城山山頂 9時50分着

ブナやカエデに見とれて立ち止まってばかりいたのでずいぶんと時間がかかった。

三角点でコーヒータイム

目の前に一の森と剣山がどーんと横たわっている。

右肩には三嶺、左肩には石立山が見える。



葱坊主がすぐそこに見えているが今日は立ち寄らずに南西尾根を降りる

マユミの木が多いのに驚く



バライチゴの花と実

少し戴くがよく熟していて美味しい。



笹のように見えるのはテンニンソウ

見事なモミジの木が多い



風もない静かな山、ジェット機が鋭い音を立てて青空を横切っていった。

少し下るとブナが多くなる。



此所のブナは背は高くないが、味のある姿をしている。

テンニンソウは先を鹿にかじられて、背が低くなっているが木々の幹は全くかじられていない。

山域によって鹿の食害の様子が異なっているのが不思議だ。



俺は頑張って生きているぞって感じのブナ



高城山の南西斜面はこの開放感が堪らなく素敵だ

平原の周りはカエデやブナの紅葉に彩られている





これもまた素敵なポーズをとったブナ



鉄塔に向かって降りていくと風の広場にバスが停まっている。

今日は四季美谷ツアーは樫戸丸に行っているようなのでそのバスかな?



マユミの向こうに八面山などの木屋平から一宇への山並み



素晴らしい稜線歩きはこれで終わり

10時48分 スーパー林道ら降り立つ

南高城山の登山口まで標高1400から1500mへと登っていくので道の両脇はブナやカエデの紅葉、黄葉で素晴らしい。



高城山の南斜面は素晴らしい錦絵のようだ

ドウダンツツジのような真っ赤な色がないが、この柔らかな色合いは心が安らぐ。



見とれているとライダーが突然やってきて驚く。

秋晴れの元バイクで走るのも気持ちが良いだろうな。



まだ緑色の割合が多いがこれから11月にかけて赤や黄色に色濃くなっていく事だろう。



モミジの競演

茶色のモミジはウリハダカエデ



高城山にブナが多いのは知っていたが、いろいろなモミジヤカエデの大木が多くあるのに驚いた。

本当に色とりどりで見事だ



樹高20m以上はある大モミジ

樹冠は真っ赤だが根元はまだ青い葉もある。

その色の変化が美しい。

実物は光が反射し輝いてもっともっと素晴らしいが、写真だとその美しさが出ないのが残念だ。



スーパー林道最高地点の徳島のへそ標高1500mまでは上り坂

気温が低いのにいつの間にか汗をかいている。

徳島のへそには景色を楽しんでいる人たちがいた。

目の前には雲早山から高丸山への山並み。

雲早山の左には鮎喰から阿讃山脈までの町並みが見える。



林道を少し降りたところでブナやモミジに囲まれて雲早山や高丸山を眺めながら昼食

お握りだけでもとても美味しい。



ここからは下り

のんびり黄葉を楽しみながら歩く

それにしても道路の両脇がどこまでもすばらしい紅葉や黄葉のオンパレード

このような素晴らしい林道歩きは経験した事がない。



アサマリンドウが群生しているが花期が終わっているのか花が開いていない

この薄青い色のはの木は何だろうか?



たっぷりと林道歩きを楽しみ目が赤く染まって疲れてきた頃ファガスの森に到着

13時13分

もち投げの用意が始まっていた。

こんなにすばらしい紅葉で、もち投げまであるというのに意外と人は少ない。

紅葉スポットとしてあまり知られていないのかな?

家から1時間あまりで来る事ができる場所にこんなすばらしい紅葉スポットがある事に感謝

帰りはおきまりの神山温泉

昼過ぎなので温泉客も少なく、ゆったりと疲れを癒やす。




里山倶楽部四国

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