冬の里山  天狗塚     2012/01/14
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− 壺足歩きに疲れたけど素晴らしい白銀の天狗塚に感激 −

先週天狗塚へ行きたかったが林道の様子などが解らず断念して寒風山に登った。

しかし、てんきちさんやトンちゃんさん達が登られたとのレポートをエントツ山さんの掲示板で拝見した。

これはチャンスだ。

今日も天気は良い予報。

張り切って出発。



西山林道では、道路工事中

凸凹の道路が綺麗に整備されていた。

舗装をし直すのだろうか?

砂防堰堤のあたりまでは復旧工事の車が通るので除雪されている。

土砂捨て場は誰の車も停まっていない。

その先は雪が深くなるが、1台通っている轍がある。

所々尻を振るが無事登山口に付くと、やはり香川ナンバーのラッシュが停まっていた。

やはりてんきちさんが来ているようだ。

てんきちさんは天狗塚に100回以上も登っている天狗塚のスペシャリストだ。

9時4分出発

取っ付きの急坂から積雪がソコソコある。



適度な雪道は歩きやすい。

9時54分 1476mのピークに着く

登山口から50分程だから快調なペース

スポーツドリンクを飲んで一呼吸入れる



家内は直ぐに出発する

一旦鞍部に下ってから登り始めると突然積雪が多くなる。

夏道は全く見えない

てんきちさん?のスノーシューの跡しか残っていない。

スノーシューもかなり沈んでいる。

その跡を歩くと軽量の家内でもボコボコと壺足になる。

踏み抜くと腰のあたりまで埋まりなかなか脱出できない。



急坂にさしかかると、足を抜いて前に進むのが困難になる。

スノーシュウは適当にルートをとって進んでいるので笹の上などではラッセルしなければ進めない所もある。



写真を写すために手袋を外すと、痛い程寒い

雪道にもがきながら写真を写すのは大変



やがて、はっきりしたトレースに交わりしばらくは楽ちん



所がロープ場のあたりでは、また深い雪でもがきながら登る。

深い壺足となると足を持ち上げてもまた埋まるので、膝で押して足場を作り少しずつ進む。

最後は手が沈まないようにストックを横にして這って登る。


樹林帯を抜けると日が差してきた

牛の背が白く輝いて見える。



振り返ると何時もは落合の部落が見えるのだが今日はガスって居て見えない

相変わらず苦しい登りが続く



日が差して矢筈山系が見えるようになった

霧氷が日に輝いて美しい

急斜面で振り返ろうとすると滑るのでカメラだけ後ろ方向に向けて写す。



スノーシュウの足跡が夏道もより左に振れてきた

西熊山がくっきりと見える

途中で右に振ってルートを修正している



ひたすらまっすぐ登るのはきつい

もくもとく足を運ぶ

右に牛の背と天狗塚のピークが見えてきた



標高が高くなると雪が締まってきた

家内のペースが上がり付いていけない

太股や脹ら脛が悲鳴を上げる



輝く西熊山

笹の中のえぐれた登山道は雪で埋まっている

雪道の単調な一本登りは所々ズボッと抜けるので大変



コメツツジはすっかり雪に埋もれている

峠近くなると深くえぐれた夏道は踏み固められている。



周りを見渡すと樹木が一面雪に埋もれている





こんなに雪の深い天狗峠を見たのは初めて



11時50分家内にかなり遅れて天狗峠到着

1476mピークから2時間近くかかっている。

一度も休むことなしに登り続けたのに何時もの倍位時間がかかった

一休憩したかったが家内は体が冷えるからとそのまま出発



ガスが晴れて綺麗に顔を出した天狗塚に向かって一旦下って行く

所がこれが意外と大変

ズボスボ抜けるのでとても歩きにくい



あれっ!

天狗塚頂上直下を登る人影が見える

てんきちさんかな?

かなり苦労して登っているように見える



鞍部の大岩から頂上を見るとてんきちさんは登頂したようだ



コメツツジに積もった雪が素晴らしい造形美を見せている




いよいよ輝く天狗塚の三角錐に向かって登って行く



樹氷が輝く急坂に取りかかると、てんきちさんが走り降りてきた



てんきちさんお久しぶり

スノーシューのトレース跡利用させていただきました

ありがとうございました

先週も天狗塚に登っていただけあって顔が雪焼けしている

お互いの健闘を祈ってお別れ





矢筈山系が綺麗に見えだした。

根性を入れて登り始める



所々太股まで落ち込んで、もがきながら登る

苦しいが素晴らしい白銀の世界



まるで天空に向かって登って行くみたい



12時38分天狗塚頂上着

天狗峠を振り返る



牛の背も真っ白

土佐矢筈山の向こうの愛媛の山々は薄くガスっている



以前雪の日に登った時には鹿の集団が走り回っていた斜面には鹿の姿は全く見えない

駆除されたのか?

どこかに移動したのか?

じっくしりと景色を楽しんでから記念撮影

今日は思ったより雪が深かったため、途中で何度か断念しようと思った

何とか頑張って登頂できたために感激も一段と大きい



天狗峠の向こうに西熊山、三角錐の三嶺そして高ノ瀬や丸石などの縦走路に続き剣山と次郎笈が並んで見える



景色を十分に楽しんで下山開始

天狗峠を見ると、てんきちさんが誰かと話しをしている



風紋が素晴らしい



天狗塚を振り返る



鞍部の大岩で風を避けて昼食

お握りと何時ものチゲスープ

タイガーの魔法瓶に入れたお湯は、朝五時頃入れたのに、まだ十分に熱い。

さすが高いだけのことはある。

別の魔法瓶に入れてきたコーヒーもホッカホッカ



13時32分天狗峠に帰ってきた

もう誰も居ない

先程の登山者はここから引き返したのかな?

天狗塚と牛の背を振り返る



矢筈山に向けて下って行く

右には三嶺と剣山、次郎笈



矢筈山系に向けて下って行く時の高度感と絶景の素晴らしさは特別の感がある。



樹木帯の手前でなんと剣の昔乙女さんが待っていてくれた

去年お高越山でお会いして以来だ。

てんきちさんから私たちが来ていると聞いて待っていてくれたらしい

寒いのにありがとうございます

それにしても雪の天狗塚に一人で登ってくるとは!

お話をしながら楽しく下山する。

急斜面は尻セードで下る

登りの苦しさと打って変わって楽しい下り



15時6分登山口着

いつもの池田のあわの抄の温泉で暖まって帰宅

今日は久しぶりにてんきちさんや剣のむかし娘さんにお会いできて楽しい山歩きとなった

雪が深くて苦労したが登頂できた時の感激は大きかった。

天気も良くなり最高の景色を見ることが出来た




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