早春の里山  残雪の天狗塚   2012/03/03
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− 雪は少なかったけど素晴らしい霧氷が一杯の天狗塚 −

今日は曇りだが、昼過ぎには晴れ間が出るかも知れないとの予報。

久しぶりに天狗塚に向かう。

落ち合い集落展望所の手前の農村民宿には福寿草が3000株も咲いているらしい。

見ていこうかと思うが、帰りにでも寄る事にして通り過ぎる

(帰りにはすっかり忘れていた)

工事中だった道路は最終民家のあたりまで綺麗に舗装されていた。



西山林道も雪は無い。

一カ所橋の所だけ雪があったが、ノーマルタイヤでも大丈夫だろう。

登山口に着くと、一台も車が停まっていない。

てんきちさんは今日はお休みかな?

8時45分登山開始

雪は完全に消えている。

下の広場を見下ろすとプラドが一台停まっている。

先行者が居るのかも知れない。



林道が3カ所横切っている。

ドンドン増えてくるなあ。

一番上の林道のあたりから雪が出てくる。



途中からガチガチに凍っていて、急坂では滑りまくるのでアイゼンを付ける。

1476mピークに9時39分着



一旦下って登り返すあたりから雪が多くなる。

表面はカチカチに凍っているが踏み抜くとかなり深く壺足となる。

先行者の足跡が付いている。

先程のプラドの方達かな?



モミの樹林帯を抜けると青空が見えてきた。



気温が高いのに霧氷が沢山付いていて綺麗だ。



振り返ってもガスが広がり眺望は良くない



ガスが流れると一瞬、西熊山が顔を出す

頂上に近付いても雪は少ない。

前回は真っ白な雪に埋もれていたのになあ。



コメツツジにはビッシリと霧氷が付いている。

ミヤマクマザサは雪が融けてかなり顔を出している。



北東斜面には素晴らしい霧氷の景色が広がる。



牛の背も顔を出した。

ガスの流れが激しい。

真っ白になったと思ったら青空となる。



素晴らしい霧氷を楽しみながら登る。



前回はモンスターとなっていたコメツツジには可愛い霧氷がビッシリと付いている。



10時46分天狗峠着

天狗塚の方から2名の男性がやってきた。



藍住の方達で天狗塚周辺には良くこられているそうだ。

先週も登られていたようだ。

しばらく話をしているとガスが晴れてきて三嶺がくっきりと見えだした。



皆さん喜んで撮影タイム

十分に眺望を楽しんでお別れする。



天狗塚に向かって出発。

くっきりと見えていたと思ったら直ぐにガスが巻く



暖かいので雪が緩んできてズボズボと抜ける。

家内も私も大転倒してしまった。



樹氷の輝く中を登って行く





11時25分天狗塚山頂着



360度の眺望です。



天狗峠の向こうに三嶺の三角錐の山頂がくっきりと見える。

その向こうの雲海の上には剣山と次郎笈が顔を出している。

凄い勢いで雲が流れる。



牛の背の雪は少なくなっている。

土佐矢筈山も雪は少ないようだ。



矢筈山は雲海の中からほんの少し顔を出しているが真っ白。

やはり矢筈山は雪が深いようだ。



一年前は鹿が団体で走り回っていたが今年は全く姿を見ない。

コーヒーを飲んでしばらく休憩して下山開始



山頂から少し下ったところで、てんきちさんが登って来た。

天気が良くなるのを期待して少しゆっくりと出発したらしい。

今日は堰堤に車を止めているとの事なので牛の背経由で帰られるのかな?

私達も行きたいと思ったが家内が反対。

天気が急変するか解らないのでこのまま帰る事にした。



益々雪が緩んでズボズボと抜ける。

足を引き抜くのに力がいる。



大岩の所で天狗塚を眺めながら昼食にする。

今日はサラダ巻きとはるさめ味噌味スープ

岩陰は風が当たらずポカポカ



牛の背方向を見ると早くもてんきちさんが天狗塚山頂を降りて牛の背に向かっているのが見える。

私達も天狗峠に向けて出発



12時23分、天狗峠に帰ってくる。



右に三嶺を見ながら下って行く



北東の斜面は素晴らしい霧氷が広がる。

朝よりも霧氷が増えたような気がする?

激しく流れるガスが霧氷を付けたのかな?



矢筈山系に向かって尻セードを楽しむ。

雪の表面が堅くなっているのでかなり良く滑る



霧氷の向こうに西熊山



藍住のお二人もズボズボ踏み抜いている。

雪は表面は堅く締まっているが、踏み抜くとその下は地熱の所為か雪が融けて空洞になっていて大穴が空く。

踏み抜くと足を抜くのにかなり疲れる。

雪が堅くてお尻が痛いが尻セードで下る方が楽。



ピークからの下りは雪が殆ど融けていた。

14時17分登山口着。

帰り道で、てんきちさんが林道を歩いて帰ってきているのに出会う。

もう牛の背経由で帰ってこられたようだ。

早いなあ!

挨拶をしてお別れする。

西山林道は落石が多い。

落石は尖っているので踏めば4駆のタイヤでもパンクする可能性がある。

こんな所でパンクすると一大事だ。

慎重に避けて進む。

所が、崖上からサッカーボール大の落石があり目の前で弾んで車道を転がって行った。

こんなのが当たったら車は壊れるし、歩いていて当たると大けがをする。

先日の柴小屋山への林道でもそうだったが、雪解け時には落石が多いので注意が必要だ。

帰りは名頃経由で帰る。

名頃の登山口には車が一台。

丸石登山口のあたりから尾根を見上げるとかなり下まで真っ白になっている。

見ノ越への道路はすっかり雪が融けて無くなっている。

大塚山荘の上に少し残っていたが、路面は見えている。

見ノ越の駐車場は全く雪は無く、まだ3台停まっていた。

トンネルを過ぎると剣山だけでは無くて天神丸や高城山も真っ白。

天狗塚山頂から見た時、剣山は深い雲海の上に顔を出していた。

あの雲が雪雲だったのかな?

土須峠分岐のあたりから見上げても真っ白になっていた。

しかし、お山の積雪はかなり少なくなっている。

もう一度寒波がこないと雪が無くなってしまいそうだ。

それにしても今年は随分と雪山歩きを堪能する事が出来てよかった。





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