一の森 剣山 次郎笈 2009/07/11
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シコクバイカウツギの咲き乱れるトラバース道を歩く

天気予報では何とか雨の心配はない様だ。

5時過ぎに家を出てコリトリから見ノ越へと向かうと一面ガス。

すぐ目の前も見えない程だ。

ライトを点けてのろのろと走る。

駐車場に着くと少しばかりの車が停まっていて何人かが準備中。

先日、雨の二ッ岳でコンデジが壊れた。

その前には剣山で液晶に雨が入りシミになってしまった。

エントツ山さんやマーシーさんが防水のカメラを使っているのを知り私も同機種を入手した。

これで雨でも大丈夫かな



7時50分、皆さんより先に出発。

今までコンデジはずっとリコーを使っているので、新しいペンタックスのカメラは使い勝手が違う。



緑濃くなった山道を行く。

今日はまだ誰も歩いていないのか?

動物の足跡だけが残っている。

マクロにしようと思ったがワンタッチで切り替わらない。

一々メニューで選ばないといけない。

また通常マクロと1pマクロがありこれもややこしい。

マクロでは遠くが写せない。

リコーはその点便利だった。



何時もの所にサワオトギリ

手ぶれがひどくおかしいと思ったらなんと、このカメラ手ぶれ防止機能が?

よく確かめずにW60と言うのを購入したが最新式のW80を購入すべきだった。

私の買い物は何時もこんな調子。



遊歩道との分岐を過ぎて登っていくとなんと言う事でしょう??

お気に入りだったブナの古木が真っ二つに折れている!

最近大風が吹いた事もないのに??

これからこのブナはどうなるのかなあ?



ウツギの花がまだ綺麗に咲き残っている。

今、花の盛りはシコクウツギ



突然道の真ん中に立派な角の鹿がいた。

近づくと下の林に逃げたが、林の中でコッチをじっと見ている。

トゲアザミがアチコチに咲いている。



西島の野営場に着くと剣山山頂はガスが消えている。

三嶺の方向はガスに埋もれている。



ミヤマオトギリとコナスビ



木の階段脇にはキツネノボタン

8時35分西島駅に着く。

誰もいない。

休憩しているとリフトが動き出したが誰も下りてこない。

始発は8時からと思っていたが(7/23〜8/28の間)だけで通常は9時かららしい。



三嶺方向は厚いガス。



リフト横の花壇のナンゴククガイソウやキレンゲショウマはまだ蕾



ミヤマキンポウゲやニッコウキスゲは花の盛り



刀掛けの松コースを登る事にする。



チダケサシとミヤマオトギリが沢山咲いている。



赤帽子山や天神丸の方向にはガスが流れている。



刀掛けの松から行場に向かう。

右はキノコかな?



コケの実?とヒメレンゲ



オククルマムグラもまだまだ元気



今日の目的の花、ヒメフウロが沢山咲いている。



何時見ても可愛い。

昔、園芸種を育てていたが、やはり山に咲く野生のヒメフウロは特別素晴らしい。



ミヤマカラマツが雨に濡れて花を閉じているのが残念



鹿避け階段に向かうとウワバミソウが咲いていた。



ギンバイソウは沢山の蕾を付けている。



此処にもヒメフウロ



トラバース道を一の森に向かう

此処にはシコク(バイカ)ウツギの花盛り



付け替えられ不揃いの丸太の橋を渡る。



穴吹川源流の水量は多い。

冷たい水で喉を癒す。



お花畑には、カニコウモリがビッシリと咲いている。



お花畑からは気持ちの良い森が続く。



足下にビッシリとヒメシャラの花が落ちている。

見上げるとまだ花が咲き残っていた。



今年も会えましたオオヤマレンゲ。

まだ蕾も残っていました。



こんな所にタニギキョウ

変なキノコ



遭難碑から一の森に向かう



一の森ヒュッテにはもうシコクフウロが咲き始めていた。



高城山方向はまだガスの中



庭のシャクナゲが丁度満開。



一の森三角点で記念撮影。



コメツツジが綺麗な花を咲かせていた。

明るくなると1pマクロは良くピントが合う。

リコーは気を付けないと後ろにピントが飛んでしまうがこのカメラはかなり良く合焦する。



一の森頂上とガスの向こうに槍戸山



一の森から剣山に向かう

慰霊碑分岐に来ると男性グループが登ってきた。

記念撮影したりして、とても賑やか。



沢山のトゲアザミの中に二株のシロバナがあった。



ミヤマタニソバの花が少し咲いていた。



二の森への岩場に沢山咲いて?いた。

花なのか?実なのか?

蘭ちゃんに、シコクバイカオウレンの実だと教えていただきました。

そう言えば此処には春にシコクバイカオウレンが咲き乱れていました。



5月に咲いていたシコクバイカオウレン



ギンリョウソウがまだまだ初々しい。



?の花

三の森に向かうと次郎笈の姿が..



低地では既に散ってしまったヤブウツギが此処ではまだ咲き誇っている。

ツマトリソウはわずかに咲き残っている。



ホソバシュロソウも殆ど消えてしまった。

木道に着くと男性が一人座り込んで食事をしている。

こんな所で?

「せっかく登ったのになんにも見えない」

とぼやいていた。



ヤブウツギの咲く木道を頂上に向かう。

木道の下は、まだ笹は復活していない。

木道が出来てからもう随分と年月が過ぎたが、一端裸地になると元に戻るのは大変だなあ。



11時29分剣山頂上着。

誰もいない。

こんなに寂しいのは初めて。



とりあえず次郎笈に向かう。



ガスが激しく流れて目の前が真っ白になったり次郎笈が姿を現したりする。

あまりにお腹がすいたのでトラバース分岐手前の岩場でおにぎりを食べる。

青年が三脚とカメラを提げて駆け下りてきた。



トラバース分岐を行くと朝に駐車場でお会いした神戸のグループが下りてきた。

随分とゆっくりしているみたい。

これから一の森に向かうと言う。



エンヤコラと登るとコメツツジが咲いている。

撮影休憩



12時22分次郎笈頂上着

大きな三脚と大きなレンズが覗いているバックが置いてある。



先程追い越していった青年が一生懸命コメツツジを写している。

高松から来た青年で、○ースキャンプでガイドの経験もおありだとか。

独立してツアー客向けのガイドをやりたいと言っておられた。

頑張ってくださいね。

何時も花の名前でご指導をいただいているHIROさんのお知り合いだとの事。

三嶺を写しに来たらしいがガスが晴れないので諦めて下りていった。



岩場で昼食して頂上に帰ると団体さんがやって来ていた。



コメツツジの咲く道を下る。



西島へと遊歩道を進む

カエデの葉が真っ赤?

ムシコブかな?



コマユミも花が満開

二度見の展望台の分岐で先程の男性が次郎笈を写していた。

しばらくお話ししてお先に失礼する。



次郎笈方向はガスが晴れている。

ミゾホウズキが沢山咲いている。



イワガラミの勢いが良い。



道の両側にはシコク(バイカ)ウツギが咲き誇る。



ツルカノコソウも可愛く咲いていた



孤高のバイケイソウとビッシリ咲いているイワガラミ



14時05分西島着



ノイバラの向こうに三嶺が顔を出した。



アワモリショウマの咲く遊歩道を下り、14時56分登山口の神社着



駐車場も今日は随分と寂しい。

ガスの中で眺望は悪かったが、初夏の花に沢山出会えた。

キレンゲショウマの時期ももうすぐやってくる。

楽しみだなあ。


里山倶楽部四国




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