春の里山 第27回 やまなみウォークラリー  2010/3/28
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− 鴨島駅から眉山頂上広場まで31qのウォークラリーに参加 −

今年も徳島県勤労者山岳連盟主催のやまなみウォークラリーの開催日となった。

今までは、完歩の自信が無く参加しなかったが、昨年は藤井寺〜焼山寺往復や

雲早山〜高丸山ピストン等を経験したので何となく歩けるような気がする。

タケちゃんに話を持ちかけると鴨島まで奥さんが送ってくれることとなった。

これは参加するしかない。

しかし、総歩行距離31q、累計標高差1900m。

歩き通すことが出来るだろうか?

朝5時前に家を出て眉山山頂で落ち合う。

鴨島駅には6時前に到着。

タケちゃんの奥様、朝早くにかかわらず無理なお願いを聞いていただきありがとうございました。

始発の列車到着前なのでガラガラ

千円払って受け付けし3番、4番、6番のゼッケンをもらう。

なんと会社の同僚F本さんが受付をしていた。

トイレなどを済ませて定刻の6時10分に出発。



ゼッケン1番から10番までの集団で鴨島の町を藤井寺方面に向かう。

あれっ!GPSの電源を入れるのを忘れていた。



吉野川市庁の前を通ると川島高校の応援垂れ幕。

昨日は残念なサヨナラ負けだったなあ。

全員かなりな早足。

昨日の足慣らしでは12.5qに休憩を除いて5.5時間かかっている。

平均時速2.3キロほど

これでは31q歩くのに13時間以上掛かってしまう。

制限時間の10時間以内で歩くためには休憩時間も入れて時速3キロ以上で歩く必要がある。



三谷寺を過ぎると山道に入っていく。



元気な内に距離を稼ごうと目一杯で歩いて行くと早くもトレランの若い人達が集団で追い抜いていく。



私達も下りは少し走るように進む。

痛んだ沢筋もあって足下が危ういところもある。



標高200m位の鉄塔巡視路を進むが急坂も現れてくる。



神山の峠の標識が現れてくると登山者にも追い抜かれるようになる。



8時21分、100番のゼッケンの女性に追い抜かれた。

これまで50人以上に抜かれた。

そのたびに止まって横に寄るので疲れが増す。

290mのピークへ登り始めると足が重くなる。

いくつかのピークを越えてきたが急坂らしき所もなかったのに?

昨日の足慣らしが今頃効いてきたのか?

堪らず座り込む。

今まで一緒に歩いてきた香川から来られた単独の男性に、先に行ってもらうようにお願いする。



ミツバツツジ?が綺麗だなあ。

鉄塔巡視路なので四電特有の鉄製の橋もある。



いくつか鉄塔のピークを越えて下ると「曲突越」のチェックポイント着。

8時56分着、出発から2時間46分

此処まで約10.5q

平均速度3.8キロ

このペースで歩けば何とかなりそう。

冷たい水をいただいて出発。



一緒に出発した皆さんも此処で休んでいる。

出発して少し登ると立派な板碑が祀られている。



鉄塔広場で皆さん一休み中。

この先にずっと続く鉄塔の列。あの鉄塔を辿って歩かなければならない。

遠いなあ

この辺まで来るとトレランの人達は殆ど追い越していったらしい。

静かになる。

次回参加するときはトレランの人達が出発した後で出発することにしよう。

次から次と避けるのに一々止まるので時間と体力の無駄となる。

第一、大勢に抜かれるのは気分的に良くない。



眼下に石井の町

遠く大麻山も霞んで見える。



童学寺越えに近づくと家内に離され始め追いつくのに苦労する。

今まで元気に走っていた子供達のグループが立ち止まっていた。

頑張って!



右下に高川東コースのゴルフ場

もう越えたと思っていた童学寺越えはまだ先らしい



10時5分、突然広場に出る。

石井町ハイキングコースの地蔵峠らしい?

いつの間に童学寺トンネルを過ぎたのか?



気延山近辺は昔、農業大学の桜やツバキ園、野鳥の森など良く写真を撮りに訪れた。

この気延山(きのべやま)は、源義経が、平家の討伐(1185年)旧2月に

  香川県の屋島へ行くため、小松島市の周辺に上陸し、

  あずり越えを越えて
来て、陣を張り、休息をした場所だそうだ。



いよいよ気延山へ向かっての登り。

たいした標高差でもないのに、足が重い。

沢山のピークを踏ん張って登る。

気延山への最後の登りで足が上がらなくなった。

こんな事で最後の地蔵峠からの急坂を登ることが出来るのか?



頂上手前で右に急カーブする。

150m程急坂を転げるように下る。

太ももが悲鳴を上げる。

突然保育所のような所に着く。



内の御田に11時1分着。

出発から4時間51分

此処までの距離は17.5キロ

残りは14キロくらいか?

此処までの平均速度約3.6キロ

ミカンのサービスを戴いて昼食。

内の御田(うちのみた) は阿波でも一番古く開けたところ・・・ 

収穫したお米が大変おいしく、佐那河内の米と共に国主殿様の御料米として指定され、

内の御田の地名もここからきたものらしい。

約1200年以上古い時代の豪族の墓で横穴式古墳である内の御田古墳があるらしい。

中津峰でよくお会いする男性がやって来た。

6時44分着のJRだと言うから私達よりも35分以上後からの出発。

早いなあ。少しお話しして先に出発していった。

私の足は先程の下りで目一杯。


何時までも休んでいたいがソウも行かない。

水道があったので顔を洗うがついゴクゴクと水を飲んでしまった。



11時21分出発。

射撃場の前の畑の中に入っていく。

此処からの登りはきついと聞いている。

しかし、難なくピークに到着。

あれっ!噂ほどでは?

しかし甘かった。

ぐんと下がってからまた登り。

ガックリ!

此処で脇腹が痛くなった。

先程生水をがぶ飲みしたのが悪かったようだ。

家内達は先に進んでいる。

脂汗を流して座り込む。

リタイヤしようかとの考えが脳裏にかすめるが、気を取り直してまた登る。

ピークでは家内だけが待っていてタケちゃんには先に行ってもらったようだ。

ピークからはまたきつい下り。



廃屋の前から車道に出る。

12時20分



此処から延々と車道歩き。

遅れを取り戻そうと必死で歩く。



南環状線の工事現場を過ぎて僧都(そうず)のチェックポイントに12時59分着

僧都(そうず)とは変わった地名。昔、僧官が住んでいたのか?

それとも「僧都」(鹿脅し)が沢山あったのか?


阿波の波浪雲さんが待っていてくれた。

自動販売機でスポーツドリンクを補充する。



さあいよいよ最後の眉山への登り。

登山口は民家の左。

間違えて民家の奥様に教えていただいた。



傷んだ四電の鉄道巡視路を登る。

道が悪い上に急坂。

喘ぎ喘ぎ登る。

おまけに雨まで降ってきた。



尾根まで登ると傾斜が緩くなる。

ゴルフ場のプレイの声を聞きながら進むと196mの三角点。

頂上までの標高差は後100m程とほっとする。

しかしなんとその先から急降下。

雨に濡れて滑りそうな急坂を標高82mまで一気に下る。

八万の川北からの車道に出る。



沢にはカラフルな水車と「僧都」(鹿脅し)が沢山設置されている。

車道を上り始めるがマメが出来たのか足の裏が痛くなる。

車道横には手製の休憩場所も設置されている。

家内は先に進むが私は手製のベンチで一休み。

家内は3時までにゴールすることを目標としていたが、私が足を引っ張ったためこのままでは間に合わない。

機嫌が悪い。



地蔵越のチェックポイント14時16分着。

温かい紅茶を戴いていよいよ最後の地蔵峠の登り



立派な地蔵さんがお出迎え



さすが噂の難所。

急坂が続く。

ロープを掴みながら体を持ち上げていく。

やっと登り切ると234mの三角点



山頂までの偽ピークを越えていくが突然太ももが攣った。

ガマンして登るともう一方の太ももにも痛みが走る。

立木にもたれて痛みの去るのを待つ。

登山者の集団がどんどん追い越して行く。

「頑張って」とお声掛けいただく。

しばらくすると痛みも引いたので再度登る。

やっと眉山頂上290mに14時54分到着。

此処からはもう下りだけ。

家内は待ちくたびれて先に行った模様。

最後のスポーツドリンクを飲み干し景色を眺める。

遠くに日の峰が見える。



一息入れてからは元気復活。

走るように下るとタケちゃんから心配の電話。



車道を小走りに進み15時34分ゴール。

タケちゃんと家内が出迎えてくれた。



所要時間9時間24分

何とか時間内に到着をすることが出来た。

家内は不満そうだったが私は大満足。

予想以上に厳しいコースだった。

私のようにメタボの参加者はいなかった。

来年までにダイエットして再チャレンジしようかな?

帰って風呂に入ると4.5キロも体重が減っていた。

このまま寝てしまえばダイエットできるのにと思いながら祝杯を重ねた。

今日の記録、私には、目一杯でした





総歩行距離 31.7キロ

累計標高差 +1943m −1707m

平均歩行速度3.3キロ/時(休憩時間も含む)

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