早春の里山  やまなみウォークラリー2012 気延山 眉山   2012/03/25
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- 若い人たちとのふれ合いがうれしい やまなみウォーク 何とか今回も完歩出来ました 一応登山です -


去年は家内が手術した直ぐ後だったので参加できなかったやまなみウォーク

今年もその日がやって来た。

徳島の里山を歩く                              
第29回やまなみウォークラリー

30キロコース


                                徳島県勤労者山岳連盟様のHPからお借りしました。

天気予報がマズマズなのを確認してタケちゃんを誘う。

所が朝4時に目が覚めると大雨。

直ぐに止んだが山道の状態が心配。

5時前に家を出るが、ジョギングシューズか登山靴かで悩む。

雨で足場が悪いだろうと登山靴にする。

これが後で大間違いだったことを痛い程知らされる。

眉山でタケちゃんと待ち合わせてタケちゃんの車で鴨島駅へ。

途中見る大川原高原は真っ白だった。

朝方に降ったのだろうか?

タケちゃんの奥さん、毎回のお付き合いありがとうございます。

トイレに寄って(前回トイレに寄らずに出発して途中で大変な目に遭った)6時15分出発。

家内がゼッケン40番。私は41番。



鴨嶋の商店街を登山口に向かう。

焼山寺への道を右に見送り更に進んでいく。

家内はなかなかペースが上がらない。

タケちゃんは先に行ってしまった。



民家ではジンチョウゲが満開で良い香りがする。

民家が途切れるといよいよ山道に入る。

6時59分



早速、大勢のランナーに追い抜かれる。



沢筋に来るとシロバナショウジョウバカマが群生している

今年初めての出会い。

いつ見ても清楚で綺麗な花だ。



皆さんは花など目もくれないでガンガン走っている。

何しろトップの人は4時間を切ってゴールインするらしいから凄い。

皆さん明るく挨拶してから追い抜いていく。



何個も鉄塔を越えていく。

このコースは四電の鉄塔巡視路をたどるコースとなっている。

鉄塔はピークに建っていて、その度に登りまた沢に降りる。



倒木が多くて乗り越えながら進んでいると、勝ぼうずさんが追い越していった。



前回はあっという間に着いたと思うのに今回はなかなか第一CPに着かない。

やっと第一CPの曲突越(くどうごえ)着

此処まで10.5キロ

9時18分

出発してから3時間以上掛かっている。

前回は2時間46分だったので随分と遅いペースだ。

チェックを受けて温かい紅茶をいただく。

タケちゃんは20分前に通過している。



遅れているので直ぐに出発

急坂を登り切ると、何時も小さな幟が奉納されている石碑がある。

何かの謂われがあるのだろうか。

地図にも神社の印がある。

昔は此処に神社があったのだろうか。



また急坂を下り鉄塔へと登る。



石井の町の向こうに大麻山

気延山はまだかなり遠くに見えている。

後いくつピークを越えないといけないのかなあ。

この頃になると周りには同じ顔ぶれが歩くようになる。

登りでは私達が追い抜き、下りでは追い抜かれるの繰り返し。



右には神山の町が見えてくる。

眼下に高川東ゴルフコース。

その向こうに大川原高原が白く積雪しているのが見える。



童学寺越えを過ぎて、赤い鉄塔を越えると三角点があった。

三頭三角点「入田村」194.1m



前山古墳の石柱と説明板がある。

二基の前方後円墳があるそうだ。

気延山周辺には多くの古墳があることで有名。

前方から大勢ののお年寄りがやってくる。

何かのイベントがあるみたい。



道ばたには濃いムラサキのスミレが沢山咲いている

ナガバノタチツボスミレだろうか。

今年は雪山ばかり歩いていたのでスミレの群生に出会ったのは初めて。



やはりあすなろ会が何かのイベントを開催していたようだ。

目の前には佐那河内の山が連なる。

ここから剣山などを遠望することが出来るらしい。



アオモジがあちこちに咲いている。

四等三角点「山路」173.9mを通過。

気延山へは一旦下ってまた登る。

中津峰でよくお会いした男性が追い越していった。

もうやまなみウォークも最後だと言っておられたが、ドンドン先に登って行ってしまった。

私達はとても追いついていけない。



一生懸命登ると気延山山頂212.3m

源義経がこの山を訪れ休息したことから気延山と名づけられたらしい。

役行者と弘法大師の石像と祠がある。

祠の裏に山頂標識と三等三角点「行者森」がある。

三角点名からも此処が役行者に関係あることが推測される?

気延山は信仰の山としてよく知られているそうだ。



東の峰展望台への道を左に見てドンドン下っていく

ヤブツバキの落花が綺麗だ。

此処にも古墳群の標識。



下って行くと八倉比売神社がある。

立派な神社だ。

古い謂われのある神社で、この地にある200余の古墳と縁があるらしい。

阿波の天照大神と言われる八倉比売命を祀っている。

社殿裏には五角形の磐境(いわさか)があり卑弥呼の墓だとされている。

国分寺も直ぐ近くにあり、昔阿波国の中心はこのあたりだったようだ。



車道を行くと目の前に居た大勢の登山者が居なくなってしまった。

脇道があったのに気がつかなかった。

急いで引き返す。

途中、椿の樹の横に階段道があった。



阿波史跡公園に着く。

第2CP 11時29分着。

美味しいミカンをいただく。

私はミカンは余り好きでは無いのだが、とても美味しくて2個も食べてしまった。

此処でもタケちゃんは20分前に通過している。

食後に立派なトイレをお借りして、車道を下っていく。

途中国分寺の横を通る。



六地蔵の板碑を通過すると綺麗な水路がある。

鮎喰川からの水を引いているのかも。



道ばたにオドリコソウが沢山咲いていた。

咲き始めたばかりで初々しい。



鮎喰川の堤防道路に上がる手前に水門があり綺麗な水が貯まっている。

鮎喰川の水路は堤防のかなり下だが、何処からこの綺麗な水が湧いているのだろうか?

前回は辰の山197mを越えなければならなかったが、昨年から迂回して車道歩きとなった。

辰の山はきつい山なので随分と楽になったと思っていたが、車道歩きが長くなった。

一生懸命歩いていると鮎喰川に架かる一宮橋を越えるあたりから足の裏が痛くなった。

硬い登山靴を履いているので足の裏にマメが出来たらしい。

段々痛くなって第3CPの僧都までの道が遠い。

此処からなら自宅がすぐ其処。

このまま帰ろうかとも思うが車は眉山の頂上に停めてある。

足の指の付け根が痛いので踵に重心を置いて指先を浮かして歩く。

僧都12時40分着

スポーツ飲料をいただく。



ついにマメが裂けてしまった。

眉山への急坂に取りかかる。

鉄塔巡視路はかなり痛んでいてキツイ。

しかし、舗装路程足の裏が痛くない。



ピークに近づくと私達の住んでいる団地が眼下に見える。

眉山カントリーの歓声を聞きながら幾つかのピークを越えていくと196.3mの三等三角点「名東山」に着く。



此処からは急な下り。

今朝の雨で濡れていて良く滑る。

若い人たちも大勢が尻餅をついていた。

車道に出ると鹿脅し(僧都)があり、良い音を発てていた。



車道を登っていくが私の足の裏はもう限界。

マメが大きくなっていくのを感じる。

しかし、痛さを無視して歩く。

みんなに追い抜かれていく。

若い人達だけでは無くかなり年配の人たちにも抜かれる。

体力脚力の無いことを痛感。

第4CPの地蔵峠で暖かい紅茶をいただいて休まずに進む。

道路脇の崖にはアオモジが花盛り

13時55分地蔵越えに着きそのまま山道に入る。



道ばたのスミレが気持ちを癒やしてくれる。

二年ぶりに会ったお地蔵さんは穏やかなお顔をしている。



ここからが本日の最大の試練の坂が続く。

踏ん張って踏ん張って登る。

四等三角点「長谷」234.1を越えていく。



更に登って行くが標高たった300m足らずの山なのにきついこと。

14時26分、眉山山頂290mに到着。

あれっこんな所にまだ勝ぼうずさんが居る。

しばらく一緒に下る。

黒岩神社分岐通過。



金山彦神社と四等三角点「三谷」282.9mを通過

此処で水を飲んで一息入れる。

勝ぼうずさんは先に走っていった。



やっと車道に出た。

足のマメは潰れてしまって痛さを感じなくなった。

皆さんが出迎えてくれる中、ゴールに到着

14時57分

完走証をいただく。

コースタイム8時間42分。

家内は念願の9時間を切ることが出来て大喜び。

タケちゃんは8時間8分だったらしい。

コーヒーとお菓子をいただいて立ち上がるともういけません。

足がガクガク。

家に帰って熱い風呂にゆっくりと入って缶ビールを2本飲んでやっと一息つく。

今日は、皆さんに比べて体力脚力が劣っていることを実感させられた。

しかし、史跡公園で食事しただけで、休憩なしで歩き続けたので念願の9時間を切ることが出来た。

晩酌に大吟醸を奮発。

明日は東京出張だが地下鉄の階段が心配。


第27回やまなみウォークラリーはこちら


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