－ 中津峰山 チャボホトトギス ミヤマウズラ －
暑いので遠くの山に行く気がしない。
朝の涼しいうちに中津峰に行くことにする。
 
金谷の駐車場には車は2台だけ。
農家の庭のサルスベリが見事だ
栗も大きくなっている
沢筋に入ると真っ白のセンニンソウが一面に咲いている。
よく見ると少しクリーム色がかったセンニンソウより小さなボタンヅルが混ざって咲いている。
このようにボタンヅルの上に覆い被さるようにセンニンソウが咲いているのは初めて見た。
 
この花はボタンヅル
葉に鋸歯があることで見分けられる
右のセンニンソウの葉には鋸歯がない。
センニンソウは花が3センチくらい
ボタンヅルは2センチくらい。
両方の花も花弁はなく白い花のように見えるのは萼だ。
 
ヤブガラシが木々に巻き付くように咲いている。
クサギも一面に咲いている。
 
道端にはヌスビトハギが一面に咲いている。
中に少し大きな花が混じっている。
この花はフジカンゾウのようだ。
 
ヌスビトハギの葉は３出複葉
フジカンゾウの葉は互生し、2～3対の小葉をもった奇数羽状複葉
 
此処のゲンノショウコは背が高い
普通のとは種類が違うのかも？
渓流の水量は少ないが冷たい空気が流れている。
 
たたらの滝も全く水が流れていない。
 
こもれび広場までの道はかなり荒れている。
汗か吹き出る。
男性が一人追い越して行った
 
気温は２３度
 
やれやれベンチで２５度
今日は冷たい水を沢山用意してきたので休みながら登る
タマゴタケに似ているが似ているが？
今日の第一目的のミヤマウズラ発見
ラン科の花で鳥が羽を広げて飛んでいるように見える。
豚の鼻のような模様も面白い
まだノリウツギが綺麗に咲いている。
那賀川河口、淡島海岸と製紙工場
 
上の駐車場に来ると先程の男性がもう降りてきた
キンミズヒキが群生している。
ミズキの花柄がピンクになってきている。
 
登山口でまた休憩
冷たい風が気持ちいい
 
ヒメヤブランが所々に咲いている。
 
トラバース道に来ると無風となり汗が噴き出る
ミズヒキは大好きな花
毎年出会うと嬉しくなる。
 
ツルリンドウやチャボホトトギスは葉っぱばかり
今年は花が咲くのが遅れているのかな
急坂を登るとお盆で鈍った体が悲鳴を上げる
 
？のキノコが多い
 
如意輪寺からの道と交わるとツルリンドウが咲き始めていた。
秋の花は標高の高い所から咲き始めるようだ。
チャボホトトギスも数輪咲いているのを発見
咲いたばかりで初々しい
ヤマジノホトトギスも初々しい花を咲かせていた
 
随分と時間をかけて中津峰山頂到着
例年通りヒメヤブランが群生している。
 
中津峰山町には誰もいない。
大川原高原の方向は黒い雲に覆われている。
雨が降っているのかな？
 
東屋の周りにはテーブルなどが増えていた。
オニヤンマが２匹飛び交っている。
早く飛ぶので撮影は無理だと思っていたら目の前にやって来てホバリングしている。
まるで早く写してくれと言っているようだ。
コンデジなのでピントが合うか心配だったがとりあえず数ショット撮影する。
撮影が終わるのを待っていたようにくるっと回って飛び去っていった。
この写真のトンボは岩に留まっているのではありません
１ｍ位の高さでホバリングしている状態を写したので羽は映っていません。
 
頂上直下にもツルリンドウが咲き始めていた
 
展望台へ向かうと蕾のテイショウソウが群生している。
もう少ししたら花を咲かせることだろう。
ヤマジノホトトギスも多い
 
昨年は少なかったシコクママコナが沢山咲いている。
急に薄暗くなって雨が降ってきた。
 
カモシカ谷に降りて行くとチャボホトトギスが咲いている。
次々にチャボホトトギス発見
薄暗い道に黄色の花が鮮やかに浮かんで見える
 
オタカラコウはまだ葉っぱだけ
タラの木に留まっている赤とんぼはアキアカネではないようだが。
翅の先端の褐色斑と胸が紅くないことからリスアカネの♂かもしれない。
よく調べると、真っ赤になる前のコノシメトンボの♂のようです。
この後、成熟すると胸まで真っ赤になります。
 
イワタバコが沢山咲いていた
花の盛りは過ぎたようだが一面に群生している。
昔に比べて随分と増えたようだ。
広場の椅子で冷たい水を飲み一息入れる。
ふと見るとピンクのミヤマウズラが咲いている。
その名前の元となったウズラの羽に似ているという模様入りの葉も綺麗に見えている。
葉を確認出来たのは初めて。
 
次に来た時には消えているかも知れないので心ゆくまでじっくりと楽しむ。
下山するといつの間にか雨が止んで夏の空になっていた。
駐車場まで歩くだけで汗が噴き出してきた。
家に飛んで帰りシャワーを浴びて、氷冷のカンビールを一息で飲み干しソファで昼寝。
極楽極楽
今年も中津峰山には秋の花が咲き始めた。
毎年同じ花で変わり映えはしないが毎年出会えることが嬉しい。
里山倶楽部四国編
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