春の里山 二ッ岳 アケボノツツジ  2010/5/16
          ホームページ里山倶楽部四国編 

− 中ノ川登山口から登る二ッ岳 アケボノツツジ満開 −

昨日はゴルフ。今日は天気が悪いと思い山歩きの予定をしていなかった。

所がいつの間にか天気予報が変わって天気になるらしい。

急遽、二ッ岳に登る事を決定。

昨年、肉淵から登った時は雨で、素晴らしいと言われている眺望を楽しむ事が出来なかった。

どうせなら土居側から登りたい。

5時に出発して土居インターから国道を走り、浦山川の手前の大きな「二ッ岳登山口」の看板から左折。

前に徳島ナンバーのCRVが走っていて道に戸惑っている?ので先に進む。

ガタガタ道を走り不思議なお城を過ぎると登山口。

この先に新登山口があるそうだが通行止めの看板がある。

しかし、通れるようなのでそのまま進む。

4q程走って新登山口近くになった所に通行止めの柵があった。

6月30日まで通行止めと書いてある。

広くなった所に車を停めて歩いていこうかと思ったが止めて引き返す。



30分程無駄にして、登山口に帰ってくると先程の徳島ナンバーのCRVが停まっていた。

もう出発したらしい。

7時39分中ノ川登山口出発。

標高460m

二ッ岳山頂1647mまで標高差1187m

標識には峨蔵越1時間40分、二ッ岳2時間40分と書いてあるが?

実際には山頂まで4時間程掛かるらしい。

気を引き締めて歩き始める。



オンツツジが鮮やかに咲いている。

ホウチャクソウの群落が続く。

かなり大きな花を付けている。



浦山川の支流に沿って、植林帯をモクモクと歩く。

ウワバミソウはまだ蕾



タニギキョウが群生

コンロンソウも暗い樹林帯の中で一際鮮やかに咲いている。



さすが二つ岳、岩場も出てくる。

コガクウツギが咲き始めている。



セントウソウよりも大きいが?



ミヤマハコベとユキモチソウ



でっかいエンレイソウが一杯咲いている。

大きなナルコユリはまだ蕾



鉱山跡地への分岐があり、道が沢から上がってきている。

コバノガバズミかな??



川の向こう岸に先程走った林道が見える。通行止めの先も、もう工事は終わっているようだが?

8時44分新登山口からの道と合流。

標高930m程



木々の間から鯛の頭が覗いている。

新緑が素晴らしい。

土居からの道は急坂かと思っていたが意外と緩やかで歩きやすい。



急に開けた場所について家内が歓声を上げた。



輝くような緑を切り裂くように垂直に落ちる敬天の滝

グランパさんが初めてこの滝を見た時に感激して「仰天の滝」と呼んだとか?

8時50分

水休憩して出発



樹間に端正な赤星山

樹林帯をのんびりと歩く



山の境界石かな?



水平道となりやがて沢に向かって下りてゆく。

豊かな沢に着く。



コチャルメルソウやシコクスミレの群生地があるが、もう花は終わっている。



峨蔵営林小屋跡に着く

山頂まで後2qの標識

普通なら一時間余りで着くはずだが?



後1.5qの標識を右に曲がる。

真っ直ぐ行くと赤星山とハネズル山の鞍部の小箱越に着くらしい。



ユキザサはまだ蕾。残念だなあ。

オオカメノキは丁度見頃。

もう少しと思いながら登るがなかなか着かない。



9時37分峨蔵越(1266M)に着く。

CRVの男性が休憩されていた。

お話しすると阿南から初めてやって来たとの事。

美味しそうなみたらし団子の食事中?なのでお先に失礼する。



谷間にはアケボノツツジのピンクが美しい。



リョウブの若葉が輝いている。

ルンルン気分で登って行く。



コヨウラクツツジの花も可愛いなあ。



やがてロープが現れて急な岩場となる。

後、1qの標識

リュックに仕舞ったストックが枝に引っかかり身動きが出来なくなる。

峨蔵越えにデポしてくれば良かった。



岩場に登り着くと目の前にアケボノツツジのピンクが眼に飛び込んでくる。



振り返った谷間にもアケボノツツジ



急坂に、脹ら脛がパンパンになってきた。

ストックも相変わらず邪魔だ。

後から考えるとピストンだから、此処の岩場においておけば良かった。

気が付くと直ぐ後ろに先程の男性が登ってくる。

頑張って登るが、次の岩場でギブアップ。

先に行くようにお願いして一休憩。

土居の街を眺めながらカテキンのお茶で喉を潤す。



振り返ると赤星山



ハネズル山の尾根は平坦に見える。



一旦疲れの出た足は重い。

岩をトラバースして登るのにヒイヒイ



梯子を登り、頑張って鯛の頭に着く。

10時27分

此処で大休憩



余裕があれば鯛の頭のてっぺんにも登りたいのだけれど..



再び歩き始めると後500mの標識



コヨウラクツツジを写しながら一休憩



色の濃いピンクのコミヤマカタバミと線だけが赤いコミヤマカタバミ

こんな鮮やかなピンクのコミヤマカタバミは珍しい。



三ッ森山方面か?



有名な三島警察署の「これから先は命がけ」の標識から岩場を登るが引っかかりがあり見た目より登りやすい。

前回は雨だったので滑って困った記憶がある。



岩場の陰にヒカゲツツジが群生している。

丁度花の盛りのようだ。



ピークから振り返ると鯛の頭の向こうに赤星山

此処から見ると何となく鯛が口を開けているように見える。



一旦鞍部に下りると目の前に二つ岳頂上がそびえる。



ピンクのハートのマフラーの忘れ物



「もう一息油断しないで慎重に」の標識



大岩を回り込むと頂上から先程の男性が下りてきた。

頂上からエビラ山を見て次は是非登りたいと思ったらしい。

登り切るとエビラ山への従走路の標識



分岐を過ぎて直ぐ左に二ッ岳山頂

11時10分着

登山口から約3時間半掛かった。

可愛いアケボノツツジの花が歓迎してくれた。



頂上の南の岩場に行き昼食。

眼下には富郷の谷間に銅山川

正面は東三森山か?



黒く見えている頂上が丸い山がエビラ山

その右の小さな三角錐が黒岳

エビラ山の左で雲が湧いているのは東赤石山

厳しそうな従走路だ



コーヒーを楽しんでいると年輩の精悍な男性がやってきた。

地元の方らしいが、この山は二度目との事だった。

私達と同じ中ノ川から上ってきたらしい。

「二つ岳のもう一つの山頂(角)は何処か?」と聞くので地図で確認。

どうも目の前右に見えているピーク(イワカガミ岳)が赤星山から見て右の角らしいとお話をする。

帰ろうかと立ち上がると肉淵から登ってきたと言う男性がやって来た。



11時41分下山開始

直ぐにやはり肉淵から登ってきた単独の男性

かなり疲れているようなのでもう少しですよと励ましてお別れ。



陽が照ってアケボノツツジが朝より鮮やか。

のんびりと楽しみながら下りていく。

男性一人と女性二人のパーティが登ってくる。

アケボノツツジの美しさに感激している。



登りには気づかなかった岩場にもヒカゲツツジが沢山咲いている。

鯛の頭まで帰ってくると年輩のご夫婦と柴犬の「クマ」君が休んでいる。

しばらくお話ししているとクマ君が甘えてくる。



シロモジもまだ咲き始め

慎重に梯子を下って行く



所々で立ち止まってアケボノ観賞



青空にアケボノのピンクが一際鮮やか



輝くようなリョウブの若葉とアケボノツツジ



鯛の頭を振り返る



アケボノツツジの向こうに土居の町



やはり登りでは気が付かなかったが綺麗なブナも多い



新緑とアケボノ



最後の岩場の登り返し



アケボノの見納め



13時14分随分とゆっくりして峨蔵越え到着



峨蔵越えから下り始めるとブナの芽吹きが素晴らしい



新緑を楽しみながら下りていくが結構道のりが長く感じられる。



14時4分 敬天の滝まで帰ってきた。

よく見ると朝の林道が滝の直ぐ横まで来ていた。

何の為の林道だろうか?



オトコヨウゾメの花が咲いている。

またコンロンソウなどの花を楽しみながら下って行く。



いささか足が疲れた頃登山口着

15時7分

丁度7時間半の山歩きだった。

思いっきり歩いたという充実感一杯。

素晴らしい新緑とアケボノツツジを楽しむ事も出来て最高だった。

帰りに不思議なお城をパチリ





総歩行距離 11.7q

累計標高差 ±1310m

ひたすら登りひたすら下る山でした

里山倶楽部四国編

ホームページにも是非お立ち寄りください
inserted by FC2 system